Jazzの最近のブログ記事

ここ3ヶ月暖めてきた企画、Allison Adams Tucker日本ツアーライブ at 東京倶楽部。

East Meets West live with Allison Adams Tucker

先月のBlogエントリで「ワールドカップは終わってしまいましたが、このライブは僕にとっての決勝戦になりそうです。サンディエゴでTOKUさんとライブをやったとき以来のビッグライブなので、あれから4年か。自分がどれだけ成長できたか確認する場としては最高のステージになりそうです。」と書いていました。

音を通じた日米決戦もとい日米合作ライブ。サンディエゴからのシンガーAllison、NYからのドラマーGene、日本勢では超売れっ子のミュージシャンの井上陽介さん&太田剣さん。そしてペーペーなピアニストの僕。最初メンバーが決定したときは正直びびりまくりでしたが、本番が近づくに伴い徐々に平常心になり、偉大な先輩方の胸を借りるつもりで入念な準備をしていました。

8月5日決戦の日、ジーンのドラムは響き渡り、井上さんのベースは冴え、太田剣さんのサックスは吼え、アリスンはさえずり、僕のピアノも大きな障害にぶつかることなくゴールネットを揺らせたのかな、と。途中、サンディエゴ~LA繋がりで仲良くなったボーカルのHarukaも飛び入り参加してくれて、満席の東京倶楽部ライブは幕を閉じました。


剣さんいわく 「 "East meets West" in 『東京倶楽部』。場所は水道橋、店内は海外?のような一夜だったな」と。確かに、白人のアリスン、黒人のジーン、そして黄色人種の僕ら。人種も言語も性別も関係なしに、音楽という一つの媒体を使ってみんなで演奏を盛り上げ、お客様が歓声をあげてくれる空間。海外で体験する夜のライブハウスにとても似た感覚でした。楽しかったなあ。


太田剣(sax)/井上陽介(bass)/ジーン・ジャクソン(drums)/アリソン(vocal)/永田ジョージ(piano)
(写真は剣さんBlogより)

またあの日のような最高の気持ちを味わいたい。

このエントリを機に今回の成功体験は心にしまい、引き続きミュージシャンとして、ピアニストとして、エンターテイナーとして、そして人として自分を磨くことに専念します。今後もライブを着実に重ね、2年後ぐらいに振り返った時に「お、また成長できてるんだなあ」と感じられていたらいいな。

サーフィンやったりエンジニアやったりピアノやったり、三十代半ばにしていまだにふらふらと落ち着きのない生活を送っていますが、一緒にライブに出演してくれるミュージシャンの皆さん、そして音楽活動を応援してくれる皆様のおかげでこうして少しずつ成長しています。


いつもありがとうございます。
心から感謝。

ピアノ・永田ジョージ
http://groovepockets.com/



18歳から続けてきたピアノですが、積み重ねてきた音楽に加えて最近は色々な繋がりができてきて、昔は考えもしなかったミュージシャンの方々とライブができるようになりました。

6月頭にはサーフィンを通じてより仲良くなった先輩ギタリストの小沼よーすけ君とサンディエゴトリップに行き、沢山のいい波と素敵な音楽に恵まれて帰ってきました。

小沼ようすけBlog 「サンディエゴ」
Energy of Beauty サンディエゴトリップ









そんなよーすけ君を通じて日本のジャズサックス界で大人気の太田剣さんと仲良くなり、サンディエゴのシンガーAllison Adams Tuckerと8月の日本ツアーで一緒にライブやろうねって話になり、ベーシストとしてとても素晴らしい井上陽介さんが参加してくれ、ドラマーはニューヨークからGene Jacksonが参加してくれることになりました。

8月5日、東京倶楽部で東と西の強豪が一同に帰す、なんて。

East Meets West live with Allison Adams Tucker

ワールドカップは終わってしまいましたが、このライブは僕にとっての決勝戦になりそうです。サンディエゴでTOKUさんとライブをやったとき(「TOKU Vocal/Flugelhornと競演、Dizzy's San Diego」)以来のビッグライブなので、あれから4年か。自分がどれだけ成長できたか確認する場としては最高のステージになりそうです。

「日米ライブ合戦・・・どんな感じだろう?」と興味がある方は是非ご連絡下さいね。7月中旬にして既に予約が埋まってきているので、いい席に座るならお早めに!

ご連絡はこちらまで。

Groove Pocketsコンタクトページ http://www.groovepockets.com/Home/contact



15年前から「ジャズピアニスト」をやっていましたが、最近はすっかり「鍵盤系ミュージシャン」になってきました。ジャズのほかにも、ブラジリアンライブをやったり、ソウルファンクもやってみたり。

最近すっかり仲良しで一緒に遊ぶようになったKayoko Abeとのブラジリアンライブはこんな感じ。アットホームな雰囲気というか、文字通りアットホームですが、現地で13名程と、twitterとustreamを通じたネット配信でのべ100人近くの方が視聴してくれました。

最近は特にボーカルの方とのライブに声をかけていただくことが多く、ボーカル曲が何よりも好きな僕にとってはうれしい限り。6月19日には僕の原点であるつくば市にて、うたごころクイーンのウィリアムス浩子さんと、ドラム大井澄東、ベース吉田豊とライブをやります。二人は筑波大学ジャズ愛好会のOB&仲間であり、将来の日本のジャズを担う存在になるべく中堅プレーヤーとしてとても人気でございます。

ウィリアムス浩子 ライブ

お店は緑に囲まれた暖かいカフェで、ワンドリンク&軽食がついてMC込で3500円というリーズナブルなお値段。僕らもとっても楽しみにしています。どのようなライブになるのか興味がある方はGroove Pocketsのホームページから詳細確認の上でご連絡下さいね。

ちなみに僕のtwitterのアドレスは http://twitter.com/georgenagata です。気になったあなた、フォローしてみてはいかがでしょうか。



時間が経つのは本当に早いのです。
経った後に振り返ってみると、意外と成長しているものです。

僕が彼女と最後に会ったのは5年前。2005年、日本を離れてカリフォルニアに2年間限定で行く前の、最後のライブに遊びに来てくれて、未熟な僕のピアノと共にボサノヴァを2曲歌ってくれました。別れ際、「私もギター頑張るよ!」と言って、有言実行でギターを練習し続けた彼女と5年ぶりに会い、力を抜いたギターを歌と共に奏でている姿に感動をおぼえました。そのもの凄い成長ぶりに。

飛行機のサンバ "Samba do Aviao" をギターの須古典明さんと共に、ブラジリアンシンガー&ギタリストのKayoko Abe ( http://plaza.rakuten.co.jp/kayozinha/ )。



感動の再開を記念して、僕も飛び入りで弾かせてもらいました。
5年来の夢がかなった瞬間です。



"Palpite Infeliz"


思えば去年、サンディエゴ繋がりで、Kayoと同名でスペル違いのCayo ( http://cayo-net.com/info.html )と出会ったのも、この日のためだったのかもしれないな。ボサノヴァを真剣に聴き出し、ギターの平岡雄一郎さんにレッスンやアドヴァイスを請うて、同じブラジリアンを愛する仲間達とライブを重ねていくうちに体にリズムやフィーリングが染み付いてきたここ半年間。

満を持してのKayoとの再会と、ブラジリアンミュージックでの共演。
音楽が人を繋げて、人が音楽を繋げていくんですね。



このIT化された時代、あっという間に時間は経つものです。

手書き文字からタイプへ。
タイプからワープロへ。
ワープロからホームページへ。
ホームページからブログへ。
ブログからツイッターへ。

これ以上どれだけ短くなるんでしょうか。

ということで、文章は少なめに先週遊びに行った品川Tribecaでのライブの様子をお届けします。ボーカルCayo、ギター小久保徳道&阿部浩二。

ワンノートサンバ

イパネマの娘、途中で切れていてすみません。

そしてCayoと小久保君の合作、るすばんねこ。

今日はそんな二人と家で延々とレコーディングをしていました。
楽しくってしょうがないなぁ。

サンディエゴ仲間のTodd&フレンズを通じてこんな素敵な音楽仲間たちとも会えて僕は幸せです。海と空と太陽と地球とそこに住むみんな、ありがとう。



フォトグラファの友人イッキが、写真を撮るにあたり「その場の『空気感』が残せれば成功」といっていました。

「空気感」ってぼんやりとした言葉だけど、その場その場が持っている光、影、色、匂い、表情、感情、臨場感、音、リズム・・・などの総称としての「空気感」というのは僕もあると思っていて、しかも、撮る人によって、切り取られるアウトプットとしての空気感にも個性が出てくると感じていました。

とあるBlog "Plumerian Cafe" に写真をつづっているAyuさんの写真を見たときに、彼女の光と色の切り取り方が素敵だなぁと感じたのをきっかけに、「今度、素敵なお店でライブをするので遊びがてら撮りにきてもらえますか?」とお願いをした結果が、こちら。

中目黒「楽屋」は去年初めてライブをやって以来、お店そのものが持つ厳かで暖かい雰囲気が好きでした。このアングルで見ると、さながら深い海に潜った時のような青さです。群青、っていうのかな。

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ピアノ席から見るとこんな感じに。
ライブの1stステージはみんなちょっと緊張してます。

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リードギターの小久保徳道とゲストギターの中尾剛也もばっちり。
真剣な表情やばしっと決まった姿勢にプロのオーラが見えてます。

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ベース、程嶋日奈子も美しさ150%ですね。
ガラスに映ったキラキラも綺麗です。

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そしてブラジリアンを大らかに歌うCayo。
ブルー&グリーンとのコントラストが素敵です。

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ピアニストからのアングルだとこんな感じで。
インストソロのときはいつも楽しくシェイカー振ってます。

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ライブが終わるころにはみんな笑顔。
店中が笑顔に包まれてるといいな。

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( All photographs by Ayu Akiyama @ Plumerian Cafe http://blog.livedoor.jp/plumeriancafe/ )

・・・という感じで、Brasilian Grooveの空気感を、Ayuさんにいい感じに切り取っていただきました。多謝!


