彼とはじめて会ったのは、忘れもしない2002年11月25日。六本木のVanilla Moodという小さなお店で、大雨の降る中、片手で数えられるほどの客を相手に熱い演奏を繰り広げていた。海野雅威、うんのただたか。
ジャズって、なかなか理解され難いし、ことに、最近流行っているジャズは難解で「初心者はわからなくてもいいよ」的なものがあってつまらないんだけど、今日のバンド「YU-YU」はそんな風潮をぶっとばすアンチテーゼでした。ルールがわからないと面白くないアメフトの試合と対比的に、ルールなんてわからなくてもただ華麗でダイナミックなプレーで万人を魅了するブラジル代表のサッカーのように、判りやすい面白さを味わったのでした。
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その後、2004年1月24日には友人を誘って9人で鑑賞。
「最近やる気ないな」という人にはやる気を出させ、「最近元気ないな」という人には元気を与える。「最近寂しいな」と思う人には「でも大丈夫」と感じさせ、「仕事やめたいな」という人には「もう少し頑張ろう」と思わせる。人生の喜びを凝縮したような彼のピアノは、音楽の素晴らしさ体感させてくれる。
ここでいくら誉め文句を書いても書ききれないのできりがないし、どんなに美辞麗句を書いても僕の評論では彼の音楽を正当に評価することは出来ない。なぜなら、彼の音楽を評価できるのは、それを聞いてその素晴らしさを感じられた人だけだからだ。
ファンが7人も増えた。恐らく彼らがまた「俺ジャズあまり興味ないんだけどね、それでも聞きたいバンドがあるんだ。今度行かない?」と知人を誘うに違いない。・・・ リピーターを増やし、リピーターがリピーターを呼びいつしかその人気は飽和を迎える。3年後でも2500円でこんな素晴らしいライブを聞けるのだろうか?それとも5000円になってしまうか?
2004年の終わりには、インディーズレーベルから彼らのファーストCDも発売された。
ピアノという楽器のポテンシャルと、音楽の持つ魅力を最大限に表現できるピアニスト。24歳でこれだけできたら、今後彼がどうなってしまうのか末恐ろしいです。全米デビューか?海外のジャズフェスティバルに出演か?全く予測不可能。でも、このCDをきっかけに彼の人気は瞬く間に広がるはずです。
その後、彼の演奏を何度も聴いた後、2005年~2007年まで僕はサンディエゴへ留学。この時すでに「完成形」と思われた彼のピアノは、ここ3年間で更に成長していました。
多くのミュージシャンが凌ぎを削るジャズピアノの中で、彼ほど純粋にピアノと向き合うミュージシャンを見たことがありません。金を貰うプロフェッショナルとして他のピアニストと優劣を競うのではない。ひたすら、目の前のピアノをいかに楽しく美しく奏でるか、競演しているミュージシャンとどう遊ぶか、その場にいる全員の耳と心に最高の音は届いているか。それだけを考えて毎日を過ごしているに違いありません。
結果、お客様数名のライブで出会った彼は、多くのミュージシャンとライブハウスに引っ張りだこになり、今年になってソニー系列のジャズレーベルからCDをメジャーリリース。満席のライブハウスでCDは飛ぶように売れるも、サインのお願いに応じる彼の姿勢は6年前と少しも変わらない。
「僕のピアノを聴いてくれて嬉しいです」
そして彼は、今月を最後にジャズの聖地ニューヨークに飛び立ちます。日本で生まれた海野雅威が、ジャズを生んだアメリカで "Tadataka Unno, a pianist like no other" として紹介される日も近いです。
皆様も是非、応援を。
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僕は、たまに見ます。大空を自由に飛んでいたと思ったら、そのまま海に着水して波乗りへと移行。なんとも言えない浮遊感と幸せな気持ちになれる夢。人間は、ヒトへと進化する前の太古の記憶を持っていて、海にかえることを心のどこかで願っているのかもしれません。
あるいは、僕だけがそうなのもしれないけれども。
You can fly so highLyrics from Fly Away by Corrinne May
Keep your gaze upon the sky
I'll be praying every step along the way
Even though it breaks my heart to know we'll be so far apart
I love you too much to make you stay
Baby fly away
"Fly Away" - Music and video by Corrinne May
