Diary-2004/2  Top Diary-2004/4
思考は実現する、思考は失敗もする

出来ない理由を考えるのは簡単。出来ると信じるのは難しい。

「10日で22台」これが今回の仕事の実績。とあるお客様にIBMのサーバーを38台納入する事になり、作業スケジュールを立てた。当初は3ヶ月かけるプロジェクトだった。しかし、お客様の都合によりそれを1ヵ月半でする事になった。納期は半分。

更に悪い事に、在庫不足で出荷までに更に1ヶ月遅れることになった。納期は2週間。最初の計画の1/6だ。3月中に38台中過半数をするのが契約の条件。営業も僕も、最初は絶対に不可能だと思い、「なんとか4月2週目まで出来ないか?」とネゴしたものの、「ダメ。絶対許さない」の一点張り。やるか、やらないか。

「無理なスケジュールですが、なんとしてもやりましょう」の一言で契約を貰った。まさに伸るか反るかの大博打。通常2台のサーバーを出荷して設定して納入するのには4日間かかるところを、最短2台あたり0.5日でするスケジュールを立てて実行する事になった。しかも、場所は都内ではなく、埼玉、熊本、栃木、三重と本州から九州まで幅広い。

絶望した。絶対無理だと思った。でも、やるしかない。契約をもらったからには納期は守らなくてはならない。その瞬間から、思考の方向が変わる。

出来ない理由:「このような理由で、間に合いません」「サーバーの出荷までにあと1ヶ月は必要です」「設定が1台当たり2日ですね」「人が足りません」「既存のサーバーを止めて、新しいサーバーを動かすのに2時間はかかります」そんな言い訳ばかりをしていた自分はどこかへと行ってしまった。

出来る方法:「ここをこう切り詰めたらなんとかなります」「サーバー出荷は2週間まで短縮させましょう」「設定は1台当たり1時間です」「人を増やしましょう」「切り替えは15分でやります」と、どんどん効率化や追加発注、作業に対する創意工夫を重ねて、更に自分のチームメンバーと「絶対やるぞ」というムードを作る事によって、絶対にやりきる思考を作った。

「思考は実現する」が真なら、「思考は失敗もする」も真だ。実現させようと考えた瞬間に、脳が働いて知恵が迸る。失敗してもよいと考えていると、永久に成功は出来ない。

成功する思考を、勝者の心を。

2004/3/30


三重県

日曜夜東京を発ち、名古屋泊。月曜朝名古屋発ち、三重着。お客様と落ち合い、現地作業実施。そつなく終わったが、4時間かけて夜中に東京に戻るのは疲れるので現地にてもう1泊。最近のホテルは6000円で泊まれて、ブロードバンドでネット接続して仕事もできちゃう。

僕のやる気はまだまだ続く。

2004/3/29


すこぶる健康

今週は鬼スケジュールだったけれど。

月・火は熊本、水は青山、木・金と栃木にお客様同行で作業。PCに向かってばかりでなく、30キロ程あるマシンを高さ1メートル半の高さまで持ち上げてねじ止めしたり、届いているはずのマシンが届いていないので10分遠くの建物まで車で取りにいって運送業者ばりの仕事をしたり、かなりへとへとに。

でも、金曜日の夜旅先の宇都宮でお客様や後輩とギョウザを食って「いやー疲れましたねー」と話していると、そんな疲れも吹っ飛ぶ。どんなに無理があるスケジュールといえども、定められた期限内に予め決められた作業をミスも遅れも無く全てこなして、「いやーIBMさんはいい仕事をしてくれますね」と言ってもらえるだけで幸せ。

何のために働いているかって?そりゃ、お金ですよ、お金。あなた、「感謝はするけどお金はびた一文もやらん」と会社に言われたら働きますか?働きますか?働きたくても働けませんね、だって、生活を維持できないもの。そういう意味では、金を貰えるから働きつづけるんですね。