次回のGroove Pockets with Cayo&小久保君ライブは、3月18日に三番町カフェにて行われます。この空気感に興味をもたれた方は、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか。



Groove Pockets 2010

どうもこんにちは。ピアノの永田ジョージです。2010年は1月7日からライブをはじめ、Groove Pockets featuring Cayoでブラジリアングルーブを中目黒「楽屋」でお届けしました。

昨年の後半、サンディエゴ仲間を通じてジャパニーズ・ブラジリアン・シンガーのCayoと出会い、その後自分自身もメロウなブラジリアンに傾倒し、ベテランミュージシャンの方々に教えを請いながらリハーサルを重ねて、前回のライブで合格点に達することができたかな、と思いました。

雰囲気的にはこんな感じに。

グルポケライブ・ジャズステージからすると、だいぶメロウな感じです。海、空、風、そして太陽。今後も定期的にCayoフィーチャーでブラジリアンをやっていくので、興味のある方はGroove Pocketsのスケジュールをチェックして下さいね。

ちなみに、当日はフォトグラファのななみさん@Blog「Plumerian Cafe」が撮影にきてくれました。演奏中はあまり気づきませんでしたが、後からビデオで見ると色々なアングルから撮ってくれたみたいなので、できあがりが楽しみです。

今年もよろしくどうぞ。



先日、表参道のRed Pepperで恒例となるクリスマスディナーを食べていたところ、聞き覚えのある曲が流れてきて、「なんだっけこれ?」と検索したところ、Grown-Up Christmas Listという曲でした。

日本ではあまり知られてないマイナーな曲なんだけど、数年前には平原綾香がカバーしていたらしく、知ってる人は知っているかも。

大人のクリスマス(ギフト)リストといっても、iPodが欲しい!ヴィトン買って!って歌詞ではなくて、こんな感じの歌詞なんです。

サンタさん、小さいときにあなたの膝の上に座って、
欲しいものいっぱい書いたよね。今はすっかり
大人になったけど実はまだ満ち足りてないので
駄目もとでお願いしたいんだけど・・・
自分のためじゃなくて、世界の人たちのために。

人間関係が壊れませんように。
戦争が始まりませんように。
傷ついた心を時間が癒してくれますように。
みんなが友達に恵まれますように。
正しいことが善とされて、
愛が終わりませんように。

これが私の、大人のクリスマスリスト。

フル歌詞はこちらに。

せっかくなので、クリスマスが終わる前にピアノでも弾いてみました。





気に入ったら、Sara Gazarekのバージョンも是非聞いてくださいね。

メリークリスマス。



音楽を一緒にできる友達がいるってのはありがたいこと。

今までに演奏したこれら動画はギターとのデュオですが、たまにはピアノソロ動画なんかも撮ってみます。

バラードでMy Foolish Heartなんぞを。

ミディアムでBut Not for Meなんぞを。

で、Youtubeのジャズパフォーマンスコンテストにもアップロードしました。詳細はこちらに。

 http://www.youtube.com/user/YTJazzJP



ジャズの演奏動画、じゃんじゃんYoutubeに投稿しちゃってます。

こちらはギタリストの小久保徳道氏と一緒に録画したBut Not for Me。なんとなく5拍子でやってみました。

同じく小久保君とやったAlone Again、イギリスの一発屋(?) ギルバート・オサリバンの名曲です。なんとなくボサノヴァなアレンジで。

こんな感じでジャズ動画をYoutubeに投稿して、投票されたらあわよくば来年Blue Note Tokyoで演奏できちゃうかも?的なイベントがあるらしいです。これを読んでるジャズメンのみなさん、演奏や歌を録画して、Youtubeに投稿しましょ!

詳細はこちらに。

 http://www.youtube.com/user/YTJazzJP



演奏しているところを写真で撮ってもらったりボイスレコーダーで音をとることはあるんですが、今まであまり動画をとってみたことがなくって。どんな感じかなと思って、この間の三連休にジャズミュージシャンの友達を呼んで何曲か動画撮影をしてみました。

ギタリストに山口ヒロカズ氏を迎えて、まずはジョージ・ガーシュインの名曲、I Got Rhythm。ジャズ曲の定番中の定番といっても過言ではありません。


そして山口君お勧めの曲、Hope。作曲はラーシュ・ヤンソン、初めて聞いた&演奏してみましたが、なかなか素敵な曲ですね。


結構録画したのでまだ続きます。次回にお届けするのは・・・。なんでしょう。




 「お前、本業なんなんだよ」

 「んー、わからん。色々と全部。」

どうもジョージです。
本業はITコンサルタントだったりします。

ピアノや写真に加えて最近はこんなフライヤーのデザインもやっちょります。

Crocodile Flyer

来週19日月曜日、原宿クロコダイルにてGroove PocketsとEmilinha (えみりーにゃ)が競演します。エミリーニャは、昨年Youtubeで見初めて一緒に共演した仲。けれんみのない素直なうたを歌う子です。グルポケに負けじとお勧めなので、お時間がある方はぜひ。



毎月、Groove Pocketsのニュースレターをこんな形で出しています。

最初ニュースレターを作り出したときは「癒し系ニュースレター」というコンセプトでした。最初から最新は9部目となり、今でも癒し系レーベルを守るべく、暖かみのある・受け取るとちょっと嬉しいネタをちょこちょこと入れています。

今回のネタというかなんというかは扉絵を少し頑張ってみました。



手も足も表情もないけど、なんとなく生きている感は出てるかな。
目指せ、ジャズ界のウォレスとグロミット。

無理か。


気になったあなたはこちらより購読を!



と、いうのも音楽の話なんですが。

(ギター: 平岡雄一郎)

ピアノの指使いは、「動」。鍵盤の上で両手が踊るようにダイナミックな動きをします。
それに対して、ギターは「静」。左手が音を決め、右手が音を鳴らすため、両手ともポジションは変わりません。いきりたつ感情を抑えた落ち着いた指使いは、大人ならではのセクシーさですね。一見とても冷静に弾いているようなんだけど、その感じとはびっくりするぐらい対照的な激しい音が出ることも。

写真は品川トライベカに見に行ったボーカリストCayoのライブで、ステージ前から撮った一枚です。メンバーはCayo、ギター平岡雄一郎さん、そしてフルート&サックスにヤマカミヒトミさん。ブラジルの海風を感じさせるエリス・レジーナのような温かいCayoのボーカルと、ジョアン・ジルベルトっぽくメロー弾いていたかと思えば、急に激しくファンキーなリズムを混ぜるベテランの平岡さん。歌とギターが描くキャンバスに、新たな色の絵の具を加えるヤマカミヒトミさん。

Cayo Live at Tribeca(フルート: ヤマカミヒトミ ボーカル:Cayo ギター:平岡雄一郎)

平岡さんはジャズに限らず、ピンクレディーのコンサートでもピンでギターを弾いてしまえるような人で、ベースやドラムの必要性を感じないグルーブ感を出します。ヤマカミヒトミさんは小野リサともツアーを回っているらしく、抑えた存在感の中で美しいオブリガードやアドリブを歌の合間に挟んでいます。すばらしいステージングを目の前で満喫し、思わず曲間にため息がもれました。

ライブ繋がりで。
今月の27日に平岡さんとCayoの二人が、三番町カフェで行われるGroove Pocketsのライブにスペシャルゲストとして参加してくれます。二人ともすばらしいミュージシャンなので、とても気持ちの良いライブになりそうです。日々の生活とは違った魅力を味わいたい方は、是非お越しくださいね。

詳細はGroove Pocketsホームページにて。

http://groovepockets.com/



「光のピアノ」でちょっと変わったコンサート。


Video courtesy of Leading Edge Design

ミッドタウンにある21_21 Design Sightにて開催中の、山中俊治ディレクション「骨」展の特別イベント「参の発掘調査報告会」にて、イベント内のミニコンサートとして演奏しました。

このピアノの正式名称は、「失われた弦のためのパヴァーヌ」。製作は、フリーで活動しているデザインプロジェクトの「」 (まいる/MILEと読みます)。世の中にある有機的なもの、無機的なものをリアルに展示している「骨」展の題材にふさわしく、本物のグランドピアノの骨格、すなわち打鍵機構を使っています。

「現代ピアノの打鍵機構が未来に発掘された。その骨組みを見て、元の姿を想像して復元したら何ができるのだろうか・・・?」と、そんな変わった想像から作られたこの作品は、音を奏でるただの楽器ではなく、光を奏でる楽器。ハンマーの先端から光を壁に投影する88色のプリズムを有しています。キラキラした音の響きと、壁に投影される幻想的な光がそこはかとなく未来的で、イベント参加者の心をワシヅカミにしていました。

Photo by Takumi Ota

世界で一つしかない一風変わったピアノを弾かせてもらうというのはなかなか面白い体験で。最初は「なんだろうこれは?」という風に触って、徐々に慣れてきたらその音に合いそうなフレーズを弾いてみたり、モチーフを変えてみたり、最後は久石譲さんの曲を弾いてみたり。普通のピアノは「弾いて楽しむ」および「聴いて楽しむ」ものだけど、この作品は「見て楽しむ」という三つ目の楽しさがありました。

また、普通のピアノと違うがゆえに、鍵盤がゴムマリのようにバウンドします。それに伴い、壁に投影された光もバウンドし、音も「ポンポンポン」と鳴る。左から右に鍵盤を滑らせると、壁に光のシャワーが振り、「シャララララララポンポンポン・・・」とSFテーマパークっぽい音色が館内にこだまする。ひとしきり遊んだ後は、リクエストに答えてディズニーのWhen You Wish Upon a StarやジャズスタンダードのFly Me to the Moonなどを演奏。特に前者はこの楽器のモチーフにぴったりで、自分で弾きながら音と光のハーモニーを楽しんでいました。

「骨」展は8月末まで行われており、入館者は自由に「失われた弦のパヴァーヌ」を演奏できます。他にも興味をそそられる展示物もあるので、夏休み・お盆休みのアクティビティにいかがでしょうか?

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Special thanx to Bandai Matsuo



7月も終わりかけの東京から暑中見舞い申し上げます、総務部のグルオ&ポケコです。
梅雨があけたかと思ったら今日も雨、雨、雨。なかなかスッキリ夏に入らない日が続きますが、そんなことはお構いなしに湘南も千葉も海開きを迎え、浜辺には雨上がりのタケノコのように海の家がニョキニョキニョッキ。上の写真は九十九里の吉崎浜という場所の近くです。海はいりてぇ。

えー、申し遅れました、東京育ちの南カリフォルニア・メロー系ジャズユニットGroove Pocketsのマネージャーをやっております。最近、うちのボスがお熱をあげているジャズボーカリストがいる、というのでご紹介します。彼女の名はSara Gazarek (サラ・ガザレク)。シアトル出身で、南カリフォルニア大学を卒業後、アメリカのジャズ界で大活躍。日本にもブルーノートやコットンクラブに何回か来てるらしく、次のライブが楽しみでなりません。

上の曲は"I'm Old Fashioned"、直訳すると「私は古風な人間なの!」って感じですが、なるほど歌っている姿は古風な感じ。なのに、アレンジが今風なので全然古く聞こえないんですよね。彼女のファーストアルバム"Yours" (Amazonリンク)もとても素敵です。CDに収録されている楽曲、ビートルズの"Blackbird"をこっちの動画でもやっていますが、とても新鮮なアレンジです。気持ちよさそうに歌うなあ。

・・・という感じで、自分の癒し系グルービージャズグループ"Groove Pockets"のニュースレターを定期的に発行しています。疲れた心にきく癒しネタや、美味しいレストランの情報なども載せているので、興味のある方はこちらから購読を! 最新号のVolume 7はこちらです。



こんにちは。
週末はサーファー、昼はコンサル、夜はGroove Pocketsのピアニストな永田ジョージです。

ライブを聴きに来てくださるお客様のおかげで、ぼちぼち1周年を迎えました。今月も音楽的に優れたイケメンズと共に熱いライブをお届けします。詳しくはホームページを。って、最近お昼が忙しすぎて更新もままならないのが悩みですが。

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先週末に行われた東京倶楽部でのライブを、友人のChibizoが撮ってくれました。最近のコンパクトカメラはいい写真が撮れるんですねー。へへー。ほほー。などと言いながら彼女が送ってくれた写真をぱらぱらとめくり、といってもデジタルアルバムなのでマウスでクリックするわけでございますが。

この日一緒に演奏したのはドラムスのくどうゆう君、そしてトランペットの福山光晴君。ゴキゲンなビートを叩きグループを盛り上げてくれたくどうくんとは初めてでしたが、福山君とは大学の時にちょこちょこと遊びに来てくれてたのでした。ということは・・・この日に出会ったのはおおよそ10年~12年ぶりということで。

当時から凄いトランペット吹きでしたが、益々凄みのある演奏をしてくれました。大盛り上がり。

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そして特別参加で飛び入りしてもらったのがギターの山口廣和くん。彼には何回かGroove Pocketsのライブに参加してもらってますが、最近はデュオで演奏をしてみたり、ポップスのヴォーカリストと一緒に渋谷のライブハウスでトリオをやったりしている内に息がだんだんとあってきました。この日も飛び入りとは思わせない弾きっぷりでライブハウスを大盛り上げしてくれました。Thanx!

