« あえて稲庭うどん:蕎麦 業平屋4 | メイン | あえてスーツ »
2005年03月27日
あえて墨田区・両国・錦糸町
墨田区に住んで丸3年。
結婚転居を機に住み始めました。両国・錦糸町・菊川の三駅が近く、どこに行くにも便利です。当時は半蔵門線が錦糸町に通っていなく、大江戸線のユーザーも少なく、錦糸町そごうは潰れ、JRAの場外馬券売り場やミニ風俗街が駅徒歩数分というマイナスイメージが多い場所だったので「なんでそんなところに?」という意見が多かったです。
江戸東京博物館 - 大きすぎて後ろの国技館がみすぼらしいです
その後、半蔵門線開通に伴い、風俗店が徐々に減らされ、元そごうにはアルカキットという地域生活に密着したデパートが入り、Briliaなどというジャン・レノがCMにまで出たシネコン+オフィス+住居の総合商業施設が建設され、半蔵門線との接続がよくなったことで大江戸線ユーザーも増え、まともなラーメン屋が駅近くに入り、北口に面している道路「北斎通り」には分譲マンションや飲食店の新規出店が相次ぎ、今や東京駅以東でもっとも開発が進んでいる街です。
とはいえ、六本木ヒルズのように、古いものを跡形なく取り壊して新しくする風潮にはt強く疑問を感じます。錦糸町界隈でもこれをやってしまうと、暖かい下町の雰囲気は一気になくなり、冷たい都会の風が吹くことは間違いなし。
野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ) - 相撲の神が奉られています
古いものを上手に残しつつ、新規開発を行うことの難しさのあまり、日本の建設業界には「温故知新」という言葉は存在しません。ニューヨークやロンドンの街並みを見ると、古い建物を尊重しながら新しい建物を建てているのがよくわかります。びしっとした統一感があり、ちぐはぐな感じはありません。上の小さな神社も、マンションに囲まれたら存在感が無くなってしまいそうです。墨田区はマンション建設には口を出しません。

ちいさい おうち: ばーじにあ・りー・ばーとん、いしい ももこ
小さい頃に読んだ、バートンの絵本「ちいさいおうち」(リンク先:Amazon)を思い出しました。緑と鳥に囲まれて嬉しかった「おうち」が、地域環境の急速な都会化によって公害や夜間照明にさらされ、周りにはどんどん高いビルや高架道路が建っていく、という情景は子供心に恐ろしかったです。今思うと、あの本は家を擬人化することで、地域住民が逆らえない都会化の流れを伝えているんですね。
どんなに都会化して街並みが寒々しくなったとしても、人間の心は変わらず暖かく居て欲しいです。
親に両手をつないでもらって歩く子供の姿。なんだか嬉しそうです。親がきちんと手をひいていれば、危険な場面に飛び出す子供もいなくなるだろうし、ゲームボーイを買い与える代わりに外で一緒に遊んであげれば情緒豊かな大人に育つだろうに。
「キレる子供」を作り出したのは、それを育てた親達。こんな寒々しい環境を作っているのは、企業や行政。これでカジノをお台場に作ったら金目当ての犯罪やマネーロンダリングが横行するのは目に見えているのに、あえて推進する石原都知事。自分達の私腹を肥やす事以外に目的はあるのでしょうか。
オマケ。
都会化されてもきっと変わらないお店、地域住民の食堂「江城」。麻婆豆腐や餃子に舌鼓を打ち、明るい接客に満足して帰れます。
あえて作らねぇ:江城 part 2
あえて作らない:江城@墨田区
個人的ナンバー1の中華
投稿者 g_nagata : 2005年03月27日 01:00
コメント
食器を買いに錦糸町にいったことがありますが、しばらくの間にこんなに開発が進んでいたとはしりませんでした。。高層マンションばかり立ててどうするんだろうね〜。高層マンションが建つ事で、海からの風が入らないから、夏は毎年猛暑になりそう。。環境の事も考えて都市計画をたててほしいよね〜。高度成長期のように右肩上がりでガンガンいっても絶対どこかに歪みがでるような気がしてなりません。それは、キレる子供を作ってしまった教育も同じかな。ゆとり教育自体は全然悪く無いと思うけれど、その教育を上手くとりいれられるだけの器の教師がいないだけのことと思うけどな〜。常に変化することも大切かもしれないけれど、変えるまえに1つの事をもう少し深く掘り下げる必要があるように思います。
投稿者 きんぐ : 2005年03月27日 19:36
こうじょういきたーい
投稿者 ACO : 2005年03月27日 23:43
そうですね、下町情緒をはじめとした大切な空気は残してほしいですね。
ちいさいおうち、実は持ってます。
小さい頃から大好きな話だったけど、
いろんな理由から、私が子供の頃のものは実家に全く残ってないのです。
でも、どうしても好きだったものは持っておきたいなって思って
去年、本屋で探して購入しました。
今読んでもとってもいい話だし、絵もあったかくて素敵です。
投稿者 colorfuldays : 2005年03月29日 15:28
きんぐ>絶対どこかに歪みがでるような気がしてなりません。
コメントサンキュー。トータルバランスを考えずにじゃんじゃんなんでも作ってしまうと歪むよね。服で言えばゴルフシャツみたいな。バランス考えろよっていう。ゆとり教育にしても、たとえばアメリカを猿真似するだけだから失敗した気がする。あちらは、教育はゆとりがあるんだけどその分みんなスポーツや演劇やボランティアやらで集団行動の中で人格形成をするのに比べて、日本では勉強しなくなったぶんプレステで遊ぶばかり。
アメリカでも集団行動・活動に参加しない子は高校生になって引きこもったりギャングに入ったりするね。そういう現状を見ずに、教育だけにゆとり持たせてしまった日本。そしてこれから「ゆとり教育は失敗」といって元通りにしようとしている。根本的な仮説・検証をしていないのかなあ。残念。
投稿者 ジョージ : 2005年03月29日 23:15
ACO>こうじょういきたーい
うっす。来月、パーティを兼ねて北斎茶房&江城ツアーを企画中。出席できたら、美味しいところ一気取りできますよー。
投稿者 ジョージ : 2005年03月29日 23:17
colorful>小さい頃から大好きな話だったけど、
colorful>いろんな理由から、私が子供の頃のものは実家に全く残ってないのです。
僕も、小さい頃から何度も引越ししているうちに、当時好きだったものはあらかた捨ててしまいました。特に気に入っていたのが、Curious Georgeの絵本。ちいさいおうちもいつの間にか無くなっていたなあ。
引越しばかりだったからか、実家にも「持ち家」という概念にも思い入れがありません。でも、「ちいさなおうち」みたいな郊外の小さな家が欲しいなとは思っています。都会の汚れた空気の中で煤だらけの家はちょっと・・・。
猛スピードで変わりゆく墨田区の街並みを見て、あらためてこの本の強いメッセージを感じました。
投稿者 ジョージ : 2005年03月29日 23:26
江城、妻と行ってきました。何を食べてもおいしくて、しかも安くて、感激しました。常連になりそうです。
投稿者 しょうじ : 2005年05月19日 19:08
しょうじさん、
江城行かれたんですね。嬉しいな。
若干味が濃い目、かつ、シェフの気まぐれで味も
ちょくちょくっと変わるんですが、基本線美味しいので。
肉料理やマーボーなどは、ご飯が進みますよね。
また、是非。
投稿者 ジョージ : 2005年05月20日 01:50