視聴は彼女のホームページ、及びMyspaceページで。
CDはアマゾンで。
聴き方: 以下のジュークボックスより、CDの曲を選ぶ感覚で曲の再生ができます。また、プレーヤーの下の月別リストから、♪ マークの右の曲名を左クリックすると、PCのメディアプレーヤー等で音楽が再生されます。右クリックして、「リンク先を保存」などとすることで、ご自身のPCに保存することも可能です。
mp3 Jukebox - 別ウィンドウで開く
2008年5月
関内のFaroutというお店のジャムセッションにて、4月に出会ったばかりの若手女性ベーシスト「Hina」と共に演奏したジャズ・スタンダードを追加しました。
♪Bye Bye Blackbird
Photo by 芹川太郎
出会ってから3回目の演奏としてはまずまずの盛り上がりです。ドラムはこの日初めてお会いしたChacoさん。森山良子さんのコンサートにも参加しているとのことで、リズム感、歌心ともに抜群です。
2006年5月
5月13日に東京で結婚する友人Mikiに向けて、彼女が好きなBill Evansの"Waltz for Debby"と、おまけに"I Loves You Porgy"をアレンジ。既に完成されている曲を自分なりの解釈でアレンジするのはとっても難しいですが、寝る前にかけてもらえるような静かなバラードとして演奏。
♪Waltz for Debby, for Miki
♪I Loves You Porgy
2006年4月
San Diegoのナンバーワン・ジャズクラブ、Dizzy'sでのライブ with TOKUより。TOKUさんの演奏音源はmp3を公開できませんので、あしからず。
♪Old Folks
♪Isn't she Lovely (vo: Prince Habib)
2006年3月
青山D's Barライブにて。
峰村泉 (vo)、吉田豊 (b)、中尾剛也 (g)、横山和明 (ds) との共演。1曲目のFotografiaは偉大なジャズピアニスト、福田重男さんにリスペクトを込めて。
♪Fotografia
♪Bye Bye Blackbird
♪Isn't She Lovely
♪Secret Love
♪Bewitched
♪Time After Time
2006年2月
サンディエゴ地元のソウルフルボーカリスト、Prince Habibと共にホームリハーサル2曲とライブ録音を2曲。
♪Tears in Heaven
♪Moon Blue
♪Feel Like Makin' Love
♪Stand by Me ~ I Wish
2006年1月
家のピアノでホームレコーディングを。ポップスのナンバーをオリジナルアレンジで。
♪I Will Always Love You
♪Get Here
2005年12月
グリーティングカード代わりに、クリスマスソングを。
♪The Christmas Song
♪Have Yourself a Merry Little Christmas
♪Santa Claus is Coming to Town
♪White Christmas
2005年11月
サンディエゴの地元ベーシスト、Rob Thorsenとのホームリハ。
♪I Loves You Porgy
♪Danny Boy
♪Blue in Green
2005年8月
日本出発直前Final Liveにて。
Key(vo)、森田聡 (b)、田沼史彦 (g)、小原慎平 (ds) との共演。Go Ahead Nigelは福田重男さんの作曲。
♪Go Ahead Nigel
♪Triste
♪Dindi
♪One Day I'll Fly Away
Photo by ikkiy
2005年7月
日本出発カウントダウン・ライブにて。
峰村泉(vo)、森田聡 (b)、田沼史彦 (g)、小原慎平 (ds) との共演。
♪Recorda Me
♪Close to You
♪Time After Time
♪I Love You for Sentimental Reasons
Photo by ikkiy
これ以前は公開できる質ではないのですが、2004年までの軌跡はこちらに。
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Photo from All About Surf taken by Devon Howard
Devonは、Longboard Magazineの編集長として、また一人のサーファーとして世界の海を旅をし、数多くの写真を撮っています。サーフィンをやったことがある人ならこのライディングのダイナミックさに息を呑みますが、やったことがない人はこれを見てどう思うのでしょうか・・・?