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Groove Pocketsはメンバーがコロコロと変わるので、この日のメンバー構成も一期一会な感じ。もしかしたらまた一緒にやるかもしれないし、もう二度とやらないかもしれない。だからこそ、一回いっかいのライブを大切に、最高のパフォーマンスを発揮するためにメンバー間で沢山音のコミュニケーションをとりながら楽しみました。

今月は7日と25日がライブです。興味がある方は私もしくはお店までご連絡下さいね。



すでに終わってしまったイベントの話で申し訳ないんですが。

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先週末、紀尾井町のオーバカナルのビルの5FにあるInstitute for Strategic Leadershipという会場をお借りして、友人らとチャリティイベント「ラブック ~かわいい本には旅をさせよう~」を開催しました。

 (おうちに余っている本 + 飲み物 + スナック + ジャズ) x 交流 = チャリティ

という、一風変わった図式でして。

場所はISLによる提供、本は参加者による提供、主催者側でコーヒーや紅茶やワインやクッキーやチーズパフやジャズの生演奏を提供。あとは、参加者が好きな本を100円~300円で買って帰るもよし、家にある本を処分するだけでもよし、会場にいる人と「どんな本を持ってきたんですかぁ?」と交流するもよし、黙々と本を読むもよし、ジャズを聴くもよし。

本に恵まれた国に育った私達が交流した結果の収益は、本に恵まれなかった国・地域に図書館を建てるために寄付されます。「チャリティのためにチャリティをする」のは気が引けるけど、本好きな人たちが個人的に楽しみながら、結果的にチャリティに貢献できてるってのは素敵だと思って僕も思って、企画段階から参加していました。

ちなみに企画者は、とある会社の社員さんであるナツコ。凄いポジティブエネルギーとカリスマ性を持った子で、あっという間に協力者が10人ほどあらわれ、みんなであーでもないこーでもないと考えた上で1ヶ月ほどで企画構想から実現までいたりました。

そんな企画の中で、なんでジャズの生演奏かって。

NYのカフェや本屋に行くと、何気なくミュージシャンがいて、場の雰囲気を壊さない感じで生演奏をしてるんですよ。コーヒーのお供に。読書のお供に。そういえば、サンディエゴでCorrinne Mayという素晴らしいミュージシャンと出会ったのも、Border's Bookstoreという本屋さんでした。

シーンとした会場で人が本を読んでいる中で、いきなり「どんな本を持ってきたんですか?」って人に声をかけるのは気がひけるもの。生演奏で楽器の音が静かに鳴り響いているだけで、なんとなくみんな心が和らいで話もしやすくなる・・・といいなあ、って思いながら、こんな感じで演奏していました。

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(photo by Kae @ BeautyBar )

今回は実験的な第一回だったので、次回もやってほしい!という希望が参加者や今回参加できなかった方から出た場合は、きっと第二回もやります。興味がある方は、メールもしくはコメントを是非。

ジョージ @ groovepockets



RM、すっごくパワフルなシンガーでした。

すんばらしぃ。


(動画 thanx to Miho)

by George @ Groove Pockets



今週末のライブに向けての胸の高まり、それは新たなミュージシャンとの出会いと競演。

「それでは紹介します。
 On vocal .... Ryutaroh Makino!」

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1979年11月19日鎌倉生まれる。15歳から単身渡米、
大学入学とともにニューヨークへ移り、音楽を専攻する。
2002年に帰国しジャズボーカルとして活動し始める。

現在は都内、横浜そして、ホームグランド湘南にて活動し、
2006年には横浜そして、北九州ジャズプロムナードにも
参加。その活動は雑誌、そして様々なFMにも取り上げ
られる。英語ディクテーションには定評があり、講師と
しても活動をする。

尊敬するアーティスト:
 ケビン・マホガニー、ナット・キング・コール、
 スティービー・ワンダー、ダニー・ハザウェイ等

Ryutaro Makino Homepage
Ryutaro Makino Blog

牧野竜太郎ファーストアルバム "RM" 好評発売中!
全12曲収録 ¥2,520(税込み) Available at Amazon

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男性のジャズボーカリストがなかなかいないこの国で、
素晴らしい歌声(とルックス)を持った牧野君との競演。
いやはや、楽しみです。Groove Pocketsやっててよかった。

お暇な方は、2009・1・31 赤坂ノベンバーイレブンスにぜひ!



(1/27更新: EmilinhaのVocal動画を追加しました)

太田くんがライブでギターを演奏するときの表情があまりにもナイスだったので、勝手に妄想CDジャケットを作ってみました。

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いやー この表情はずるい。
多分、ピアノとのかけあいで、一瞬すごく楽しい瞬間があったと思うんだけど。
どうでしょう、振り返りざまこの笑顔ですよ。僕がもし女だったら、
ちまたで流行ってるお笑いコンビの言葉を借りて

 「惚れてまうやろーーーっ!」

って感じじゃないっすか。ねぇ。
既にノックアウトされてる友人が数人おりますが。ねぇ。


動画提供 by Emilinha

All songs performed by George Nagata and friends @ Groove Pockets



波に乗れてるときと、乗れてないとき。

如実にそれを感じるときがあって。
先日の中目黒 楽屋(らくや)では、いい波に乗れたのを感じました。

僕らの他に2バンドが出演し、60席のお店は計70名以上のお客様が入るほどの熱気。雰囲気のいい照明や完璧なセッティングの音響とあいまって、いやがうえにもテンションが上がった状態での演奏。

ギターは前回赤坂ジーズバーで一緒に演奏した太田雄二君。ドラムはセンス抜群の松本英一郎君、そして歌でゲスト参加してくれたのは、エミリーニャ。若干ハードなインストの曲が多い中、くせのない歌でボサノヴァとバラードを静かに歌い上げていました。

あっという間の50分ステージが終わり、早くも入れ替え。

2nd Stageで歌っていたおくだみきさんのグループは完全オリジナルで勝負。
初めての人でも聞きやすい日本語ポップスを、娘さん達が見守る中で歌い上げていました。

3rd StageはバイオリンのTSUMUZI君がひきいるエルネスト・シエーロ。他に比較対照がないので乱暴に言ってしまうと、葉加瀬太郎さんの音楽をよりバイオレントに、よりジャジーに、よりラテンにしたような感じ。

ライブを聞いていた友達らは、彼のルックスのよさにも注目し「瑛太だ」「いや金城だ」「いや窪塚だ」と盛り上がり。見た目だけでなく、演奏した曲も構成がかなり練られていて、瞬間的な反応と爆発力をモットーとするGroove Pocketsと違ったかっこよさを感じました。

MCの合間に店内を見渡してみると、青色LEDの優しい間接照明がムードを高めつつ、壁にはギャラリーの一部であるアート作品が。こういうひとつひとつのパーツが、「楽屋」としての完成度を高めているのを強く感じました。

写真には載っていませんが、本格的なタイスタイルの料理もとってもおいしく、お客様にとっては「見てよし」「聞いてよし」「食べてよし」と三拍子そろった素晴らしいお店に感じられたのではないでしょうか。ミュージシャン側としても、このようなお店での演奏だったため、いつもよりいい感じに波に乗れた気がします。

また演奏したいお店です、中目黒楽屋

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当日のセットリストと音源はこちらに。

1. Isn't She Lovely
2. Dienda
3. Girl from Ipanema
4. Someone to Watch Over Me
5. Wabash
6. Blue Monk
7. Seven Steps to Heaven

別ウィンドウで開く



お仕事がひと段落ついたので、こんなものを作ってみました。

普段使わない右脳を使うのは気持ちいいですねぇ。覚醒するアハ体験。
アーティストやイラストレーターやシェフな方で、普段右脳ばかりを使ってる人は左脳を使うと同じような快感を覚えるんだろうか?

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さてさて、日曜日のライブはGroove Pocketsのご予約だけで20人前後。
おかげさまでほぼ満席です。うれしいなぁー。



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Emilinha, originally Emily, is a singer songwriter born in Hong Kong and raised in Melbourne, Australia. She started singing from a young age and learned to play guitar at 16. During her university years, she began writing songs and doing some street performances in the city of Melbourne. After coming to Japan she helped out an indies band called Soundtrack with the chorus, some song writing etc. during which she decided to become a professional musician.

From 2005, she joined a number of bands ranging from trip hop to soul and entered a music school, Otoya, where she had vocal training, piano lessons and Jazz vocal lessons. She found her true love for Jazz and Bossa Nova through her band experiences. From 2006 to the end of 2008, she was in a band called Bossanova Project P where she sang in English, Portuguese, and sometimes in French.

In 2008, Emilinha started the unit “We, and the sea" with her pianist, Eumir Hisashi Kono. They are currently working on an album “Everlasting" including songs with the influence of Jazz, Bossanova, Latin and 80s Pop.

Talents:
Vocals, back vocals, song writing, lyrics…

Influences:
Antonio Carlos Jobim, Isabelle Antena, Ella Fitzgerald, Tori Amos, Clementine, Jane Monheit, Workshy, Pat C., Sergio Mendes 66….

Emilinha on myspace
Emilinha's blog


日曜日のGroove Pockets Live、Emilinhaを迎えられるのはかなり楽しみです。席数が限られていますので、早めのご予約を。



去年はせっせと硬派に励んだ一年でした。

ええ、時代は硬派を求めています。渋谷でせっせと女の子に声をかけつつガン無視されているナンパ男をよそ目に、僕が誘いの声をかけるのはお堅いミュージシャンのみ。おかげさまで、一緒に新たな音楽を創れる仲間が、ここ一年でぐっと増えました。

ベーシスト、程嶋日奈子。
今やGroove Pocketsのパートナー。
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トランペット、高澤綾。
Groove Pocketsにほぼ毎月参加してくれています。一緒にやる度にワクワク。
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ボーカル、エミリーニャ
前回のライブですばらしい歌声を披露してくれました。また遊びに来てほしいな。
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あれ・・・なぜか女の子ばかりだって?
いやいや、硬派なナンパですって。
マジでマジで。

硬派の中でももっとも硬派なナンパ、それが赤坂のライブハウス"G's Bar"で遭遇して一発で「イエス☆フォールインラブ」となったギタリスト。
通称「ギター王子」こと太田雄二くん。

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(写真はBlogのプロフィールフォトより)

身長180cmを超える長身の彼、めっちゃくちゃグルーヴィーなギターを奏でます。一緒にピアノを弾いていると、自分の顔が孫を見守るおじいちゃんのようにほころびます。いやーいいです、太田君。去年は自分が飛び入り参加で彼と弾かせてもらったけど、今月はGroove Pocketsに2度も参加してくれます。

他の王子フォトはこちらにて。
音はライブでお楽しみください。

初回は1月8日(木)、赤坂G's Barにて。
次回は1月18日(日)、中目黒 楽屋にて。

一緒にやれると思うだけでワクワクしてしまい、夜もぐっすりです。
彼が入ることでGroove Pocketsはまた新たな方向性を見出すはず。
お早めに席の予約をどうぞ!