でも、セブンイレブンのアルバイトでなく、ファミレスの接客でもなく、企業でお客様と接するSEをしているのにはお金以上のインセンティブがあって、それは「永田さんに任せておけば大丈夫でしょう」と言ってもらえるまで信頼を得る事だったり(言われたことないけど)、「IBMに決めた理由ですか?永田さんがいたからですよ」と会社以上に一人の人間として自分を買ってもらえたり(言われたことないけど)、というところだと思う。

今日、ちょっとしたきっかけで三菱地所のマンションモデルルームを見学したんですよ。最初は完全な冷やかしモードで、「名前と住所お書きください」と言われても「個人情報なんで開示したくありません」と突っぱねてた。でもね、僕と同い年で同期入社の三菱地所の営業担当者は、そんな僕らでも気持ちよく接客してくれて、ありとあらゆる質問に答えてくれたんですよ。

元々価格帯が3500万〜7000万のツーランク上のマンションだし、僕は「予算2500万」とか書いていたから、なおざりな接客をされてもおかしくなかったんですね。でも、彼は心からいい接客をしてくれた。僕がマンションを買って彼の懐にボーナスが入るはずがない。それをわかっているはずなのに、僕をキャッシュで3000万円出せるようなお金持ちの人と同等に扱ってくれた。

お金を持っている人に尽くして売るのは簡単です。お金を持っていない人にでも、尽くせる人が本当に売れる人だと思います。即ち、お金というリターンをその場で求めない人。「ここで売れたら30万円入る、ここで売れなかったら時間の無駄」そういう考えの人は願い下げです。「いらっしゃいませー 今日は何かお探しですかー?このセーター、色ちがいがあるんですよー、先週メンズノンノに載っていたんですけど、私も一着持ってましてー、えー、もう入荷は昨日で最後なんで明日には全て買われてしまいそうですねー」

・・・鬱陶しいですね。でも、三菱地所の営業担当者は全然違いました。あくまで僕のペースに合わせて、「若いうちにマンション購入をするのも悪くないので、もしまた興味があったら三菱地所のモデルルームに来てくださいね」というトーンで締めくくり、「そっか、じゃ、マンション買うときはこの人に相談しよう」という強い印象を僕に持たせたのでした。

そんなで、僕もお客様に尽くすと給料が上がるかとか、会社で偉くなれるかとかそういう事は期待してません。プロジェクトが終わった時に、お客様が「IBMに頼んでよかった」「永田さんが頑張ってくれてよかった」という風に思ってくれればそれでよし。そう思われなかったら、仕事は失敗。喜んでもらえるためには、僕はいつでもどこにでも行きます。明日夜から名古屋、月曜は鈴鹿まで行ってきます。

何故働くのかって?お金ですよ。でもそれだけじゃないんです。それだけじゃモチベーションは高まらないんです。所詮、相手に喜んでもらえない仕事なんてマスターベーションなんです。

人間として社会に存在する限り、人の役に立って喜んで貰えなきゃ意味がないんです。

2004/3/27


そして限界を超える

近頃、一日が36時間の感覚で働いている。

3月一杯で3か月分の仕事をするプロジェクトを請け負ってしまったがために、とにかくやるしかない。少しでも後退したり遅延したら、間に合わない。やるといったからにはやる。

当初、「出来ないかもしれない」「ハードウェアの納期が間に合わないかもしれない」「人が居ないかもしれない」「技術的に駄目かもしれない」と、出来ない理由ばかり考えていた。出来ない理由というのは考え始めるといくらでも思いつくもので、この案件に対する反対意見なんて腐るほどあった。

でも、お客様が「IBMなら出来るでしょ」むしろ「IBMでなければどこも出来ない」というような雰囲気で話をしてくれたために、僕らSEはとことんやってやろうじゃないか、期間もないし人もいないし技術的にもあやふやだけどやるしかないね、というムードになり、後はひたすらやる気200%。たとえ過労死するとしても、それは4月以降だ。3月は生き延びてやろうと。