東京で働いていると、夕日を見ながらサーフィンをすることや、海辺での夕焼けを撮影することができないのが僕の悩み。
Photo taken on March 15th, 2007 at Torrey Pines, CA
サンディエゴで作ってもらったこのレトロ・ツインフィン。小脇にかかえて海にかけこみ、赤く染まりつつある水に体をひたすこの瞬間、あらゆるストレスがすっと消えていきます。仕事、勉強、人間関係、その問題がなんであろうと、海の大きさに比べるとあまりにもちっぽけに感じてしまい、陸にあがるころにはすっかりハッピーに。
みんなが海に入ったら、ストレスフリーな世の中になると思うんだけどなあ。
いっぺんに入りすぎると大きな海ですらごちゃごちゃしちゃうけど。
Photo taken on December 18th, 2005 at La Jolla Shores, CA
風ひとつない波打ち際を、美しく崩れ行く水のカーテン。
そこには、波乗りをする人だけが知っている天国があります。
(Note: 全ての画像はDavid本人の了承を得て掲載しています。面白そうだから活動を紹介したい、文章や画像を転載したい、という親切な方は、kamesan dailyコメント欄までご連絡願います。Copyright: D. Yanagisawa all rights reserved)

4月下旬 -入水式-
長い構想と多くの工程を経て出来上がった、人に優しく環境にも暖かいサーフボードを、カリフォルニアの海に入水。2日連続で、南カリフォルニアのサンディエゴに近いSan Onofre State Beachにて、海を愛する多くの仲間に見守られながら。

初日に水が入ってしまったことを除けば、完璧なテスト結果。パドリングからテイクオフにかけて、まさに6フィートフィッシュの感覚で乗れるとは仲間のフィードバック。こうして見ると、なんだか障子のようにも見えるスケルトン・サーフボード。完成おめでとう。

5月2日 -Quicksilverにプレゼン-
大学のキャンパスにて、世界のトップサーフブランド、QuickSilverへのプレゼンテーションを実施。Davidと仲間達の魂がこもったプレゼンの内容はこちらに。
マーケットリサーチ、消費者アンケート、コンセプト練りからプロトタイピングまで、自力でここまでこぎつけたDavidの志には感服。そのうちプレゼンのビデオを公開するかもしれません。

Photo from USC Viterbi School of Engineering website
今後の商品化・ビジネス化を視野に入れて、いくつかキャッチコピーを考えてみました。
「人に優しく環境に暖かい、世界で一つだけの高性能ボード。」
「人と自然と波のために創られた、今までにないサーフボード。」
「生まれました。自然と人と波を愛する全ての人が納得する、好環境・安全・高性能サーフボード。」
「人と地球を優しく包んだ高性能ボードが、あなたと波を繋ぐ。サーフボードと環境の未来はここにあります。」
これからも適宜、Davidの活動報告を続けます。
]]>今日は会社仲間、大学仲間、そしてサンディエゴ仲間のLilyとスノボつながりのOJらと、一ノ宮にて入水。台風のうねりはまだ届いてなかったけど、ときどきパワーのある胸サイズのセットが入ってきていました。仕事の疲れも吹き飛び、みんな笑顔。
湘南と違い千葉は比較的水の透明度も高く、ドルフィンスルーして水に潜る瞬間がちょっと気持ちいいんです。
岸でお留守番していたKaiwaも、僕の会社友達と沢山遊んでもらえたみたいで大満足。ありがとね、Ohi。
この日は「オレ、宮崎からきたんスッ」「そうなんですかー、宮崎は波がいいんじゃないですか?」と、随分と遠くからきているビジターとも沖合いでちょっと話をしていました。初対面同士にもかかわらず、一緒の海に入って波を分け合えばすぐに仲良くなれてしまうのがサーフィンのいいところ。