Groove Pocketsのホームページ、もしくは メール:info@groovepockets.com よりご連絡下さいな。



今年もなんとかやってきました、クリスマスが。

日本で働いていると普通に出勤していてあまりクリスマスムードが高まらないんですが、タイミング良く体調を崩したので、おうちでクリスマスムードを味わいながらがっつり寝て過ごしています。ということで、クリスマス気分のおすそ分け、世間の浮かれた気分に便乗して僕も弾いてみたシリーズ、その4をお届けします。

お送りするのはクリスマスメドレー、White Christmas ~ The Christmas Song ~ Silent Night

メリークリスマス。



今宵はクリスマスイブ。

どうせうち仏教だし、とか言わずに、せっかくこんな時なんでクリスマスムードに浸るのもいいもんですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕はサンタ様にインフルエンザA型ウィルスを100万個ほどプレゼントしてもらい、急遽駆け込んだ病院にて美人女医さんに出社停止命令とタミフルの処方を受けました。

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世間の浮かれた気分に便乗して僕も弾いてみたシリーズ、その3をお届けします。
お送りするのはこの曲、Jingle Bells ~ ジングルベル。バラード調で始まり、途中から南米調(?)のリズムに変わり、ジャズの4ビートへと変化します。

メリークリスマス。



欧米では家族と我が家でひっそり過ごすクリスマス。

わが国ニッポインでは、なにやらお外でデートでもしないといけないような風潮がありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

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世間のウカレポンチに便乗して僕も弾いてみたシリーズ、その2をお届けします。
お送りするのはこの曲、Winter Wonderland ~ ウィンター・ワンダーランド

クリスマス当日まで続きます。



クリスマスシーズン真っ盛り、街中はクリスマスソングで溢れてます。

世間に便乗して僕も弾いてみましたシリーズ、その1をお送りします。
お送りするのはこの曲、Santa Claus is Coming to Town ~ サンタがまちにやってくる

ちなみに3年前はこんな感じでピアノを弾いていました。あれから少しはうまくなったんかなぁ。

つづく。



「インターネットは仮想の世界」
「匿名だから何をしても許される」

そんな誤った考えから、若い子による犯行予告⇒通報⇒逮捕⇒「本当に捕まるとは思ってなかった」、みたいなお粗末な報道が今年は何十回もあったわけですが。確かに、インターネットの情報網は国境の垣根もなく、Youtubeでビデオを検索すると世界中の人が投稿したあらゆるビデオが閲覧できます。

そのネットの「向こう側」にいるのは、紛れもなく血の通った人間。
たとえば、こんな素敵な使い方をしている人も。
自分が好きな歌をインストに合わせて唄う。
ただそれだけ。

ジャズスタンダード"Someone to Watch Over Me"を唄う女の子のEmilinha (エミリーニャ)。僕は、この曲のBメロが知りたくって検索していたら偶然遭遇して、おー、心のこもった暖かい歌を唄うなあ・・・と、感動を覚えた。

よくよくプロフィールを読むと、日本に住んでいるオーストラリア人だって?
へー、そうなんだ、是非とも遊びに来てよ!とナンパ、もとい、11日に行われたG's BarのGroove Pocketsライブにお誘いしたわけです。

ジャズのお店で知り合ったミュージシャンをゲストで呼んだことはあるけれど、Youtubeの世界で発見したボーカリストに遊びにきてもらうなんて、とってもWeb2.0的な。当初は1曲だけ唄ってね!とお願いしていたのに、お客さんにも仲間のミュージシャンにも好評だったので、2曲も歌ってもらいました。

リハーサルもマイクチェックもなしに知らないバンドに飛び入りで歌うのはかなりの緊張感だったと思うけど、果敢に頑張って唄ってくれました。お客さんにも大好評。っていうか、Groove Pockets以上にEmilinhaがよかった!ってぐらいの高評価だったような。

僕が彼女にYoutube上で遭遇したのはほんの数週間前だけど、実はライブに来てた気まぐれな友人は彼女のビデオをずっと前に見ていて、自分のBlogに6月の時点で載せていたらしい。

 気まぐれな人のブログ: 赤坂で発見。Niceな歌姫

いやー 繋がってますね。
リアルとネットが交錯して、今まで繋がるはずがなかった人同士が、数珠繋ぎ。

繋がってるといえば、最近お知り合いにあったYokoさんも、自身のBlogを通じて知り合った方のおかげで、長い間コンタクトを取っていなかった友人と再び繋がったことをつづっていました。「幸せも、繋がっていくのね。」って。

 犬もあるけば渋谷にあたる: あたたかい出会い

そんな彼女とであったきっかけも、このBlogやハイナンジーファン食堂を通じて知り合ったMihoちゃん繋がり。幸せは連鎖できるんです。

国境も人種も越えられる、インターネットという便利な道具。
優しく使えば、世の中をハッピーにしていける気がします。


Emilinhaがインターネットに残した軌跡は、こちらに。

emilinhaのmyspace
emilinhaの日本語Blog
彼女のユニット、We, and the seaのオフィシャルHP



半年ほど前から活動を始めた自己のジャズユニット、Groove Pockets。

Groove Pockets
(Groove Pockets at Tokyo Club)

Groove Pocketsのコンセプト。
 1.ピアノは僕、ベースは程嶋日奈子、
   他メンバーはライブごとに入れ替わる。
 2.リーダーは決まっていない。
   全員がリーダーとなり、全員がフォロワーとなる。
 3.演奏しているメンバーと、僕らの演奏を聞いているお客様が、
   一つのグルーブを共有して気持ちよさを味わう。

それだけ。

昨夜12月6日の東京倶楽部ライブは、Groove Pocketsが目指してきた一つの理想形でした。
各メンバーがやりたい曲を持ち寄り、一人ひとりが自分らの持ち味を出した上で、ステージにグルーブを紡ぎだしていました。

楽しさを提供し共有してくれた、メンバーの一人ひとりに感謝。

ドラム: 松本英一郎
松本英一郎

ギター: 中尾"リッチー"剛也
リッチー

トランペット: 高澤綾
高澤綾

ベース: 程嶋日奈子
程嶋日奈子

12月6日東京倶楽部 セットリスト

--1st--
1 Fly Me to the Moon~Old Folks
2 Softly, as in a morning sunrise
3 Here's that Rainy Day
4 Sky Dive

--2nd--
1 Hocus Pocus
2 Povo
3 My One and Only Love
4 Seven Steps to Heaven

--3rd--
1 Autumn Leaves (G pedal)
2 When We Were One
3 Lotus Blossom
4 Feel like makin' Love
5 Straight, no Chaser

聞きにきてくれたお客さま、ありがとうございます。
見守ってくれている音楽の神様、これからもよろしく。

次回GPライブは12月11日ですが、ほぼほぼ満席。
1月もライブ盛りだくさんなので、興味があったら是非。



生演奏はやめられない。やるほうも、きくほうも。
たとえ音楽のCDが売れなくなっても、生演奏がなくなることはないと思う。

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photo by Yunko

音楽って、そもそもはその瞬間を感じ取って演奏し、目の前で発せられるエネルギーを体感するものだった。いつしか、録音・再生技術の向上によりレコード化され、デジタル化技術の向上によりCD化され、圧縮技術の向上によりmp3化され、転送技術の向上によりネットワーク化された。CDのタイトルごとの平均売上が減る一方で、ColdplayのViva la Vidaなどはリリース後2週間で35万人にダウンロードされる、そんなパラダイムシフトぶり。

リスナーとしては、利便性の向上はありがたい。好きなアーティストの音楽をわざわざコンサート会場まで行かなくても、パソコンで、携帯で、そしてiPhoneで直接ダウンロードして聴けるようになった。高性能のイヤフォンで、ノイズキャンセリングをしながら満員電車で聴く毎日。

アーティストとしても、ビジネス的には嬉しい。ガレージで録音した音源をiTunesやAmazonのオンラインダウンロードなどのネットワーク流通に載せてしまえば、がんじがらめの契約書やプロデューサーの押し付けから逃げることができる。

ただ、それだけで満足かというと、それはない。つまるところ、アーティストは目の前の聴衆と同じライブ会場の空気を吸い、音を出し、拍手を貰い、グルーブを共有するところに喜びがある。リスナーも「音楽が本当に好き」という限られた人達は、このご時世に「あえて」生演奏を聞きに行っているはず。

ちょっとおめかしして家を出て駅まで歩き電車に乗り会場まで歩き友人らと出会い、そして音楽が演奏される場を共有する。ヘッドホンからは伝わってこないグルーブを、生身の体で体験する。

だから、生演奏はやめられない。やるほうも、きくほうも。

・・・

という、ふつふつと湧き上がる欲求のあらわれなのかわかりませんが、先日の東京倶楽部ライブも満席御礼となり、日曜日にもかかわらず全てのテーブルが埋まった中での生演奏会でした。ありがとうございます。

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Photo by Yuko / 中尾剛也(g) 大江陽象(ds) 高澤綾(tp)

ナカノ手芸部から小さなリスナー聴きにきてくれました。バンドメンバーにかわってお礼申し上げます、ペコリ。

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次回Groove Pocketsライブは11月8日、池袋Independenceにてお送りします。



6年間。

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彼とはじめて会ったのは、忘れもしない2002年11月25日。六本木のVanilla Moodという小さなお店で、大雨の降る中、片手で数えられるほどの客を相手に熱い演奏を繰り広げていた。海野雅威、うんのただたか。

ジャズって、なかなか理解され難いし、ことに、最近流行っているジャズは難解で「初心者はわからなくてもいいよ」的なものがあってつまらないんだけど、今日のバンド「YU-YU」はそんな風潮をぶっとばすアンチテーゼでした。ルールがわからないと面白くないアメフトの試合と対比的に、ルールなんてわからなくてもただ華麗でダイナミックなプレーで万人を魅了するブラジル代表のサッカーのように、判りやすい面白さを味わったのでした。
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その後、2004年1月24日には友人を誘って9人で鑑賞。

「最近やる気ないな」という人にはやる気を出させ、「最近元気ないな」という人には元気を与える。「最近寂しいな」と思う人には「でも大丈夫」と感じさせ、「仕事やめたいな」という人には「もう少し頑張ろう」と思わせる。人生の喜びを凝縮したような彼のピアノは、音楽の素晴らしさ体感させてくれる。

ここでいくら誉め文句を書いても書ききれないのできりがないし、どんなに美辞麗句を書いても僕の評論では彼の音楽を正当に評価することは出来ない。なぜなら、彼の音楽を評価できるのは、それを聞いてその素晴らしさを感じられた人だけだからだ。

ファンが7人も増えた。恐らく彼らがまた「俺ジャズあまり興味ないんだけどね、それでも聞きたいバンドがあるんだ。今度行かない?」と知人を誘うに違いない。・・・ リピーターを増やし、リピーターがリピーターを呼びいつしかその人気は飽和を迎える。3年後でも2500円でこんな素晴らしいライブを聞けるのだろうか?それとも5000円になってしまうか?

