プルルルルルル・・・

(photo by Sui @ Flickr)
聞きなれた電車のベルが鳴る。外したネクタイを左ポケットに突っ込んで、機嫌の悪そうなサラリーマンを多く抱え込む車内に立ち入る。ここから始まる一時間強の通勤。不機嫌と喧騒から距離をとるべく、イヤフォンを耳にはめこむ。再生ボタンを押すまでおとずれる、束の間の静寂。今まで読まずにいた村上春樹の「海辺のカフカ」を右ポケットから取り出し、しばし読みふける。
駅に止まるたびに人が降り、それ以上の人数が乗り込む。その都度、ドアから少しずつ車内の奥へ、奥へと押しやられ、本に対する集中力がぷつりぷつりと途切れる。他の乗客にぶつからないように、本を隣のサラリーマンの肩の高さまで持ち上げて、少しずつ読み進める。
時が経つごとに本の内容により深く没頭しつつも、もうひとつの頭脳は駅の風景や人の出入りの量を考慮し、乗り換えの駅かどうかを判断している。その処理のために僕の没頭率が三割ほど落ちている事をどこかで惜しみながらも、三回の乗り換えの後、電車はやっと目的の駅に滑り込む。数章分を読み終え、朝の読書時間は終わる。
続きは夜に、そして明日の朝に、そして明日の夜に。
そんな不連続な没頭が、連日行われる。
- つづく -

とは言え、電車の中は最高の読書場よね(^^)
私も帰国後、電車移動するようになって、ずっと読まずに居た本を引っ張り出して読んでいます。楽しい(^^)v
「不連続の連続」って面白い。確かにそうだね。
「海辺のカフカ」と繋がってるところがまたイメージ広がって面白いですね。
電車の中はすすむよね!
無作為に携帯かちゃかちゃとやってるよりも遥かに楽しい。
海辺のカフカはなんとなく読んでたので、取り入れてみました。イメージ広がるかなー。
この写真、どっかで見た!どこで見たっけ?チビには未体験ゾーンで、写真みて「おぉぉ~~~」って妙に感動したよ。
この構図と同じ写真が、くみ部長のBlogにもあったよ。それじゃない?確かに、身長180cm+の視界だよねこれは。