せっかく社会のしがらみや束縛を忘れて波乗りにきてるんだから、ローカルもビジターも関係なく楽しく波乗りができればいいですね。
あれだけ与えられた課題を完璧にこなし、可愛い踊りも披露して酔ってない事をアピールしたにもかかわらず・・・。
「あらー あなた凄いわねー。ダンサーなの?」
「いやいやー ただの酔っ払いだよ・・・ アァーーーッ!」
「ハァーーーーッ! はいはいパトカー乗ってねー」
まさに「語るに落ちた」ですね。
PS 「警視庁24時」的な番組をパロディーした、Reno 911というアメリカのコメディ番組が元ネタらしいです。
僕が大好きなこの言葉は株の格言なんですが、株に限らず日常生活の様々なことに対しても真なり。
日本に帰ってきてからというもの、海の人の多さにかなりのプレッシャーを感じていました。サンディエゴの海をドイツのがらがらのアウトバーンだとすると、日本の多くの海はGW中の首都高のような状態。そういうポイントに入っていると、人にぶつかる・ぶつけられるのを気にしてゆったりとした気分では入れないんですが、先日、素敵な場所を発見。
こんな入り口に入って・・・
こんなトンネルを抜けると・・・
急に目の前がひらけて、
崖に囲まれた素敵なポイントとご対面。
雨の日の後にしか発生しない滝も流れて、異国情緒漂ってます。
そしてご主人を待つ可愛い犬も。
若干乗り遅れながらも、ライトに乗ることができました。下手なりに大喜び!
Video by lilystyle
人の行く裏に崖あり波の華。
]]>先週末はサーフィン三昧。サンディエゴで仲良くなったスノーボーダー兼サーファー兼ビジネスウーマン兼ママなLilyの愉快な仲間達と、千葉の御宿界隈で入水しました。2日間で7時間もサーフィンをやったのはサンディエゴ以来です。久々に防水カメラを持って海に入ったら、Lily達の楽しげな様子が撮影できたのでパラパラアニメにしてここで公開、と。
いつもポジティブなLily、波をミスってもこの笑顔。素敵です。

今回はばっちりテイクオフ。足元を見ずに軽快なステップを踏みます。

そして最後はスポーツ万能なCAPと、めおとテイクオフ。パドルさばきも見事です。

海上の写真はオリンパスの防水カメラで連写設定にて撮影し、連写画像のパタパタアニメ化はgickr.comを使いました。今まではパタパタアニメ画像作るのにソフトをダウンロードしていたのに、Webだけで出来てしまうなんて便利なものです。
おまけ:昔サンディエゴのCardiffで撮影したToddのGoin' Leftなパタパタアニメを。

いやー気持ちよさそうです。
(Note: 全ての画像はDavid本人の了承を得て掲載しています。面白そうだから活動を紹介したい、文章や画像を転載したい、という親切な方は、kamesan dailyコメント欄までご連絡願います。Copyright: D. Yanagisawa all rights reserved)
4月23日 構想8年、優しさ100%のフィン取り付け
この日は、環境に優しい手作りのボードに、子供にも優しい手作りのフィンをつける工程。
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サーフボードのフィンは、水を切るためにかなり薄く鋭く作られており、高速で体に当たると鎌のようにスパッとと切れる危険な代物。Davidは、like.no.otherなサーフボードを作り始める遥かに昔から「安全フィン」をデザインしていました。自分の子供の顔にフィンがあたっても切れないような、安全性を担保したフィンを。
とはいえ、やはりここでも出てくるのが既存のフィンの概念とのバトル。おおよそ一世紀もの歴史を経て完成された現在形のフィンに劣らないパフォーマンスと、高速で当たっても切れない安全性を同時に確保するのは当然のことながら難しい。航空宇宙工学部卒の脳みそと持ち前の熱意でシミュレーションや流水実験を重ねて、Davidが完成させたのがオリジナル・安全フィン。
"safety. emotionally attached."