2004年の終わりには、インディーズレーベルから彼らのファーストCDも発売された

ピアノという楽器のポテンシャルと、音楽の持つ魅力を最大限に表現できるピアニスト。24歳でこれだけできたら、今後彼がどうなってしまうのか末恐ろしいです。全米デビューか?海外のジャズフェスティバルに出演か?全く予測不可能。でも、このCDをきっかけに彼の人気は瞬く間に広がるはずです。

その後、彼の演奏を何度も聴いた後、2005年~2007年まで僕はサンディエゴへ留学。この時すでに「完成形」と思われた彼のピアノは、ここ3年間で更に成長していました。

多くのミュージシャンが凌ぎを削るジャズピアノの中で、彼ほど純粋にピアノと向き合うミュージシャンを見たことがありません。金を貰うプロフェッショナルとして他のピアニストと優劣を競うのではない。ひたすら、目の前のピアノをいかに楽しく美しく奏でるか、競演しているミュージシャンとどう遊ぶか、その場にいる全員の耳と心に最高の音は届いているか。それだけを考えて毎日を過ごしているに違いありません。

結果、お客様数名のライブで出会った彼は、多くのミュージシャンとライブハウスに引っ張りだこになり、今年になってソニー系列のジャズレーベルからCDをメジャーリリース。満席のライブハウスでCDは飛ぶように売れるも、サインのお願いに応じる彼の姿勢は6年前と少しも変わらない。

 「僕のピアノを聴いてくれて嬉しいです」

そして彼は、今月を最後にジャズの聖地ニューヨークに飛び立ちます。日本で生まれた海野雅威が、ジャズを生んだアメリカで "Tadataka Unno, a pianist like no other" として紹介される日も近いです。

皆様も是非、応援を。



ピアノ演奏記録の音源をこちらに残し、定期的にアップデートしています。
今後も、いい演奏ができたら適宜こちらにて公開します。感想、リクエストなどもあれば、コメント欄にてお願いします。

聴き方: 以下のジュークボックスより、CDの曲を選ぶ感覚で曲の再生ができます。また、プレーヤーの下の月別リストから、♪ マークの右の曲名を左クリックすると、PCのメディアプレーヤー等で音楽が再生されます。右クリックして、「リンク先を保存」などとすることで、ご自身のPCに保存することも可能です。

mp3 Jukebox - 別ウィンドウで開く

2008年5月

関内のFaroutというお店のジャムセッションにて、4月に出会ったばかりの若手女性ベーシスト「Hina」と共に演奏したジャズ・スタンダードを追加しました。

hinako-5.jpg   ♪Bye Bye Blackbird
Photo by 芹川太郎

出会ってから3回目の演奏としてはまずまずの盛り上がりです。ドラムはこの日初めてお会いしたChacoさん。森山良子さんのコンサートにも参加しているとのことで、リズム感、歌心ともに抜群です。


2006年5月

5月13日に東京で結婚する友人Mikiに向けて、彼女が好きなBill Evansの"Waltz for Debby"と、おまけに"I Loves You Porgy"をアレンジ。既に完成されている曲を自分なりの解釈でアレンジするのはとっても難しいですが、寝る前にかけてもらえるような静かなバラードとして演奏。

 ♪Waltz for Debby, for Miki
 ♪I Loves You Porgy


2006年4月

San Diegoのナンバーワン・ジャズクラブ、Dizzy'sでのライブ with TOKUより。TOKUさんの演奏音源はmp3を公開できませんので、あしからず。

Old Folks
Isn't she Lovely (vo: Prince Habib)

2006年3月
青山D's Barライブにて。
峰村泉 (vo)、吉田豊 (b)、中尾剛也 (g)、横山和明 (ds) との共演。1曲目のFotografiaは偉大なジャズピアニスト、福田重男さんにリスペクトを込めて。
Fotografia
Bye Bye Blackbird
Isn't She Lovely
Secret Love
Bewitched
Time After Time

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2006年2月
サンディエゴ地元のソウルフルボーカリスト、Prince Habibと共にホームリハーサル2曲とライブ録音を2曲。
Tears in Heaven
Moon Blue
Feel Like Makin' Love
Stand by Me ~ I Wish

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2006年1月
家のピアノでホームレコーディングを。ポップスのナンバーをオリジナルアレンジで。
I Will Always Love You
Get Here

2005年12月
グリーティングカード代わりに、クリスマスソングを。
The Christmas Song
Have Yourself a Merry Little Christmas
Santa Claus is Coming to Town 
White Christmas

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2005年11月
サンディエゴの地元ベーシスト、Rob Thorsenとのホームリハ。
I Loves You Porgy
Danny Boy
Blue in Green

2005年8月
日本出発直前Final Liveにて。
Key(vo)、森田聡 (b)、田沼史彦 (g)、小原慎平 (ds) との共演。Go Ahead Nigelは福田重男さんの作曲。
Go Ahead Nigel
Triste
Dindi
One Day I'll Fly Away

pict Photo by ikkiy


2005年7月
日本出発カウントダウン・ライブにて。
峰村泉(vo)、森田聡 (b)、田沼史彦 (g)、小原慎平 (ds) との共演。
Recorda Me
Close to You
Time After Time
I Love You for Sentimental Reasons

pict Photo by ikkiy


これ以前は公開できる質ではないのですが、2004年までの軌跡はこちらに



ついに3rd stageです。

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写真と本文は関係ありません(ほとんど)

2週間前に演じた峰村泉Live at Tokyo Club、ライブ録音のmp3をローテーションし、3rd Stageの曲目をお聴きいただけるようにしました。ブロードバンド環境の方、電話回線で頑張っている方も、是非ヘッドフォンかスピーカーで大音量にしてお聴き下さい。

お勧めは、シンディー・ローパーの名曲、Time after Time。峰村泉と永田ジョージのデュオでお送りします。もう一曲、"Can't take my eyes off of you" - 邦題「君の瞳に恋してる」は、90年代後期にヒットしたR&Bシンガー、Lauryn Hillによるかっちょええ唄い方をイメージして、独自にアレンジしました。リハーサルの時はなかなか思うように行きませんでしたが、本番で「こりゃいいぜ!」という感じでできました。ぜひ。

3nd Stage
 Yardbird Suite (ヴォーカル無し) ライブ録音
 Have You Met Miss Jones? (ヴォーカル無し) ライブ録音
 Blue Skies ライブ録音
 Night and Day ライブ録音
 Time After Time ライブ録音
 Misty ライブ録音
 Can't Take My Eyes Off You ライブ録音
 Route 66 (アンコール) ライブ録音

注1:ライブ録音音源(mp3フォーマット)は、リンク部分を右クリックし「リンク先を名前をつけて保存」(Internet Explorerの場合)でご自分のPCに保存ができます。サーバ容量が限られているため、現在は3rd stageの曲目のみお聞きいただけます。


今後、全stageの音源をダウンロードできるようにローテーションしますので、音源の更新情報は本サイトもしくはKamesan Dailyの最新記事をご確認下さい。

1ステージ、2ステージ目の音源をお聞きになりたいかたはコメントを頂ければ個別に復活します。



ジャズとハンバーガーとLinuxの意外な関係について。

素材が同じでも料理人が違えば味も変わる、これは食べ物でも音楽でも同じ。レストランビジネスは音楽ビジネスに通じるものもあり、さらにはLinuxが代表する「オープンソース」の概念にも通じます。

franklin

ジャズ・ピアニストのビル・エバンスの言葉「僕は100曲を1回練習するよりも、1曲を100回練習するべきだと思う」について考えます。ジャズをやっていると、ちょっとだけ弾いて「この曲はいい」「この曲はよくない」と判断して、暫く弾かなくなる。3年後、もう一度弾いてみると、「実はいい曲じゃん!」と感じることがあるけど、それは曲が変わったわけではなく、自分なりの曲の料理の仕方が変わったから。今までより効果的に、ダイナミックに、リリカルに弾けるようになると自分の曲に対する評価も変わってきます。

先日、五反田の本格アメリカンハンバーガー「フランクリンアベニュー」のオーナー、松本幸三さんから聞けた話には、ベテランのジャズミュージシャンに通じる力強いスピリットが感じられました。過去15年に渡って営業してきたフランクリン、その間メニューの価格は据え置き、メニューの内容もほぼ同じという。その制限の中で、メニューに使う素材は日々見直し、よりいいものを使うように改善しているとのこと。

franklin

彼が提供するメニューの中には、「これはほぼ完成」というものから「まだまだ改善の余地あり」というものも。たとえばアボガドバーガーは50点台。現在市場で出回っているアボガドは、実がまだ青くて熟さない内に収穫して、流通の過程で熟したものを売っている。たとえば一番旬で熟したアボガドをカリフォルニアから空輸して提供できれば、もっと美味しいものができるらしい。

彼の中で最も自己評価が高いのは「マッシュルームバーガー」の90点。これは僕にとってもナンバー1のお気に入りメニューで、スイスチーズ乗せが凄くお勧めです。「使っているマッシュルームだけで原価が800円を超えますよ」という、利益を下げる脅威の原価率。当然、来るお客様が全員こればかり頼んだら店は潰れるけど、他のメニューや飲み物などの売上とバランスを取ることで全体として利益を保っているそうです。

「飲食店は個別のメニューの利益率を考えたらダメ」

福島産のマッシュルームの美味しさを体感してもらうためにと、生のマッシュルームを軽く洗って出してくれました。真っ白く、芳醇で、臭みはなく、さくっと瑞々しい。これは確かに美味しい。スーパーで買うと4~5個入りで3~400円というこのマッシュルームを10個以上使っているマッシュルームバーガー、彼の自信の一品には納得です。

franklin

色々と工夫をしているうちに、食材の取引先は50社へと膨れ上がり、日々の管理は大変になってしまったそうな。手間を減らし利益率を上げるためには少しでも安い食材をまとめて提供してくれる業者を絞るべきなのに、最高の味わい優先するために幸三さんは逆行してしまったわけです。

今でも月曜日、水曜日以外は8時から厨房に立ち、同じような本格的なハンバーガー屋を開きたいチャレンジャーのために修行の場も提供しています。たまには容赦ない「教育的指導」が入るという修行、通常の期間は10年。長く感じるこの時間に対し、チャレンジャーは「5年間でお願いします」とお願いしたとか。

「5年間でハンバーガーは作れるようになるが、店を潰さずに経営するためのノウハウは学べない。うちで修行するということは、借金して出した店を潰して人生を棒に振ることがないところまで教えるということだから」と言いつつ、とりあえず5年で何とか育て上げようとしています。フランクリンアベニューがオープンした当初三年間は閑古鳥を鳴かせつつも、今や東京でナンバー1との名高いハンバーガー人気店へと育て上げ、同じコンセプトの本格バーガーの老舗、ホームワークスのオリジナル・レシピも作った彼ならではの説得力のある言葉。本郷にある本格バーガーのファイヤーハウスとも深い繋がりがあるそうです。

「僕の店には秘密がない。聞かれたことはレシピでもなんでも答えます。それを聞いた人が自分より美味しいものを作るようになったら、むしろ対抗心が沸いてやる気が益々出るでしょ。」

この考え方は、ソウルや技法を弟子に伝えるジャズミュージシャンにも通じるし、Linuxなどのオープンソース開発にも通じます。自分の作品やコンセプトをオープンにすることで、それを応用した人達がよりいいものを作ろうとする。すると、自分も「こりゃもっと頑張らなきゃ」と、よりいい仕事をするようになる。マイクロソフトのように業界シェアを独占しているとどんどん製品の質が下がるソフトウェア界の現状とは対照的な幸三さんの言葉。

この日は、7月に幸三さんがドラムを叩くジャズバンドの参加メンバー顔合わせで行ったのですが、本当に「美味しい話」が沢山聞けました。

夕方までBBQをしていたにもかかわらず、ぺろりと食べられてしまったマッシュルームバーガー(左上)。今回の企画に誘ってくださった音楽ライター兼企画担当者の吉岡さん(右上)。隣のフレンチ「ヌキテパ」から、田辺シェフのオリジナル「スイカのショートケーキ」(左)は生のスイカをそのまま使っていたのにびっくり。デザートと迷って結局一緒に頼んでしまったチョコレートミルクシェーク(右)は絶妙なふんわり加減。

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予約は昼12時までしか受け付けないため、タイミングが悪いと激混みになるこのお店。それでも待つ価値はあります。この時期は外のテラス(右下)が最高に気持ちいい。

ジャズ好き、バーガー好き、ITオタク、誰もが納得するハンバーガー・レストラン。あなたも是非。

名称: 7025 Franklin Avenue
住所: 東京都品川区東五反田3-15-18
電話: 03-3441-5028
営業: 11:00~21:00 (日曜 ~19:30 )
定休: なし