土曜日夜から土曜日深夜までは仕事。土曜深夜から日曜日朝まで、筑波の親友ショウジとアサコの披露宴の司会の構想を練ったり、ピアノを練習したりして徹夜。3時間仮眠。結婚式に参加し、素晴らしい感動を得る。

日曜日23時から月曜日4時までは月曜の作業の準備をPC上で実施。仮眠。6時半に起きて羽田空港へ。8時半の飛行機で熊本到着、作業開始。22時ホテルにてチームメンバーの後輩と連絡及び指示出し。午前4時までは溜まっていたその他仕事の片付けと、次の日の準備。3時間の仮眠。

火曜日、即ち今日は7時に起き朝飯をお客様と食べ、8時から現地作業。14時55分の飛行機で熊本を発ち、羽田に到着し一旦家に帰ろうかと思いつくも、後輩達の仕事が心配で電話。案の定やばいので埼玉へ直行、彼らと一緒にはまる。12時半終了、退出。

そのまま次の日の準備をし、現在4時半。最近自転車操業な毎日で、ペダルをこぐのをやめたらあっという間に止まりそう。でも、やめないし、やめたくないし、絶対に止まらない。それを支えるのは体力ではなく気力だ。

気の力で人間は自分の限界を超える事が出来る。

2004/3/23


38時間

人間の限界はどこに?

学生時代に遊びまくって36時間起き続けた事はあったけど、純粋に仕事しっぱなしでこれだけ起き続けたのは珍しいか もしれない。しかも、起き続けていると何だか気分がスカイハイになってきて、空も飛べるような、ボブサップもノッ クアウトできるような、芥川賞すら受賞しちゃいそうな気になってくる、蹴られたい僕。

蛇にピアス、オアシスに虹、今の僕は金棒にサップだ。今ならダウンタウンの松本にですら「オマエ、おもろぃなぁ うひゃひゃひゃひゃ」と言われる自信がある。そして「んなわけないがな」と浜田は突っ込む。

今のこの勢いも、今から6時間寝て起きたら全て消えうせる。そればかりか、余計に馬力を使った分、半分以下の力しか出なくなる。人間の体は合理的に出来ていて、常に150%のパフォーマンスを発揮する事は出来ない。150%を2日やったら、次の2日は 75%しか出ない。

だからこそ、ここぞという時にだけは150%、200%の力でやり遂げなくてはいけない。人間だからこそ、やり遂げられる。信念。信じ念ずる事で、普段持ち得ない力を発揮できる。火事場の馬鹿力と言おうか、それは物理的な力のみならず、精神的な力、知的な力、芸術的な力、未知の自分を引き出してくれるのは限界まで達した時だ。

最近やる気がないな、と思う日々が続く場合は、何かで自分を限界まで追い詰めてみればいい。がけっぷちまで行くと、崖から突き落とされると、意外と人間生き返ろうとする力が驚異的に出てくるものだ。

今日は150%の僕から、明日は50%の僕へ。体力はリレーできないが、気力はリレーしよう。

2004/3/18


猿真似じゃあ受からない

一体なんなのだ。誰だ。誰の陰謀だ。

 「元気の出る世の中」を作りたくて、商社を廻っています。
 「高齢者が喜ぶ長寿国」をモットーに、総務省で働きたいです。
 「ITによる新しい世の中」を目標に、NECに入りたいです。

気になる。気になる。なんだその「」は。意味のない「」は止めろ。いらない。不要だ。これはなんだ?→「」←カギ括弧だ。英語だとクォーテーションだ。さりとて意味のないことでも、意味があるよう装って重要っぽく見せるために使うのだ。

 私は約束します、「聖域のない構造改革」を。

最近色々なメディアや、学生のメール・文章で多く見る。「頑張る自分」をテーマに数社を廻っています。それがどうした。何故そこにカギ括弧がいるのだ。誰がカギ括弧を使えと言った?中谷とかいうメンタツならぬ金儲けの達人か?お主はコピーライターか?重里か?