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4月25日 骨組みに表皮を貼り付ける
この日は、もう少しで海へと還るであろう、魚の骨組みに表皮をつける工程です。
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PETの透明なシートを板の形に切りとって接着し、横にはみ出たPETシートを熱で柔らかくし、エッジにあわせて曲げます。その隙間にレジン(樹脂)を入れて防水加工の完成。
Davidいわく、レジンは環境に良くないため、できれば使いたくはなかったが、強度と防水加工のため、また、上と下の表皮の継ぎ目をなくすために、透明なレジンを使う事しか解決法として浮かばなかったとのこと。次回は、これよりもより環境に優しいボードを作ろうと意気込んでいるようです。

4月26日 醜い魚の子、生誕の日
ファースト・プロトタイプが完成し、ビーチで入水式を控えてます。
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醜い魚の子は、ちゃんと海に還れるのでしょうか?
新たなチャレンジをしないことに対する理由として、その一言を発していませんか。
できるか、できないかわからない事に直面した時、僕はできるかわからないけれど、やってみないとわからないから、やってみようと思う。そして、やってみることが、僕の探究心を満たす唯一の手段であり、可能性を生み出す唯一の手段でもある。それでできなかったら、できないです、と自信を持って言えるし、なぜできないかもわかる。(David Yanagisawa)
僕も、決して大胆な人間ではないが、やれるかやれないかがわからないときは、まずはやってみるタイプの人間です。動いている波の上に立ち、臨機応変に動いて波に乗り続けるサーフィンという行為も、やったことない事、経験がないことの連続。「無理だ・・・」と思うと絶対にできないし、「やってみよう!」の気持ち一つで、誰でも乗れるようになります。
(Note: 全ての画像はDavid本人の了承を得て掲載しています。面白そうだから活動を紹介したい、文章や画像を転載したい、という親切な方は、kamesan dailyコメント欄までご連絡願います。Copyright: D. Yanagisawa all rights reserved)
たとえば、20メートルを超えるこの波ですら、乗ろうと思った人なら、乗れる。
ということで、誰もやったことのない手法で、環境に優しいサーフボードを作ろうとしているDavidの活動は前回に続き、つぎはぎだらけだった醜い骨組みが、だんだんと完成形に近づきました。
4月12日 シェーピング
一日かけて木を丁寧に削って形成し、板の外周部分が完成。
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大量生産→大量消費の社会から、少量生産→希少価値認識への転換。
ひとたび地球の資源が限られている事を認識すると、バンバンと物を買ってどんどん捨てるアメリカ型社会は目に醜く映ります。このボードは、近年の大量生産製品と比べるとはるかに労力と時間を消費はするが、使う資源は今までのサーフボードより遥かに少ないんです。
4月16日 骨組み完成
外周に続き中の支えも作成完了。ここまで来ると、殆ど板は完成です。
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世界に出回っている殆どのサーフボードは、発泡スチロールの塊の外を樹脂で固めています。この板は、中が空っぽ、すなわち骨組みだけ。僕も「この中にPET素材を詰め込むのかな?」と考えていましたが、一般常識的な板の作り方とは全然違っています。いったいなんで、既存のやり方とは違う手法でボードを作っているのか?
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ボードをこうやって作ろうと思ったのは、僕にとっては自然な事だった。(中略)だって、普通のサーフボードを作った事がないから、もし、自分で作るとしたら、どうやろうか?って普通に考えた。(中略)人は、今までの物とかサービスに基づいて、共通する事を「当たり前」とか、あるべき物としてとらえる事が多い。例えば、車の照明といえば、ヘッドライトが二つあってとか。それは別に機能的に満たせれば1つでも4つでも良いはずなのに、2つって思うでしょ。(David Yanagisawa)
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4月19日 PETリサイクルについて
私達が気軽に買って飲み、気軽にポイポイと捨てているPETボトルは、石油を元とする人口繊維から造られています。PETをリサイクルをしないのは、いわばガソリンを車で使わずに道路にばら撒くようなものです。
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このボードは、木とリサイクル可能なPETチューブでできています。従来のサーフボード製法のように中が詰まっておらず素材を骨組みとしてしか使わないため、資源の使用量が少ないのが売り。
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4月20日 フィン取り付け準備
空洞の骨組みボードにフィンをつけるためには、フィンをきっちりと支えられる横に走る梁が必要。
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また、フィンを支えるだけでなく、サーフボード上で最も力がかかる後ろ足部分の補強にもなります。この特製ボードにはどんなフィンが付くのでしょうか・・・?