 Livedoorグルメ: 「フランクリンアベニュー」
 音楽ライター吉岡さん: Soul Searchin' Diary 5月6日分に詳しい解説あり
 Appleさん: まいにちをおいしくたのしくBlog「7025 Franklin Avenue フランクスバーガー(五反田)」



生演奏にはかなわなくとも、雰囲気は伝えられるかと。

5月4日に演じた峰村泉Live at Tokyo Club, ライブ録音のmp3をローテーションし、2nd Stageの曲目をお聴きいただけるようにしました。ブロードバンド環境の方、電話回線で頑張っている方も、是非ヘッドフォンかスピーカーで大音量にしてお聴き下さい。

お勧めはVolkswagenのCMソングとして馴染みのある、Sunnyでのギター田沼の怒涛のソロ。一旦中断しつつも和やかな雰囲気で笑いを誘ったDesperadoや、New York State of Mindのファンキーなアレンジも好きです。

--5/4 演奏曲目--

2nd Stage
 Sunny (ヴォーカル無し) ライブ録音 (注1)
 Donna Lee (ヴォーカル無し) ライブ録音
 Desperado ライブ録音
 But not for Me ライブ録音
 Moon River ライブ録音
 New York State of Mind ライブ録音

注1:ライブ録音音源(mp3フォーマット)は、リンク部分を右クリックし「リンク先を名前をつけて保存」(Internet Explorerの場合)でご自分のPCに保存ができます。サーバ容量が限られているため、現在は2nd stageの曲目のみお聞きいただけます。

今後、3rd stageの音源をダウンロードできるようにローテーションしますので、音源の更新情報は本サイトの最新記事をご確認下さい。



Live at Tokyo Club

12/21追記: 1st~3rd stage MP3音源を追加しました

昨夜は水道橋「東京倶楽部」にて、大盛況のライブでした。ご来場の皆様、ありがとうございました。

-永田ジョージ Quartet with Guests-

[演奏シーン]

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[曲リスト] (左クリックでmp3再生、右クリックで保存)

1st Stage
 Turn Around
 MacTough (5.8Mb)
 In the Wee Small Hours of the Morning (5.2Mb)
 Pent-up House (3.8Mb)

2nd Stage
 Every Breath You Take (5.2Mb)
 Unit Seven (4.8Mb)
 Everything Happens to Me (3.3Mb)
 Sunny
 Strings

3rd Stage
 Words Can't Express (Duo)
 New York State of Mind (3.9Mb)
 Feel Like Makin' Love (5.1Mb)
 Wish (4.3Mb)
 Penny Saved (4Mb)

[店情報]

 東京倶楽部
 東京都千代田区神田駿河台2-11-16
 03-3293-6056

 営業時間 18時~24時
 座席数 48席 (カウンター13席、テーブル35席)

 JR水道橋最寄駅、徒歩4分

 ホームページ: http://www.tokyo-club.com/intro
 地図: http://www.tokyo-club.com/contact/map.html



先日、高田馬場のジャズスポット「Intro」に行ってきました。
ペーペーだった頃からお世話になっているジャズ生演奏の老舗。
ミュージシャンとして行くもよし、リスナーとして聞きに行くもよし。
お気に入りの店です。

(明日ジャズ、Jazzコラムのアーカイブに一挙まとめてあるので、読みづらい方はアーカイブからご覧下さい)

明日のジャズマンのために その13:
 高田馬場「イントロ」に行こう

ジャズをやっていると一つの関門となるのが、セッションに参加すること。

知らない人の中に裸一貫で飛び込んでいって演奏するという行為は登竜門的でもあり、ジャズならではの醍醐味でもあります。自分が最初に入り、また、一番多く通ったお店は、高田馬場「イントロ」。

イントロはオープンして29年、ジャムセッションのできるお店としては老舗であり、月・火・金・土(*1)と初心者から上級者まで入り乱れて、常連の人も初参加の人も混ぜこぜでジャズを演奏しています。

 (*1 セッションの時間についてはここを参照)

楽しいセッションができる店の条件:
 初心者から上級者までいる
 楽器が幅広くいる
 若者からオジサンまでいる
 ボーカルもいる
 上級者は初心者を優しくサポート
 いちげんさんでも楽しく参加できる

そんな条件全てを兼ね揃えているイントロ、セッション参加料は1000円でワンドリンク付き。入り口で名前と楽器を述べて、あとは名前を呼ばれるのを待つだけ。自分と同じ楽器の人が少ない場合は番が多く周ってくるし、1時間に1回しか回ってこない、なんて場合も。全体的に平日の方が空いています。土曜日であれば早い時間は少なく、深夜近くまでピークになり、深夜を超えると後は下り坂。

てことで、まずは写真から雰囲気だけでも見てみてください。

サックス、ギター、ボーカル。日によって変わりますが、多くのミュージシャンが訪れます。

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自分の待ち時間をまったりと待つ人も、楽器を素振りする人も、ビールを飲む人も。

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ピアノからの視界。

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食べ物メニューも充実しています。
写真はトマトとモッツァレラのカプレーゼ。
楽譜と食べ物、なんだかかっこいい組み合わせだ。

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老若男女が楽しめるお店、イントロ。

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ジャズ好きに悪い人はいない(と思う)ので、恐れずにセッションに参加してみましょう。最初から演奏するのが恐かったら、誰かに連れて行ってもらうのもいいし、完全なリスナーとして雰囲気を確認してから後日出直すのもいいです。イントロは個人的にとてもお勧めです。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。



♪俺は東京生まれジャズボップ育ち悪い奴は大体友達マリワナコカインこぼしたスープ吸えるものは大体吸ってきた行く先々でジャムセッションノークエスチョンいけてるジャズメンにアグレッションファッションチェックオンチェックでアナキーいつもクールにサブミッション決めるぜ楽器にロックオンファンキー

ジャズピアノをやっていると、つい考えずにマシンガンアドリブをやってしまいます。でも、それって本当に正しいのでしょうか。

(明日ジャズ、Jazzコラムのアーカイブに一挙まとめてあるので、読みづらい方はアーカイブからご覧下さい)

明日のジャズマンのために その12:
 楽器と息を合わせよう

こんな文章、どうですか。

俺は東京生まれジャズボップ育ち悪い奴は大体友達マリワナコカインこぼしたスープ吸えるものは大体吸ってきた行く先々でジャムセッションいけてるジャズメンにアグレッションファッションチェックオンチェックでアナキーいつもクールにサブミッション決めるぜ楽器にロックオンファンキー

読みづらいです。読みたくもないです。何が足りないのでしょうか。
(内容が悪いというのは却下の方向で)

 ・改行
 ・句読点

では、その2点につき改善してみましょう。

俺は東京生まれジャズボップ育ち、悪い奴は大体友達。 マリワナ・コカイン・こぼしたスープ、吸えるものは大体吸ってきた。

行く先々でジャムセッション・ノークエスチョン?
いけてるジャズメンにアグレッション、
ファッション、チェック・オン・チェックでアナキー。
いつもクールにサブミッション、
決めるぜ楽器にロックオンファンキー!

内容は相変わらず0点ですが、多少読みやすくなったかと。ジャズの演奏も同じ。アドリブで弾いている音符が同じでも、句読点や改行を入れるだけで聞きやすさが改善されます。

サックスやトランペットはいいんです、自然と息切れするので。どこからフレーズを始めてどこでフレーズを終えるかを、意識しなくとも自然と体得します。でも、ピアノやギターは16小節でも32小節でも休みなしで弾きつづけられるので、ついマシンガンアドリブだ、などと自己満足な句読点なしのプレイをしてしまう。

聞いている方は疲れるのに、やっているときは気持ちいいから弾きまくり。あとで録音を聞くと「俺って・・・」と顔に縦線入りまくりってことに。

maruo2.gif

じゃ、どうすればいいかというと、呼吸です、呼吸。

オスカー・ピーターソンのライブアルバム(お勧め:"The Good Life" このエントリのおまけで紹介)を聞くと、かすかに「ウーーーーン、ウーーーーーン、ウンウンウーーーーン」とうなっているのが聞こえます。これは別にウ○コ漏れそうなのを我慢しているわけではなく、ピアノのフレーズを弾きながら鼻で唄っているんですね。

もとい、心で唄っている音が鼻歌になっているし、指先からイメージした音を発しているという状態。それができるとどうなるかって、自分が「唄いたい」と感じた音通りにピアノが鳴るので最高に気持ちいい。もう恍惚状態。たぶん、The Good Lifeを弾いているオスカーはマリファナでイっちゃっているぐらい気持ちいい顔をして弾いているんだろうな、ってぐらい最高の演奏をしています。

しかし、いきなり心からの音を楽器で出すことはできません。
でも、楽器の音に自分の心をシンクロさせることはできます。

楽器を弾きながら、呼吸を自分のフレーズと合わせてみます。「すぅ」と息を吸って、吐き出しながらフレーズを弾く。フレーズが途絶えるころには息も途絶える。もう一度息を吸う。吐きながら弾く。そうやって楽器と息を合わせていると、いつしか音・指・心がシンクロして、自然なアドリブができるようになります。

フレーズは小節の頭から始まるも後ろで終わるとも限らない。でも、頭で演奏しているとついついそうなりがち。そこで、呼吸しながらフレーズを演奏すると、小節の途中で息切れもするし、途中から始まったりもする。その自然な感じが、聞く側にも優しく、あとで自分で聞いても「ああ、いいフレージングだな」と感じられるアドリブに繋がります。息継ぎなしだと、冒頭のような息が詰まる文章になっちまいます。

呼吸のリズムや肺活量は人それぞれ。自分の呼吸でアドリブをすれば、オリジナリティある「自分らしいプレイ」ができるようになります。ってことで、楽器と息を合わせよう。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。

次回の明日ジャズは、これの実践編です。うまくできるかどうか・・・。
--

おまけ。今日のジャズピアニストにお勧めCD:
 Ahmad Jamal 「But Not for Me」

 B00008K75Y.09.MZZZZZZZ.jpg
But Not for Me by Ahmad Jahmalshopcart.gif

 Ahmad Jamal (pf)
 Israel Crosby(b)
 Vernell Fournier(ds)

これ以上我慢したら漏らすんじゃないか、ってぐらいに我慢の人、それがアーマッド・ジャマルです。「4'33"」という無音の曲を作曲したジョン・ケージなる前衛音楽家がいますが、ジャズ界のジョン・ケージはジャマルだと思います。何がすごいかって、彼の作り出す「間」の長さ。

聞いていると、すごく長い時間待たせられる。
テーマのフェイクは音がすごく少ない。アドリブ、音が更に少ない。
音が少ないから間があくんだけど、その間の分だけ、弾いたときのフレーズの印象がはっきりと立つ。

ピアノをやっているとつい弾きたくなる。弾きまくりたくなる。そんな欲求を力強く抑え、じっと我慢し、「ここしかない!」という瞬間だけ音を出すジャマル。彼は、弾いている時間以上に弾いていない時間、音の空間に意味を見出しているのかもしれない。

息が止まりそうな彼のピアノ、どんな曲を弾いてもジャマリズムに染まる。マイルス・デイビスがガーランドに「ジャマルのように弾け」と言ったらしいが、「枯葉をバッキングしよう」で紹介した2-4裏の「ガーランド奏法」も実は元々はジャマルが編み出した奏法だったりする。But Not for Meみたいなスタンダードも、こんな風に料理するのかとそのオリジナリティに感心する一枚です。



ジャズピアノ、演奏者のバッキング一つでフロント楽器のメロディやアドリブの生き死にが決まります。ということで、ピアノジャズ実践編その2はバッキングについてです。

(明日ジャズ、Jazzコラムのアーカイブに一挙まとめてあるので、読みづらい方はアーカイブからご覧下さい)