 「大人も子供もお姉さんも」か。

マニュアル本を読むな。マニュアル本なんて学生相手の金儲けの道具だ。いらない。「自分のテーマを掲げなさい」「自分にキャッチフレーズを与えなさい」「一言で自分を表しなさい」そんな宗教的な洗脳を受けて、全員でそれをやってみろ。恐ろしく鬱陶しいぞ。世の中の人間全員がカギ括弧で会話してみろ。大変だぞ。

やあ。僕「ジョージ」だ。最近、「元気?」にしているか。そうか、「下り坂」か。でも「ドンマイ」、明日はまたやってくる。「ゲッツ!」どうだ、うざいだろう。流行らなかった時のダンディ坂野顔負けだぞ。

そんなウザ技を、自分達で実践しているのだ。理由も考えず、世間体を意識して会社に入りたいがあまりに、「絶対内定」「〜の達人」「〜で受かる」みたいな本を他の「競争相手」と同じぐらい読み漁っている。就職活動は競争ではない。誰と争っているのだ。自分がそこで働きたいなら、それは争いではなく素直な心だ。

「退屈」です。僕のテーマは「退屈」。いつになったらこの「退屈」から抜け出せるのでしょうか。「カギ括弧」それをつける事に何の意味があるのか。

本当の主張、強い訴えは、カギ括弧などつけなくとも幾らでも出てくる。ありきたりな主張にカギ括弧をつけると、「ありきたり」に輪をかけて「陳腐」になってしまうのだ。それでもいいのか、「若者達」よ。

 私は主張します、「スローガンのない就職活動」を。

いらっしゃいませこんにちは。ご一緒にポテトはいかがですか?
いらっしゃいませこんにちは。ご一緒にポテトはいかがですか?
いらっしゃいませこんにちは。ご一緒にポテトはいかがですか?
いらっしゃいませこんにちは。ご一緒にポテトはいかがですか?

繰り返しばかりの人生なんて、死ぬほど退屈だ。人が作ったマニュアルに沿って生きて、どこが考える葦だろうか。

朱に交わって赤くなるな。周りを白く染めてやろうではないか。

2004/3/17


IBMに就職する、という事

すみません、すみません、さぼっててすみません。

日記じゃなくて四日記(よっかき)みたいになってますが、最近そのぐらい忙殺気味。気付くと夜。気付くと夜中。気付くと朝。そしてぐったりの悪循環。でも、若干持ち直して仕事はパワフルにこなし中。

最近会社ではもっぱら仕事の他にはOB訪問を受けに来た積極的な学生に、きちんと相談に乗り同期・後輩を紹介した上でフォローアップすることに力を入れています。会社から昼飯代すら支給されないし、短期的に見ると三文の得にもならないことだけど、僕らにはその義務がある。

それというのも、僕が学生で右も左もわからず入社試験を受けていたときに、三井物産に勤めていた大学先輩と凡そ3回に渡り4時間も相談に乗ってもらった結果、僕はITを目指す気になり、結果IBMに入社したから。彼女の存在なくしては、僕は今この日記を書いていない。

[3月5日]
 訪問を受けた学生にメールで志望動機・PRを送ってもらう。
[3月8日〜12日]
 6人ほどで読み、いろいろと突っ込みを入れる。言いたいことはわかるのだが、今ひとつ伝わらない、「ありきたり」な内容になってしまっている事を指摘。
[3月14日]
 書き直してもらったものをメールで受ける。格段に良くなっている。

就職活動で大切なもの:
 1.自己分析
 2.会社訪問
 3.業界・企業研究
だが、多くの学生は1と2をおろそかにして、3ばかりやっている。受験と同じだ。何故自分がその仕事をしたいのか、何故その会社に入る意味があるのかを理解せずして、その会社の業務内容をどんなに知っていても意味が無い。1+1を知っていることよりも、1+1が何に役立つか理解するほうが大事だ。

