Kamesan Daily

Weblog for the Curious

2008年08月13日

このドラマに芸能人はいらんですよ

圧倒的な強さを見せてくれました、谷本あゆみ選手。
大内刈りをすかしてからの豪快な内股。
まさしく、チョー気持ちいい決まりっぷり。

一見場外に見える瞬間ですが、次のビデオで別のアングルから。
こちらはフランスでの放送のようで、デコス選手が技をかける瞬間に「いけいけ!いけ! あっ あっーーー!オーノォォォォ!」というフランス人解説者の悲痛な叫びが聞こえます。

Ayumi Tanimoto - Lucie Decosse sélectionné dans Musique

何度も巻き戻してみてしまいます。
内股が決まりつつある瞬間の、勝利を確信した満面の笑み。
対照的に、「うそ・・・投げられた」とコーチと顔をあわせて愕然とした表情。
喜ぶチーム日本。頭を抱えながらも、見事な一本を拍手で称えるデコスの家族。

その動き、その一瞬、そして彼女らの表情が、ドラマそのもの。
大げさな解説、仰々しい音楽、わざとらしいリアクションの芸能人が入り込む余地は、まったくないです。

投稿者 g_nagata : 03:34 | コメント (9) | トラックバック (0)|

2008年08月11日

パパは金メダル「やめない限りは 夢を追いかけてもいいと思います」

柔道オリンピックで銅メダルをゲットした中村美里選手、Under 20がメダリストになったのは谷選手以来で16年ぶりとのこと。

銅メダルを手に笑顔を見せる中村=北京市の北京科技大体育館で2008年8月10日、梅村直承撮影
銅メダルを手に笑顔を見せる中村
北京市の北京科技大体育館で2008年8月10日、
梅村直承撮影
毎日jpより

試合終了後のNHKのインタビューで、金が欲しかった、次は勝ちたい、負けた事が悔しいとひたすら言っていた若き中村選手。「彼女に何かアドバイスを」と質問されたのは、今年30歳の内柴選手。

 「やめない限りは 夢を追いかけてもいいと思います」

アテネ金メダルの後スランプに陥るも、「息子に無様な姿を見せることはできないから」「柔道が僕の仕事ですから」と言いながら、見事金メダルをゲットした内柴さん。一時期は五輪を諦めることも考えた内柴選手の言葉。人間くさくて、とても好きです。

内柴正人が北京五輪で日本人第一号の金メダルを獲得=北京科技大体育館(奈須稔撮影)
内柴正人が北京五輪で日本人第一号の金メダルを獲得
北京科技大体育館(奈須稔撮影)

(産経ニュースより)

自分の方向性や能力に疑問を覚えたとしても、やめない限りは、夢を追いかけることができる。
素敵です、パパでの金。

投稿者 g_nagata : 00:40 | コメント (0) | トラックバック (0)|

2008年07月22日

こんな可愛くないよ、ホームレス風だよ

先日のライブでのこと。

カウンターに座っていた友人のクミコが、演奏を聴きながらなにやらカリカリと紙に書き込んでいる。曲名?印象?感想文?お客一人ひとりの特徴を細かくチェック?

・・・と思って手元のスケッチブックを見せてもらったら、こんな感じのバンドメンバーのイラスト下書きが描かれてました。すげー上手い!まさかこんな才能を持っていたなんて、そして知り合って8年間、それを自分が知らなかった事に驚いた。

kumiko-original.jpg

周りの人たちに見せて絶賛を受けるかと思いきや、
 「でもあなた、こんな可愛くないよ」
 「実際は小汚いホームレス風のおじさんだけどね」
と、比較された実物の方が酷評されてしまいましたとさ。

うーん。

投稿者 g_nagata : 19:16 | コメント (8) | トラックバック (0)|

2008年07月19日

波と音楽とイタリアンと、私

ひさびさに久々の更新です。

朝、海に行きました。4時に波乗り仲間のOJにピックアップしてもらい、湘南へ。花水、大磯といくつかポイントを見て、最終的に辻堂に。久々の大当たり、最高にいい波。

なぜ波に乗るのか。それは僕でなくて、僕のDNAが答えを知っています。人間が人間になるよりずっと前、海に暮らしていました。海に暮らしていた生物は、波と同化してふわふわ、ぐるぐるしながら生きていて。自らが動力を持っていなかったとしても、時として、偶然にも波に乗っていたのかもしれません。

近代のイルカもまた、波乗りをします。大きな波のうねりの中に黒い影が見えたと思うと、沖の方から岸に向かって猛烈な勢いで波のパワーを受けながら、ジャンプしながら波に乗ります。何度も、何度でも、沖から岸へ、沖から岸へと。