明日のジャズマンのために その11:
 枯葉をバッキングしよう

ジャズピアノやギター等のコード楽器で最初に突き当たるのが、バッキングってどうするんだろう?という疑問。バッキングはアドリブと同じくジャズメンにとって永遠のテーマでもありますが、正しいバッキングというものはありません。オスカー・ピーターソンのように音数を多めに、レッド・ガーランドのようにシンプルに、ビル・エバンスのように言葉少なめにど、プロのバッキング手法も人それぞれ。



このコラム、いつも文字ばっかりです。アナタ本当にピアノ弾けるんですか、ペーパーピアニストじゃないの?といぶかしげに思われても悔しいので実践編をお送りします。ジャズのスタンダード枯葉。

(明日ジャズ、Jazzコラムのアーカイブに一挙まとめてあるので、読みづらい方はアーカイブからご覧下さい)

明日のジャズマンのために その10:
 枯葉でアドリブしよう

明日ジャズ5:テーマを練習しようで例として挙げたジャズの超スタンダード、枯葉。僕が最初に営業で演奏した曲もこれでした。非常にシンプルであり、規則正しく短調系のコード進行のこの曲はアドリブの練習にはもってこいです。



久しぶりの「明日ジャズ」です。
今回でこのコラムも9コマ目。Jazzコラムのアーカイブに一挙まとめてあるので、読みづらかったらアーカイブからご覧下さいな。

今回は、ちょっと先に進んで1~2年目ミュージシャンが更に上達するためのヒントです。

明日のジャズマンのために その9:
 オモテでプレイしよう

ジャズプレーヤーとして、どこを目指しますか?プロ、ウマアマ(=ウマいアマチュア)、特に目指さない。多くのジャズプレーヤはプロで食べていくのは厳しいからと、ウマアマあたりをターゲットにします。かくいう私もウマアマ目指してます。



伸び悩むあなたのために。

明日のジャズマンのために その8:
 枠から飛び出そう

ジャズをやっていて最初にぶつかる壁は、どうやってアドリブをすればいいのだろう?という疑問。そして次の壁は、アドリブがなんとなくできるようになったけど、どうやったら新鮮なアドリブができるようになるのだろう?という疑問です。

いずれの場合も、「枠から飛び出す」ということが大事。



個性的なプレーヤーになるために。

明日のジャズマンのために その7:
 横より上を目指そう

ジャズを始めて半年から数年経つと、ついつい人のプレイと比較してしまいます。「あいつの方がっかこいいフレーズ吹くな」とか「テクニックで負けてるな」とか。そうやって比較をしていると、自分の弱点にばかり目が行ってしまい、「俺、ジャズやめようかな」なんてことになりがちです。また、他のプレーヤーがちょっとモダンな奏法をしているから自分もそれを真似するとか、ひたすらモーダルなプレイをする奴がいるから自分も負けじとモードを練習する、という「周りがやるから自分もやる」という罠に陥りがちです。

ぶっちゃけ、人のプレイはどうでもいいんです。自分が気持ちよくプレイできることが重要なので、人と比較してどうとかいう考えは意味がありません。



久しぶりの「明日ジャズ」です。
今回は、先輩ジャズマンをうまく使って自分のジャズを高めるヒントです。

明日のジャズマンのために その6:
 先輩を使おう

ジャズに関して、1年上の、2年上の先輩は多くのことを知っています。社会人からいきなりジャズをやるのはかなり辛いですが、もし大学のジャズ研という恵まれた環境にいるのであれば、先輩を有効活用しない手はありません。じゃんじゃん先輩に聞いちゃいましょう。思いつくだけでもこれだけ聞けることがあります。



明日のジャズマンはどうやって作られるか?ジャズ実践編その1です。

明日のジャズマンのためにその5:
 テーマを練習しよう

テーマのフェイクからアドリブへ。

理論とかボイシングとかハーモニーとかスケールとか、ジャズをやるにあたって覚えることは沢山あります。でも、そんなのはどうでもいいんです。マイルスデイビスがフレーズを吹くときに、ペンタトニックがどうだとか、エオリアンがどうだとか、バークリー理論がどうだとか考えて吹いていたわけはないんです。ビルエバンスがワルツフォーデビーを録音した時にオープンボイシングだのクローズドボイシングだのいちいち考えたはずもないんです。

彼らは、最初はひたすら曲のメロディーをなぞったはず。マイ・ファニー・バレンタインのテーマを何十回、何百回と演奏しているうちに、その曲がどんな曲かが判ってきます。判ってくると、どう料理すればいいかもなんとなく判ってきます。静かにアドリブをやるか、激しくアドリブをやるか。音は多めか、少なめか。いきなり盛り上がって入るか、途中から盛り上がって最後を静かに終えるか。そういうフィーリングを元に、どんどんアドリブをしていったはずです。

誤解を恐れずに言います。
僕らジャズ初心者にとって、理論は重要ではありません。理論書を10冊買うよりも、一つの曲のテーマを100回練習した方が余程ためになります。枯葉を10回弾いてみましょう。何がわかりますか?コードの進行にそって、テーマのメロディがどう変化するか、だんだん判ってきます。曲の一番の聞かせどころはどこか。その曲を作曲した人は、どこに「泣き所」を入れたか。だんだんそれが染み込んできます。

そもそも、アドリブという行為は作曲にかなり近いものがあります。作曲はゼロからコード進行とメロディと基本的なリズムを作るのに対して、アドリブは決まったリズムとコード進行の上でメロディを変えていく行為です。最初のアドリブは難しいことを考えず、枯葉のメロディの5%を変えてみるだけでも充分です。曲の頭の「ドーレーミ(フラット)ーシ(フラット)ー」を、「ドレミ(フラット)レドシ(フラット)ー」と変えるだけでも、アドリブの第一歩です。因みにこのようなメロディを自分なりにアレンジする行為を「フェイク」と言いますが、ジャズ創生期のアドリブはフェイクが殆どだったはずです。多分。

なので、ジャズを始めたばかりの僕らも、いきなり難しいアドリブをやろうとしないで、枯葉のテーマやブルースのテーマを何十回もやりながら、徐々にフェイクして変えていけばそれだけでアドリブ第一歩完成です。フェイクの割合がテーマの内の90%を越えたら、それは完全なアドリブでしょう。

ビル・エバンスの台詞の一つに、
 「100曲を1回練習するより、1曲を100回練習したほうがいい」
というのがあります。これは全くその通りで、いたずらに曲を多く覚えてもその曲が持つニュアンスがわからなければいいアドリブはできないため、一つ一つの曲を自分なりに料理できるようになってから次に進む方が、結果的に早く成長します。慣れてくると、一つの曲を一回聴いただけでベストな料理の仕方もなんとなく見えるようになりますが、当然今までに何度もやったことのある曲の方がいいアドリブができるでしょう。

もし、テーマのフェイクの仕方がわからなければ、昔のジャズマンによる代表的なアレンジを色々と聞けば何パターンも学べます。たとえば枯葉であれば、ビル・エバンス (Portrait in Jazz)、キース・ジャレット(Still Live)、キャノンボール・アダレイ(Something Else)、ウィントン・ケリー (Wynton Kelly!)と有名なテイクが多くあります。まずはここらへんから自分の耳を頼りに、色々なフェイクを覚えると面白いでしょう。

ということで、
 ・気に入ったテーマの曲を一つ見つける
 ・テーマを何度もプレイする
 ・そのテーマが入った代表的なCDを見つける、借りる、買う
 ・テーマのフェイクを真似てみる
 ・フェイクの量と、メロディからの脱線ぶりを増やす
というサイクルを繰り返すと、気付くと一つの曲に対する自分の「アドリブ度」が増えます。

フェイクはアドリブへの大切な一歩。どんどんテーマを練習して、アドリブへのきっかけを掴みましょう。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。


2004/10/15 3AM 追記:
上で挙げた4枚のCDはこんなジャケットです。
全て大学1年の時に買ったものだけど、たまに聞くと10年前の感動が蘇ります。
改めて聞くと「枯葉」も色々なバージョンがあるんですよね。

evans-portrait.jpgstill-live.jpg
wynton.jpgsomethin-else.jpg
Bill Evans/Portrait in Jazzshopcart.gif
Keith Jarrett/Still Live
Wynton Kelly/Wynton Kelly !
Cannonball Adderley/Somethin' Else



筑波では学園祭も終わり、一年生のみんなは晴れ舞台に向けて頑張ってきた緊張の糸がほぐれたところ。さて、これからどうしよう?ということで、ちょっと間があきましたが、引き続き。

明日のジャズマンのためにその4:
 3年後に後悔しないためのヒント集

大学に入学して、ジャズ愛好会という小難しい音楽をやるサークルに入って半年。初めてスケールやコードやボイシングを習い、なれないリズムで練習をして、合宿でサークル内ステージデビューを果たし、学園祭で家族や友人に対してもステージを披露できた。やるだけのことはやった。

ジャズって難しいからなかなか身につかない。先輩は簡単にアドリブやるけど自分にはどうやっていいかわからない。学園祭でやっていたOBからプロになったベーシストやピアニストの頭の中がどうなってるのか想像もつかない。最近セッションもあまり行ってないし、ミーティングに行くと「最近楽器触ってる?」って先輩に聞かれるのが嫌だからフェードアウトしようかな。

僕の短いジャズ人生は、こうして10月に幕を閉じたのだった。

                       -完-

ちょっと待ったーっ!それでいいのか?
ジャズ愛好会に入った理由はかっこよく楽器を操り、渋い顔でプロ顔負けのアドリブをかまして、可愛い後輩の [女の子/男の子] をゲットするためじゃないのか?違う?まあいい。ゲットするかどうかは置いておいて、ジャズの名曲に限らず巷で聞いた気に入った曲を自分なりにアレンジして、バンドでステージに立ち、友達や恋人に聞いてもらえる喜びを味わわずに辞めてしまっても後悔しないのか?

今は辛いかもしれない。なかなかアドリブができない。半年後には新入生が入ってくる。その時に自分がアドリブできるかわからない。では辞めてしまえ。でも、ここで辞めなかった同級生がステージでスポットを浴びて素晴らしい演奏をしているのを3年後に聞いたら、必ず後悔する。なんであの時ジャズを続けていなかったのだろうか?と。


そんな長い前ふりは置いといて(おいといて、のジェスチャ)。
後悔したくないならば、「次の目標」を作ることが重要です。一番近い目標はクリスマスライブ、そして次は半年後の新歓ライブ。その二つのどちらかのライブ出演を目標にすれば、自ずと練習にも熱が入ります。次のライブには早速出たい!と思うそんな目立ちたがりなあなたに、タイプ別のヒントをお教えしましょう。

-タイプ1- 「出来良杉」君
学園祭までに頭角をあらわして先輩に「今度バンドやろうぜ」と誘われた貴方

とてもラッキーです。学園祭の熱狂が冷めないうちに先輩のバンドの一員となり、新たな曲と演奏スタイル、ジャズ理論を覚え、2年生になった頃には「あの人すげぇ!4年生か?」と新入生に羨望の眼差しで見られることでしょう。だからといって安心はできません。バンド練だけでなくセッションでもアピールを続けないと、一つのバンドが終わった後に次の誘いは来ません。バンドの誘いがどんどん来るように、セッションで積極的にプレイしましょう。

-タイプ2- 「もじもじ」君
学園祭では今ひとつブレイクできなかったため先輩に誘われていない貴方

「なあ、お前スジいいな、俺とバンドやらない?」と誘われる同級生が羨ましい・・・僕は誰にも誘われてないよ、フンだ、などと拗ねている時間が勿体無い。今すぐ上達して次のライブに出る手段は二つあります。

2a) 自分でバンドを作る

 バンドに誘われないなら自分で作るのは常套手段です。自分で
 メンバーを集めて、色々と教えてくれそうな先輩と自分と同じく
 バンドに誘われなかった同級生を中心に「新生1年バンドwith 先輩
 アドバイザー」を作りましょう。先輩が一人でも入ればバンド練習の
 度に新たな知識を身につけられて、半年後には晴れて2年生として
 新歓ライブで演奏できます。セッションでもメキメキ腕を上げて同期
 からも感心されます。バンザイ!

