フランスに一矢報いた阿武

熱すぎる。
 
仕事から帰ったら井上が負けていてショックだったが、女子柔道78キロ阿武の戦いの熱さったら。
 
世界柔道選手権では三連覇の阿武も、オリンピックでは今まで振るわなかった。メダル獲得を賭けて戦った準決勝、指導による効果一ポイントずつで突入した延長戦。ゴールデンスコア方式により、先にポイントを獲得した方が勝つ。
 
そんな中、フランスのルブランはしきりに技をかけている風を装いながらも、両手が阿武の柔道着から離れている。「掛け逃げではないか?」とジェスチャーをする阿武の努力空しく、審判はルブランに対して反則を取らない。そんな中、時折カメラに移るフランス人のファン達は、「なぜ阿武は防戦一方なのに指導がこないんだ!」とばかりにブーイングをしている。おいおい、逆だよ逆、技かける振りしているだけだよ、と僕がテレビのこちらで言っても意味が無い。
 
刻一刻と過ぎる時間、延長4分以上が経過し、このまま判定にもつれ込めばルブランひいきの審判に判定負けを宣告されそうだ。焦る阿武、焦る僕。こうなると、誰がどう見ても明らかな技を決めなくてはならない。
 
残り30秒を切ったところで、既に力尽きて逃げ回るルブランに阿武は大内狩りを掛けた。軽く跳ねてて逃げるルブラン。しかし、体制を立て直す前に背負いをしかけ、阿武はポイントを取った。文句無しに決まった。勝った。
 
攻めるふりをしながら守りに入ったルブランは負け、攻めるふりをせずに堅実に技を決めた阿武は勝った。審判の誤審で負けるかもしれない試合だったが、見事な連続技で危うさを払拭したことで阿武は4年前の篠原 VS ドイエの屈辱を晴らした気がした。
 
ありがとう、阿武!決勝も頑張って!

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このページは、georgeが2004年8月19日 23:00に書いたブログ記事です。

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