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2004年10月11日

明日ジャズ4: 3年後に後悔しないためのヒント集

筑波では学園祭も終わり、一年生のみんなは晴れ舞台に向けて頑張ってきた緊張の糸がほぐれたところ。さて、これからどうしよう?ということで、ちょっと間があきましたが、引き続き。

明日のジャズマンのためにその4:
 3年後に後悔しないためのヒント集

大学に入学して、ジャズ愛好会という小難しい音楽をやるサークルに入って半年。初めてスケールやコードやボイシングを習い、なれないリズムで練習をして、合宿でサークル内ステージデビューを果たし、学園祭で家族や友人に対してもステージを披露できた。やるだけのことはやった。

ジャズって難しいからなかなか身につかない。先輩は簡単にアドリブやるけど自分にはどうやっていいかわからない。学園祭でやっていたOBからプロになったベーシストやピアニストの頭の中がどうなってるのか想像もつかない。最近セッションもあまり行ってないし、ミーティングに行くと「最近楽器触ってる?」って先輩に聞かれるのが嫌だからフェードアウトしようかな。

僕の短いジャズ人生は、こうして10月に幕を閉じたのだった。

                       -完-

ちょっと待ったーっ!それでいいのか?
ジャズ愛好会に入った理由はかっこよく楽器を操り、渋い顔でプロ顔負けのアドリブをかまして、可愛い後輩の [女の子/男の子] をゲットするためじゃないのか?違う?まあいい。ゲットするかどうかは置いておいて、ジャズの名曲に限らず巷で聞いた気に入った曲を自分なりにアレンジして、バンドでステージに立ち、友達や恋人に聞いてもらえる喜びを味わわずに辞めてしまっても後悔しないのか?

今は辛いかもしれない。なかなかアドリブができない。半年後には新入生が入ってくる。その時に自分がアドリブできるかわからない。では辞めてしまえ。でも、ここで辞めなかった同級生がステージでスポットを浴びて素晴らしい演奏をしているのを3年後に聞いたら、必ず後悔する。なんであの時ジャズを続けていなかったのだろうか?と。


そんな長い前ふりは置いといて(おいといて、のジェスチャ)。
後悔したくないならば、「次の目標」を作ることが重要です。一番近い目標はクリスマスライブ、そして次は半年後の新歓ライブ。その二つのどちらかのライブ出演を目標にすれば、自ずと練習にも熱が入ります。次のライブには早速出たい!と思うそんな目立ちたがりなあなたに、タイプ別のヒントをお教えしましょう。

-タイプ1- 「出来良杉」君
学園祭までに頭角をあらわして先輩に「今度バンドやろうぜ」と誘われた貴方

とてもラッキーです。学園祭の熱狂が冷めないうちに先輩のバンドの一員となり、新たな曲と演奏スタイル、ジャズ理論を覚え、2年生になった頃には「あの人すげぇ!4年生か?」と新入生に羨望の眼差しで見られることでしょう。だからといって安心はできません。バンド練だけでなくセッションでもアピールを続けないと、一つのバンドが終わった後に次の誘いは来ません。バンドの誘いがどんどん来るように、セッションで積極的にプレイしましょう。

-タイプ2- 「もじもじ」君
学園祭では今ひとつブレイクできなかったため先輩に誘われていない貴方

「なあ、お前スジいいな、俺とバンドやらない?」と誘われる同級生が羨ましい・・・僕は誰にも誘われてないよ、フンだ、などと拗ねている時間が勿体無い。今すぐ上達して次のライブに出る手段は二つあります。

2a) 自分でバンドを作る

 バンドに誘われないなら自分で作るのは常套手段です。自分で
 メンバーを集めて、色々と教えてくれそうな先輩と自分と同じく
 バンドに誘われなかった同級生を中心に「新生1年バンドwith 先輩
 アドバイザー」を作りましょう。先輩が一人でも入ればバンド練習の
 度に新たな知識を身につけられて、半年後には晴れて2年生として
 新歓ライブで演奏できます。セッションでもメキメキ腕を上げて同期
 からも感心されます。バンザイ!

2b) 先輩に入れてもらう

 バンドに誘われなかったからといって、バンドに入れてもらえない
 わけではないのです。ジャズ研の先輩は大抵自分のバンドをやる
 のと自分の演奏レベルを上げるのに必死で、後輩が「バンドに入れ
 てもらえなかったな・・・」と寂しがっているのに気付いて構うほどの
 余裕はありません。でも、自分から「私、バンドに誘われなかった
 んですけど、来年春のステージに立ちたいんです!」とアピール
 すれば、「あ、そうだったの?いいよ、是非是非」と二つ返事で入れて
 くれる先輩は沢山いるはず。

 いま残っている先輩達だってそうやって先輩バンドに入れてもらった
 んだから、後輩に頼まれたら嫌とはいえない。ですよね?先輩中心の
 バンドに運良く入れたら、徹底的に技術、理論やフィールを叩き込ま
 れるため、じゃんじゃん上手くなります。
 セッションでもその上達っぷりは明らかに。最高!

-タイプ3- 「可能性は無限」君
学園祭をもってしてもまだまだブレイクの兆しが見えなく途方にくれている貴方

苦しい練習を乗り越えて、なんとか学園祭のステージもこなした。先輩に誘われて早速次のバンドが決まった奴もいれば、誘われなかったから自分でバンドを作ったツワモノもいる。じゃあ自分は?テーマを弾くのでいっぱいいっぱい、まだアドリブなんてよくわからない。こんな自分を誰が拾ってくれるだろうか?

悲観的になることはないのです。人間の成長するスピード、物事を学ぶスピードは一定のラインではなく、踊り場のある階段状です。今年前半に物凄く成長した同級生は、後半は踊り場かもしれない。その時に自分は彼以上のスピードで成長して、一気に越えられるかもしれない。

まずはかっこよく演奏している自分をイメージしてください。
セッションで、練習で、ライブで、ステージで輝いている自分を。
輝きたいですか?そうなるために何をしますか?

まずはセッション。とりあえず弾く事。人前で臆せず、間違えてもめげずにプレイする度胸をつけること。CDを聞くこと。先輩に色々教えてもらうこと。同期で教えあうこと。理論をかじってみること。基礎練習を積むこと。バンドに誘ってもらうこと。バンドに入れてもらうこと。ライブで演奏すること。

そういう小さなことを積み重ねているうちに、自分もいつしか先輩ジャズプレーヤーになって、輝くような演奏をするようになります。毎日、2日に1回、3日に1回でも部室に顔を出すとか、1日5分、1週間で30分楽器を触るだけでも全然違います。

小さな努力と負けない勇気さえあれば、いつしかジャズを苦労せずにプレイできるようになります。そうなれるか、また、そうなりたいかは、あなた次第。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。

投稿者 g_nagata : 2004年10月11日 23:55


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