2b) 先輩に入れてもらう

 バンドに誘われなかったからといって、バンドに入れてもらえない
 わけではないのです。ジャズ研の先輩は大抵自分のバンドをやる
 のと自分の演奏レベルを上げるのに必死で、後輩が「バンドに入れ
 てもらえなかったな・・・」と寂しがっているのに気付いて構うほどの
 余裕はありません。でも、自分から「私、バンドに誘われなかった
 んですけど、来年春のステージに立ちたいんです!」とアピール
 すれば、「あ、そうだったの?いいよ、是非是非」と二つ返事で入れて
 くれる先輩は沢山いるはず。

 いま残っている先輩達だってそうやって先輩バンドに入れてもらった
 んだから、後輩に頼まれたら嫌とはいえない。ですよね?先輩中心の
 バンドに運良く入れたら、徹底的に技術、理論やフィールを叩き込ま
 れるため、じゃんじゃん上手くなります。
 セッションでもその上達っぷりは明らかに。最高!

-タイプ3- 「可能性は無限」君
学園祭をもってしてもまだまだブレイクの兆しが見えなく途方にくれている貴方

苦しい練習を乗り越えて、なんとか学園祭のステージもこなした。先輩に誘われて早速次のバンドが決まった奴もいれば、誘われなかったから自分でバンドを作ったツワモノもいる。じゃあ自分は?テーマを弾くのでいっぱいいっぱい、まだアドリブなんてよくわからない。こんな自分を誰が拾ってくれるだろうか?

悲観的になることはないのです。人間の成長するスピード、物事を学ぶスピードは一定のラインではなく、踊り場のある階段状です。今年前半に物凄く成長した同級生は、後半は踊り場かもしれない。その時に自分は彼以上のスピードで成長して、一気に越えられるかもしれない。

まずはかっこよく演奏している自分をイメージしてください。
セッションで、練習で、ライブで、ステージで輝いている自分を。
輝きたいですか?そうなるために何をしますか?

まずはセッション。とりあえず弾く事。人前で臆せず、間違えてもめげずにプレイする度胸をつけること。CDを聞くこと。先輩に色々教えてもらうこと。同期で教えあうこと。理論をかじってみること。基礎練習を積むこと。バンドに誘ってもらうこと。バンドに入れてもらうこと。ライブで演奏すること。

そういう小さなことを積み重ねているうちに、自分もいつしか先輩ジャズプレーヤーになって、輝くような演奏をするようになります。毎日、2日に1回、3日に1回でも部室に顔を出すとか、1日5分、1週間で30分楽器を触るだけでも全然違います。

小さな努力と負けない勇気さえあれば、いつしかジャズを苦労せずにプレイできるようになります。そうなれるか、また、そうなりたいかは、あなた次第。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。



引き続き、明日ジャズ。

明日のジャズマンのためにその3:
 人のプレイを自分の糧に

人のプレイを聞くと、上達も早いです。

自分のプレイタイムが多いのも重要ですが、人のプレイタイムも上達に重要です。セッションの時間が3時間として、6人の同じ楽器のプレーヤがいたら自分が弾いている間は30分。残りの2時間30分を休んでいるプレーヤーと、他のメンバーのプレイをじっくり聴いている人では上達のスピードが違うのです。

セッションの場を先生一人、生徒は10人の英語学校として考えてみると、自分が先生と喋っている間だけ英語で考えている人と、他人が喋っているのもじっくり聞いて教科書のテキストを一緒に目で追っている人は、後者の方が学習度は高いです。

最初の頃は、全ての曲が自分にとって新曲、知らない曲です。どうやってやればいいのか判らない。でも、もし今誰かがやっている曲を今度自分がやることになったら、予習しておけば、いきなりやるよりもはるかにいいプレイができます。

ジャズにおける予習とは、今演奏されている曲の譜面を引っ張り出して、耳で聞きながら目で追うことです。コード進行、テーマの流れ、イントロとエンディングのパターン、キメ、ブリッジ、バッキングの奏法、全てを理解するのは無理だけど、とりあえず「この曲はこういうコードなんだ」と認識するだけでも全然違う。何度かセッションで同じ曲を聴けば、次に自分がやる時はよりプレイしやすいはず。

自分が何度もやっている曲、「枯葉」や「ビリーズバウンス」等でも、人の演奏はかなり参考になります。同じ曲を何度も演奏するようになると、いつしか自分だけの型に曲がはまってきて、どんどんマンネリズムの渦へと落ち込む。そんなときに、全く違うプレーヤーによる同じ曲の演奏聞いて、「こんな新鮮なやりかたがあったんだ!」と刺激を受けると、次のプレイは凄く新鮮だったりします。

人の演奏を聴いて自分の糧とすると、自分が演奏していない時でも成長します。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。



引き続き、未来のジャズマンに送るメッセージです。

明日のジャズマンのために その2:
 弾くは一時の恥、弾かぬは一生の恥

「セッションの重要性は判った。でも、自分には弾けない。」

3年目、6年目の先輩がかっこいい演奏をしている中、コードも押さえられない/曲を知らない/テーマを吹けない、そんな自分には恥ずかしくて参加できない。そんなジレンマをどう乗り越えればいいのでしょうか?

それには、無理矢理でもしぶしぶでも椅子に座るしかない。楽器を手に取るしかない。わからなくてもいい。新たな曲にチャレンジして、成功すればラッキー、失敗して恥をかいてもいいんです。

恥ずかしい思いをしたらその譜面を自分用にコピーして、後ほど一人で何度も練習して、3週間後に再度チャレンジしたら確実にできるようになっています。それを繰り返すうちに、いつしか自分のレパートリーは5曲、20曲、50曲と増えていく。レパートリーが増えるということは様々なコード進行に対応できるということで、いつしかどんな曲でも初見でそこそこに弾けるようになるし、アドリブのパターンも同じぐらい増えます。いいことずくめですね。

でも、まずはチャレンジをしない限り、恥もかかない分上達もしないんです。恥をかくのはいいことです。積極的にどんどん恥をかこう。むしろ、「できるだけ恥をかこうとしない」という姿勢は、精神的にかなりの悪影響を及ぼします。僕がジャズ研に所属した6年間、自分の同期から後輩まで幾人もの「コソ練メンバー」を見てきました。

コソ練メンバーの人達は、2週間から1ヶ月の間、家やスタジオでこっそり特定の曲を練習し、コードの押さえやアドリブパターンを完璧に仕上げて、セッションで華々しく演奏するその一瞬にかけるのです。でも、物事は思ったとおりに進まず、先輩ドラマーが想定していたよりも3割増しのテンポで始めてしまい、イントロはボロボロ、テーマでいきなりコードを見失い、自分のアドリブなんて終わってる状態。曲が終わる頃には放心状態、終わったら速攻で「ちょっと予定が・・・」と帰宅。

コソ練の成果空しくいきなり自己嫌悪です。
あれだけ準備したのに・・・あれだけこっそり練習したのに・・・。もう2度とセッション出られない。そうやって深みにはまって、いつしかセッションとミーティングには来ないけどライブと学園祭だけは来る、半ば幽霊部員になってしまいます。因みに友達に一番聞かれたくないフレーズは「あれ?最近ジャズ研行ってないの?」です。

失敗を恐れるあまり幽霊部員になるのと、失敗を乗り越えてジャズマンになるの、どっちが幸せ?

セッションなんて所詮遊びです。本番じゃないです。練習なのです。
セッションを本番だと思って気合を入れて練習するのではなく、セッションを練習の場と認識し、失敗して、軽く恥をかいて「まあいいや、次頑張ろう」とポジティブに行けばいいのです。1回のセッションで何曲にチャレンジして、何回失敗するかに成長がかかっており、失敗した分だけ練習をすればより早く成長します。

人によって成長のスピードは異なるものの、基本的にジャズ始めて1年目の間は死ぬほど失敗をするのが当たり前です。2年目から徐々にプレーヤーとしての成長が見え、3年目以降、本格的なジャズマンの道に入ります。1年目にどれだけ多くの失敗をして、自分の失敗を笑い飛ばせるような開き直り体質を作るか。ここに全てがかかっています。自分が2年生になったときに、1年生に「やっぱ2年生は凄いなあ」と感心される可能性は、セッション参加率と比例します。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。



金曜日夜、仕事が終わり、23時からの会議までの間少しだけ時間ができた。

せっかく筑波にいるのだからと、6年間所属したジャズ研の「セッション」に参加した。ジャムセッション、略してセッションとはバンドの練習とは違い、色々なメンバーが自由に入れ替わり、各々がやりたい曲を宣言して、ときにまったりときに激しくジャズをプレイする場である。

94年にジャズピアノをはじめた頃の自分と同じような、セッションという不慣れな場でどのようなプレイをしたらいいのか戸惑っている1年生達と会えた。当時の自分だったら、いきなりOBが部室に入ってきたら「げっ恐そうな先輩だ」と引いたと思うのだが、彼らも興味半分引き半分といったところか。

ジャズを3年やってる人も、10年やってる人も、50年やってる人も、最初はみなおどおどしながらセッションに参加し、恐々とプレイに加わっていたのだ。1年生だった自分が10年後もジャズマンでいられるのは、当時のセッションで間違えまくっても先輩達が暖かく見守り、ときには厳しく叱ってくれたからだと思う。

叱るのは僕の性分ではないので暖かく見守るという意味で、今の一年生が10年後もジャズマンで居られる為のHints & Tipsを日々ここに記したい。


明日のジャズマンのために その1:
 セッションは最大の練習なり

セッションでできるだけ多くプレイしよう。
自分でこっそり練習もしている。バンドでの練習もしている。
ではなぜセッションで弾く必要があろのでしょうか?

多くのプレーヤーはセッションという場の重要性に気付かず参加してたり、もしくは「興味ないから」と一切参加しなかったりします。たしかに、バンドでの練習ならば弾く曲は決まっており、イントロからエンディングまでの流れに関して事前に打ち合わせがされているため、ミスの少ない綺麗な演奏ができます。だけど、その「快適さ」そのものが成長を阻む落とし穴なのです。

セッションでは、その場で決める曲そのもの以外は何も決まっていません。
いきなり「イントロやって」と言われたり、四拍子の曲が三拍子になったり、早い曲なのにテンポが倍になったりと、全ての決断が曲の進行とともに求められます。いつまでも終われない曲や、終わったつもりが続いている曲に参加してしまった気まずさはセッションならではのもの。

だからこそ、普段一緒にやらないメンバー間でも目で合図を取り合い、音楽的反応速度を高める訓練をする事が重要なのです。また、新しい曲を半ば無理矢理やらされることによって、いつしか新曲をアレンジするための感受性と対応性が高まります。経験を積んでまずはコードだけでも押さえられるようになれば、知らない人にいきなり渡された曲に対してよりよいプレイが出来るようになります。この二点はジャズという音楽が持つ楽しさの真髄ですね。

明日のジャズマン達よ、大志を抱け。



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