イルカが人間を真似した、という見方もあります。僕は、初めてヒトが波乗りをした記録が残っているという西暦400年頃の人間が、イルカの真似をしたと思っています。

「波乗りってどんな気持ち?」
「like.no.other. 他の何にもたとえられない」

一言でいうと、元気が出る、かな。都会の空気、満員電車、冷房の効いたオフィス、肩こりを引き起こすノートパソコン、あらゆる毒に侵された自分の体が、自然のエネルギーと一体化したときには一気に浄化されます。

そんな波に乗った日の昼、日本帰国後初のライブ。

1ヶ月前から企画し、メンバーと一度のリハーサルと何十通のメールのやり取りを経て、ステージ構成を練り、いきなりの本番。平日の仕事が忙しいのにかまけて毎日15分から30分の個人練しかやれていなかったのを、最後の1週間でラストスパートで腕を磨く。別の呼び方をすれば付け焼刃とも言いますが。

バンドの名前はGroove Pockets。グルーヴ、文字通り訳すと「溝」だが、それは音楽のレコードの「溝」だったり、五線譜の「溝」だったり、バンドメンバーの「溝」だったりする。バンドでの演奏においては、それぞれが異なるバックグランドを持つバンドメンバーのギザギザな溝が、演奏の瞬間にぴったりと合わさることで、それは波乗りに似たグルーヴ、まるで心が浄化されるような幸せを感じることができます。

波乗りをする時に、一番気持ちのいい波の部位を、「波のポケット」と呼びます。波のポケット。そこにすっぽりと自分の板と体がおさまった瞬間に、ああ、僕はこのために生まれてきたのかもしれないと感じることがあります。大げさですって?いえいえ、本当にそうなんですよ。聞いて御覧なさい、自分の身近にいる波狂いの人に。

そんなポケットにはまった今朝、海から上がったときに、OJに言ったせりふ。

「いい波に乗れたから、このVibeをこれからライブで出すよ」

辻堂の波のおかげで、ライブ会場でそのVibeは流れ出ていました、きっと。リハーサルの時は、まだまとまっていたとは言いがたいメンバー同士が、いい笑顔でリズムを刻んでいて。聴きに来てくれたお客さんも、気持ちよさそうにこっくり舟をこぐサーファーにはじまり、目をつぶってじっくりと聴いたり、バンドメンバーのスケッチを無心に描いていたり。いま、思い出しても暖かい空間がそこにはありました、たぶん。

今日のライブは、グルーヴのポケットにはまることができたかな?
そう考えながらの帰り道。

明日の早朝サーフィンに備えて、夜は早く寝なければ。家でご飯を作る時間はない。ふと、いつも気になって中を覗きながらも、いちげんさんには入りにくいなと感じていた、こぢんまりとした佇まいのイタリアン・レストランに入ってみました。今日しか入れない気がして。今日なら入れる気がして。

それがまた、大当たり。今日の朝の波、昼の波のように。

素材、調理、メニュー、雰囲気、サービス。全てにはずれなし。14人ほどが入りいっぱいいっぱいの店内、摂氏35度を超えるであろう厨房の中で黙々と全員の料理を作るシェフの手さばきの鮮やかさを見ながら、パルマ産とサンダニエーレ産のプロシュートの盛り合わせ、藻塩を使った優しい味付けのズッキーニのフリット、カラスミとキャベツのペペロンチーノなどに舌鼓を打つこと80分。いいテンポでポンポンと出してくれます。

そこの若いシェフ~後に名前は黒川さんということが判った~は、黙々と料理を作り続けている。写真をこのようなBlogに載せたら、失礼だろうか?そのような質問を聞くタイミングは、なさげ。サービススタッフに聞いてみた、「Blogに写真載せてもかまわないですかね?」と。

シェフにひそひそと相談する、スタッフ。数秒考えた後に、「全然構わないですよっ」と、あっけらかんと応えてくれたシェフ。なんだー。料理をする彼の表情は真剣、ともすれば仏頂面ともいえたのに、実はとても気さくな方でした。こんなに入りやすい店だったら、もっと前からこの店に入るべきだったなあ。

バルサミコのソース”SOBA”がかかったパンナコッタを食べながら、考えた。なぜ、今までこの店に入らなかったんだろうか?こんなに近くに住んでいるのに。今まで何度でも入ることはできたのに。ずっと、気になっていたのに。

ええ、その答えは、波です。

波のVibeがなかったから、今までは入る勢いがなかった。海の荒波の勢いは、時として厳しい。おぼれそうになったり、飛んだ板が顔にあたったり、全身を海底に強打することも。それでも、「この波と同化したい」というか、「自然の神様、僕にも自然を感じさせてください」という気持ちを強く持った瞬間、波は同化を許してくれます。Vibeを全身に授けてくれます。

