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2005年06月07日

唄う女豹 峰村泉Jazz Live@東京倶楽部

峰村泉が唄う姿は、さながら獲物を探して闊歩する女豹のよう。

izumi

2005年6月4日。大粒の雨が降りしきる中、水道橋のジャズクラブ「東京倶楽部」にて、峰村泉が吼えた。ゴールデンウィークに行われたファーストライブに続き、二度目の登場。

前回は、なれないメンバーと初めて人前で演奏することでガチガチになっていた僕。自分以外のメンバーもまだ慣れず、凡ミスが致命的な崩壊に通じるような有様だった。今回は大幅に改善。リハーサルの時点で互いにダメだしをして、予め言いたいことを伝え合っていた為、本番は今までになくスムーズな進行。メンバーの誰かが小さなミスをしても、互いにカバーしあえるような余裕。

izumi

当日の昼、嫁が「女豹」メイクを本人のリクエスト通りに施し、気合い充分の泉。MCも、ときに女豹モード、ときにボケボケモードでリラックスしながら、バンドメンバーと会場を笑いの渦に引き込む。

izumi

緊張もほぐれ、気分が乗ったメンバーをバックに唄う泉は、水を得た魚のように音の洪水の中を自由に泳ぐ。心なしか顔も楽しそう。そんな泉に触発されてか、ギターが鳴きベースが唸りドラムが疾走する。僕もピアノを弾く。

izumi

1st Stage中盤、ピアノとのデュオで唄ったシンディ・ローパーのTime After Time。5分程経過したところで、彼女の「スイッチ」が入った。今までになかった広さで、泉の喉が開く。会場内に響き渡る倍音。それはまるで声というよりは管楽器のようで、特徴的な「コォー」という高い音が聴こえた。狭いトンネルの中を車で通っている時の音、といえばわかるだろうか。低い音に中くらいの音、その上に高いと更に音が重なって、一つの太い音の柱を織り成している。

izumi

うねりのある音がぐるぐると会場を廻る。客席は水を打ったように静かで、まるで時が止まったかのような錯覚に陥る。それでも自分の手はピアノを弾き続け、彼女は唄い続ける。最後の音のリバーブが消え去るまで。

曲が終わり、醒めた泉がふと我に返り、何事もなかったかのように飄々とした喋りに戻る。勢いづいた彼女は誰も止めることができない。ぐいぐいとバンドを引っ張り、ときにバンドの後押しを受けながら、あっという間にセカンド、そしてサードステージを終了。会場内は常に満員という、普段からは考えられない状態。

半ば無理やり持ち込んだアンコール曲"But Not for Me"も、アドリブを終えてラストのメロディーを唄っている頃にはメンバー全員の心が一つになり、暗い失恋の歌がにわかに明るく、人生なんとかなるさ的な曲へと変わっていた。

頑張っていれば、人生はなんとかなる。本当にやりたいことを始めるのが二十台半ばからでも、真剣に打ち込めば大衆の心を掴めるパフォーマンスを発揮できる。それを身をもって示してくれた峰村泉。彼女に盛大な拍手を送り、今後の更なる飛躍に大きな期待をしたい。


ライブに来てくださった皆様、本当にありがとうございます。
今後もバンドメンバーともども、よろしくお願いします。

ライブに来れなかった皆様。音源を聴き、気に入って頂けたなら、峰村泉の今後の活動をご支援下さい。確実に期待以上の価値をライブで届けられる秀逸なヴォーカリストです。

ライブ音源
1st Stage
 Every Breath You Take (インスト)
 Old Folks (インスト)
 My Romance
 Time After Time
 The Rose
 You are My Sunshine

2nd Stage
 Bag's Groove (インスト)
 Summertime
 Cry Me a River
 It's Only a Paper Moon
 Cant Keep My Eyes Off of You

3rd Stage
 Alone Together(インスト)
 So What?(インスト)
 Close to You
 Desperado
 Stand by Me
 Route 66
 But Not For Me


後記

一部、満員で入店及び着席ができなかったお客様がいらっしゃったと聞きました。申し訳ありません。一人でも多くの方が座れるよう、お店のスタッフに配慮・努力いただくようお願いしておきます。

尚、このページに貼ってある写真は、4月からフリーランスの道を歩み始めたフォトグラファ、山口イッキ君による作品です。リハーサルから最終ステージまで、まるで忍者のように音を立てずに何十枚、何百枚もの写真を撮ってくれた中から厳選して送ってくれました。彼も泉と同じく、本当に好きなことを始めた偉大なアーティストです。

皆様の要望に応じていい仕事をしてくれるので、結婚式、パンフレット、ライブ等で腕とセンスの両方を持ち合わせたフォトグラファを必要とされる方はIkkiy.netを参照下さい。仕事の直接の依頼はこちらのフォームにて。

関連Blogエントリ:
 峰村泉 Web Diary: 水道橋・東京倶楽部
 暮らしの画帖:音って凄い by 栗原由子
 日々美しく:東京倶楽部☆
 Energy of Beauty:リクエストは「女豹メイク」
 Tanujazzの日記:[演奏日記]東京倶楽部
 Tanujazzの日記:[演奏日記]6/4東京倶楽部(の続き) 写真がもう少しあります
 背水の陣研究会:やっぱり生がサイコーっ! じゃんじゃん研究してください

投稿者 g_nagata : 2005年06月07日 02:45


コメント

本当に、3日たった今でも興奮がさめないぐらい、楽しいライブだったな~:-)
きてくださった皆様もノリのいい方ばかりで、歌っててもしゃべっててもみんなきちんと受け止めてくださいました。ライブは発信と受信のバランス。そこにいるすべての人の「気」でいいか悪いか決まってくるんだなって思います。

ジョージバンド、イッキ君、ユーコちゃん、東京倶楽部のスタッフの皆さん、そして今回、バンドを燃えさせ、私の女豹魂に火を点けさせてくれたのは、なにより来てくださった皆様、応援しのお陰です。

本当に、本当にありがとうございました!!

投稿者 いずみ : 2005年06月07日 09:40

泉、
MP3は3日間でのべ70人程が聴いてくれている様子です。
特に、Time After Timeが一番人気。倍音効果が利いてるのかも。

これからもみんなの心に響く歌を唄ってね。

投稿者 ジョージ : 2005年06月09日 02:28