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次回はいよいよ完成品の披露です。
]]>厳密に言えば、Earth Dayというよりも、Human Day。このままで行くと早々と全滅に向かうであろう、われらが人類。人間が死に絶えても地球は回転し続けるし、いつかは自浄作用によって全てが元通りになることは自明。
自分の子、孫、ひ孫・・・その先の世代まで、一つしかないこの地球の恩恵を受けて共生するために、私たちに何ができるのだろうか?サーフィンを始めてから、前よりも多少は変わった自分がいます。
自分ひとりで世界を変えられるわけではないけれど、私達一人ひとりが変わらないと世界も変わらない。ペットボトル購入をやめ、コーヒー屋はマイタンブラーで、買い物はエコバッグで、そして週一回はサーフィンをして海の偉大さと自然のありがたさを感じています。サーファーとして、海の近くに住み車も乗らないのがベストなんだけど、仕事もあるのでやむなく都内から通いつつ。
さて。
友人DavidのPro-environment(好環境)なサーフボード製作についての活動、その途中経過の醜い魚の骨組みはこちらで伝えたとおりです。彼に先駆けて、他にも環境に優しい板を作っている人たちがいるのを知ったので紹介します。
まずはこちら、Hess Surfboards。
(Photo from Hess Surfboards)
コルク、EPS、エポキシの組み合わせで、通常のサーフボードと比較して必要となるファイバーグラスを半分にカット。また、木製のため、板そのものが通常のフォームボードよりもはるかに長持ちし、ゴミとして捨てられるまでの寿命が長いんです。
Hessさんはマーケティング・PRが上手。著名なサーファーをうまく巻き込むことで、ただの環境に優しいボードでなく、プロも納得するようなハイ・パフォーマンスな板である事をアピールしています。米国で人気の雑誌、Surfer's Journalの表紙にまで載ってたり。
もうひとつはこちら、Grain Surfboards。
Grain Surfboards
Grain Flickrアルバム
(Photo from Grain Surfboards)
近年の技術革新によってサーフボードに新しい素材が出るまでは、木が唯一の素材でした。メイン州で採れる丈夫で美しい杉を素材として採用したGrain Surfboardsは、昔ながらの材料をベースに、船を造るために培われた技術をサーフボードに適用。木のよさをキープしつつ、従来の木製ボードよりも使う木の量を減らすことに成功。
更には、プラモデル式に自分で組み立てられるようにガレージキット化しています。一枚組み立てるのに平均50時間だとか。自分で作ることで、サーフボードのありがたみがわかって、より大切に長く乗るような副次的効果が期待できますね。

(Photo from Grain Surfboards Flickr album)
寡占化したサーフボードの市場に、新たな切り口で新しい試みの板を投入するDavid、彼がどのようなアプローチで切り込むのか、こうご期待。
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それは、サーフボードそのものがリサイクルできず、ゴミにしかならないこと。そんな悩みに答えるべく立ち上がったLAにすむ一人の男、David。環境に対して、より優しいサーフボードを作ろうとしている彼の活動は、以前に続きますます活発化しています。
(Note: 全ての画像はDavid本人の了承を得て掲載しています。面白そうだから活動を紹介したい、文章や画像を転載したい、という親切な方は、kamesan dailyコメント欄までご連絡願います。Copyright: D. Yanagisawa all rights reserved)
4月2日 ミニ模型とテンプレートを作ります
1/10プロトタイプ模型作り、所要時間10時間ぐらい。プラモデルサイズの板を作り、CADで立体デザインしたものが、構造的におよび手順的に作り上げられるものかを検証。
小さな模型ができたら、今度は大きなサイズのリアルデザインを作成。これを元に、材料の木を切るためのテンプレートを作成。思いやりと愛情がこもった、手書きデザインです。
4月8日 材料を切り出します
いよいよリアルサイズのボード作りのために、材料の切り出し。テンプレートを元に、買ってきた木材に線を描き、地道にカットカット。次はいよいよ、組み立てと削りだしです。