その結果、体全身のリズムが、止まっていたビートが流れ出す。
その結果、私達の心がオープンになり、ライブは楽しくなる。
その結果、あらたな扉が、開かれる。

全ては波のもとに。
波は全てのもとに。

そういうことではないでしょうか。


取材協力(?):
 Madonna di San Luca
 世田谷区中町2-9-26
 TEL 03-3705-6684

投稿者 g_nagata : 22:25 | コメント (5) | トラックバック (0)|

2008年06月06日

海野雅威 - a pianist like.no.other

6年間。

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彼とはじめて会ったのは、忘れもしない2002年11月25日。六本木のVanilla Moodという小さなお店で、大雨の降る中、片手で数えられるほどの客を相手に熱い演奏を繰り広げていた。海野雅威、うんのただたか。

ジャズって、なかなか理解され難いし、ことに、最近流行っているジャズは難解で「初心者はわからなくてもいいよ」的なものがあってつまらないんだけど、今日のバンド「YU-YU」はそんな風潮をぶっとばすアンチテーゼでした。ルールがわからないと面白くないアメフトの試合と対比的に、ルールなんてわからなくてもただ華麗でダイナミックなプレーで万人を魅了するブラジル代表のサッカーのように、判りやすい面白さを味わったのでした。
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その後、2004年1月24日には友人を誘って9人で鑑賞。

「最近やる気ないな」という人にはやる気を出させ、「最近元気ないな」という人には元気を与える。「最近寂しいな」と思う人には「でも大丈夫」と感じさせ、「仕事やめたいな」という人には「もう少し頑張ろう」と思わせる。人生の喜びを凝縮したような彼のピアノは、音楽の素晴らしさ体感させてくれる。

ここでいくら誉め文句を書いても書ききれないのできりがないし、どんなに美辞麗句を書いても僕の評論では彼の音楽を正当に評価することは出来ない。なぜなら、彼の音楽を評価できるのは、それを聞いてその素晴らしさを感じられた人だけだからだ。

ファンが7人も増えた。恐らく彼らがまた「俺ジャズあまり興味ないんだけどね、それでも聞きたいバンドがあるんだ。今度行かない?」と知人を誘うに違いない。・・・ リピーターを増やし、リピーターがリピーターを呼びいつしかその人気は飽和を迎える。3年後でも2500円でこんな素晴らしいライブを聞けるのだろうか?それとも5000円になってしまうか?

2004年の終わりには、インディーズレーベルから彼らのファーストCDも発売された

ピアノという楽器のポテンシャルと、音楽の持つ魅力を最大限に表現できるピアニスト。24歳でこれだけできたら、今後彼がどうなってしまうのか末恐ろしいです。全米デビューか?海外のジャズフェスティバルに出演か?全く予測不可能。でも、このCDをきっかけに彼の人気は瞬く間に広がるはずです。

その後、彼の演奏を何度も聴いた後、2005年~2007年まで僕はサンディエゴへ留学。この時すでに「完成形」と思われた彼のピアノは、ここ3年間で更に成長していました。

多くのミュージシャンが凌ぎを削るジャズピアノの中で、彼ほど純粋にピアノと向き合うミュージシャンを見たことがありません。金を貰うプロフェッショナルとして他のピアニストと優劣を競うのではない。ひたすら、目の前のピアノをいかに楽しく美しく奏でるか、競演しているミュージシャンとどう遊ぶか、その場にいる全員の耳と心に最高の音は届いているか。それだけを考えて毎日を過ごしているに違いありません。

結果、お客様数名のライブで出会った彼は、多くのミュージシャンとライブハウスに引っ張りだこになり、今年になってソニー系列のジャズレーベルからCDをメジャーリリース。満席のライブハウスでCDは飛ぶように売れるも、サインのお願いに応じる彼の姿勢は6年前と少しも変わらない。

 「僕のピアノを聴いてくれて嬉しいです」

そして彼は、今月を最後にジャズの聖地ニューヨークに飛び立ちます。日本で生まれた海野雅威が、ジャズを生んだアメリカで "Tadataka Unno, a pianist like no other" として紹介される日も近いです。

皆様も是非、応援を。

投稿者 g_nagata : 03:27 | コメント (0) | トラックバック (0)|

2008年05月30日

fly away / corrinne may

鳥のように空を飛ぶ夢を見たことはありますか。

PA280112.JPG

僕は、たまに見ます。大空を自由に飛んでいたと思ったら、そのまま海に着水して波乗りへと移行。なんとも言えない浮遊感と幸せな気持ちになれる夢。人間は、ヒトへと進化する前の太古の記憶を持っていて、海にかえることを心のどこかで願っているのかもしれません。

CIMG5646-1.JPG

あるいは、僕だけがそうなのもしれないけれども。

You can fly so high
Keep your gaze upon the sky
I'll be praying every step along the way
Even though it breaks my heart to know we'll be so far apart
I love you too much to make you stay
Baby fly away
Lyrics from Fly Away by Corrinne May


"Fly Away" - Music and video by Corrinne May

視聴は彼女のホームページ、及びMyspaceページで。
CDはアマゾンで。

投稿者 g_nagata : 07:36 | コメント (4) | トラックバック (0)|

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