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2004年10月04日
明日ジャズ2:弾くは一時の恥、弾かぬは一生の恥
引き続き、未来のジャズマンに送るメッセージです。
明日のジャズマンのために その2:
弾くは一時の恥、弾かぬは一生の恥
「セッションの重要性は判った。でも、自分には弾けない。」
3年目、6年目の先輩がかっこいい演奏をしている中、コードも押さえられない/曲を知らない/テーマを吹けない、そんな自分には恥ずかしくて参加できない。そんなジレンマをどう乗り越えればいいのでしょうか?
それには、無理矢理でもしぶしぶでも椅子に座るしかない。楽器を手に取るしかない。わからなくてもいい。新たな曲にチャレンジして、成功すればラッキー、失敗して恥をかいてもいいんです。
恥ずかしい思いをしたらその譜面を自分用にコピーして、後ほど一人で何度も練習して、3週間後に再度チャレンジしたら確実にできるようになっています。それを繰り返すうちに、いつしか自分のレパートリーは5曲、20曲、50曲と増えていく。レパートリーが増えるということは様々なコード進行に対応できるということで、いつしかどんな曲でも初見でそこそこに弾けるようになるし、アドリブのパターンも同じぐらい増えます。いいことずくめですね。
でも、まずはチャレンジをしない限り、恥もかかない分上達もしないんです。恥をかくのはいいことです。積極的にどんどん恥をかこう。むしろ、「できるだけ恥をかこうとしない」という姿勢は、精神的にかなりの悪影響を及ぼします。僕がジャズ研に所属した6年間、自分の同期から後輩まで幾人もの「コソ練メンバー」を見てきました。
コソ練メンバーの人達は、2週間から1ヶ月の間、家やスタジオでこっそり特定の曲を練習し、コードの押さえやアドリブパターンを完璧に仕上げて、セッションで華々しく演奏するその一瞬にかけるのです。でも、物事は思ったとおりに進まず、先輩ドラマーが想定していたよりも3割増しのテンポで始めてしまい、イントロはボロボロ、テーマでいきなりコードを見失い、自分のアドリブなんて終わってる状態。曲が終わる頃には放心状態、終わったら速攻で「ちょっと予定が・・・」と帰宅。
コソ練の成果空しくいきなり自己嫌悪です。
あれだけ準備したのに・・・あれだけこっそり練習したのに・・・。もう2度とセッション出られない。そうやって深みにはまって、いつしかセッションとミーティングには来ないけどライブと学園祭だけは来る、半ば幽霊部員になってしまいます。因みに友達に一番聞かれたくないフレーズは「あれ?最近ジャズ研行ってないの?」です。
失敗を恐れるあまり幽霊部員になるのと、失敗を乗り越えてジャズマンになるの、どっちが幸せ?
セッションなんて所詮遊びです。本番じゃないです。練習なのです。
セッションを本番だと思って気合を入れて練習するのではなく、セッションを練習の場と認識し、失敗して、軽く恥をかいて「まあいいや、次頑張ろう」とポジティブに行けばいいのです。1回のセッションで何曲にチャレンジして、何回失敗するかに成長がかかっており、失敗した分だけ練習をすればより早く成長します。
人によって成長のスピードは異なるものの、基本的にジャズ始めて1年目の間は死ぬほど失敗をするのが当たり前です。2年目から徐々にプレーヤーとしての成長が見え、3年目以降、本格的なジャズマンの道に入ります。1年目にどれだけ多くの失敗をして、自分の失敗を笑い飛ばせるような開き直り体質を作るか。ここに全てがかかっています。自分が2年生になったときに、1年生に「やっぱ2年生は凄いなあ」と感心される可能性は、セッション参加率と比例します。
明日のジャズマン達よ、大志を抱け。
投稿者 g_nagata : 2004年10月04日 02:06