4月9日 組み立てです
この写真、"Ugly Fish Bone"とは彼自身の言葉。この時点ではまだまだ完成像が想像つかなかったものの、彼の頭の中には完成像、すなわち目指すべき状態が見えているんですね。
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Davidいわく:
物を作る過程や成長する過程には、どんなに美しい物や人でも、uglyになる瞬間があると思います。そう、uglyな自分に正直になれたら、そして、正々堂々相手にみせることができたら、きっとその人や物は、成長してより美しくなる。そう信じています。 (中略)
でも、このuglyなFish boneを磨き上げると、そこには like.no.otherなsustainabilityと木の暖かみを備えた、優しさで満ちあふれるサーフボードフレームとなる。と信じている。
彼が言うことは凄く納得。
このFish boneに限らず、サーフボード作りの初期の段階は、美しくもなんともない発泡スチロールの塊。それが長い時間と丹念な作業を経て、美しく機能的なボードができあがるんです。人間で言えば、メタボ街道まっしぐらで腹がぽっこり出ているおじさんでも、鍛えれば美しくシェイプされた体ができあがる。なのに、「いや、僕は断じて太っていない、何を言っているんだ君は」と、uglyな状態の自分を認めない限り、美しくはなれないってことですね。
Davidが日記でこのようなUglyな状態の作品を「まあ、まだUglyだけどね!」と正直にさらけ出しているということは、その後の完成像に相当の自信を持っているということにほかなりません。
乞うご期待。
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(ジレンマ持ちのイノベーター、David)
人生において同じ瞬間は二度とない。
水、海、波、空気。常に変化をしています。
その波に乗ることに、全てをかけるのがサーファーという種類の人間。
波にまかれ、体中あざだらけになり、おぼれそうになり、もうこれ以上は無理、
そのような苦しい思いをどれだけしても、結局は沖に出て行ってしまう。
それは多分、二度とない瞬間と、出会うことができるから。
a view, like.no.other.
(July 18th, 2007)
癖になります。坦々麺が好きです。
「あー!無性に坦々麺が食べたい!」
思いたつと、会社の近くにある中華料理屋で、職場の近くの坦々麺屋で、サンディエゴの日本人に人気なお店「マンダリンガーデン」で、美味しいと思うお店にだーっと行っては食べまくっていました。辛・・・ハフ・・・うまいなぁ・・・ハフハフ・・・と食べながらも常々、外食に頼らずに家で美味しい坦々麺が食べられたらいいのになぁ、と思っていたんですが。
先月、偶然テレビでやっていた料理番組で「家庭でも坦々麺は意外と簡単に作れます」とのこと。普段はなるほどねぇと言いつつ見逃す料理番組のレシピも、坦々麺食べたさのあまり急いでメモを取り出してキロク。その後、一回作ってみて「これは確かにいけるぞ!」とナットク。
そして先週末。
Yukoの誕生日だったので、たまには週末の昼ご飯でも作ってやるかぁと、スーパーに材料を購入しに行き、よし作るぞ!
・・・と思ったら最も重要な豚ひき肉を買い忘れ、再度スーパーへ。
そして気を取り直して、作る。
TVレシピの内、坦々麺のスープのキモであるジーマージャンが我が家にはないので、そこは自分で調合。白ゴマ、黒ゴマ、ピーナッツバター、みりん、オイスターソース、黒酢、ゴマ油を適量練り合わせて完成。
んーいい香り。
お味の方も・・・うん、いい感じ。
「サンディエゴのあの店に負けてないね ハフハフ」
「波乗りフレンズがサンディエゴから本帰国したら食べてもらおう フハフハ」
などと言いながら、汗をかきつつぺろりと完食。
あとで聞いたところ、まさに同時刻にサンディエゴで波乗りフレンズらが「そういえば今日Yukoちゃんの誕生日だね、何してんのかね」などと言いながら坦々麺を食べていたとか。ナイス。
次回はひき肉炒めにウーシャンフェンをこっそりと加えてみようと思います。
レシピそのままでなく、自分なりの工夫を加えて美味しい料理ができると幸せな気分になります。
皆さんも是非。
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