彼女はなかなかいい線を行っていたのだが、最初に送ってくれた内容は弱い。IBMや多くの社会人の話を沢山聞いて、1+2を徹底的に実施し、ここ1週間で更に集中的な突っ込みを受けて考え続けた結果、ものすごく説得力のある結果が出せている。きっと面接を受けたらストレートで受かるのではないかな?期待しています。

 改善前改善後


改善前内容に対するコメント

一言で言うと具体性の強化が必要。
よくまとまっています。ただ「ぱっとしない」と自分でも感じている理由は、具体的表現や説得性に欠けるからです。読んだ人、聞いた人が印象に残るような表現が欲しいです。更に深堀りしてみましょう。

□表現技法、具体性の重要さ□

 -あなたはバーで、お金+権力好きの女性を口説こうとしていると仮定しましょう。口説き文句として優れているのはどちらでしょうか?
 A.「僕は今貧乏ですが、将来お金持ちになります。付き合わいませんか?」
 B.「僕は今はお金はないし、社会的地位も低い。でも、今までに出会った人、友達になった人は僕を凄く好いてくれている。企業するならいつでもお金を出してくれると言ってくれる。3年後にはNPOを作って日本農業の低迷を建て直し、地方農家の支持を応援基盤として政治家として大成し、いずれは日本を救った人、というような仕事を行いたい。選挙活動には莫大な金が必要になるが、徐々に支援者を作る。だが、今僕には悩みがある。今の僕の苦悩を理解して支えてくれる人がいないのだ。その人さえいれば、僕は成功できる。僕の苦悩に付き合ってくれないか?」

□父親から何を学んだか?□

- なぜ彼が毎日遅くまで週末も働いているのか、仕事の内容と魅力を聞いてみよう
- 彼がどんなお客様と接してきたのか、彼の働きが日本のITをどう進歩させたのか?または、縁の下の力持ちだったのか?
- じっくり話してみましょう。ヒントが必ずあるはず。

□ITで何をしたいか?□

- 何故ITなのか。何故建築でないのか。「親近感が持てる」はきっかけとしてはいいが、弱い。入社後の自分が社会にITに会社にどう貢献していきたいかが述べられるとベター。
- 未来を作る仕事がしたいなら、例えばどんな未来を作りたいか。歯科検診をIT化するとどうなるか、就職活動やOB訪問を今よりもIT化したらどうなるか、そのような想像をした結果自分なりの答えや夢が語れるはず。
- あなたの「あったらいいな」を述べてください

□志望動機に「人」を挙げる場合□

- 具体的なエピソードを挙げてください
 + 父親に見た「輝き」
 + 新入社員の話から得た魅力
 + 中堅社員同士の話から感じた「団結力」
等、具体的なエピソードを話すと、「確かに色々な人と会って感じてるな」と分かります。それを言わないと、「人が魅力ってとりあえず言っているだけじゃないの?本当に会ったの?」と思われてしまいます。

□会社に入りたい希望はわかる。それから先は何をしたいのか?□

- たとえば「ITで日本の景気を再生させたい」
- 「ITで日本の景気を再生させたい。私は大学で歯を再生する技術を研究しています。成果次第では入れ歯ゼロ、虫歯ゼロ社会を作る事も可能です。今、日本社会は景気低迷で入れ歯・虫歯だらけです。私はITを治療の道具として、日本の景気を再生させたいです。 -以下略-」

そのような思いがあると、「入社しただけで喜ぶ学生ではないな、その後もいい働きをしてくれるだろうな」と、面接官は感じると思います。

面接は社会的活動の入り口です。くぐるのは簡単。問題はその先。「その先」でいい働きをしてくれそうな人と感じる人を面接官は選ぶので、まずは自分がこの先3年、10年、30年とどのような人生を送りたいのかを考えてみよう。そうするとより深みが出るはずです。


改善後に対するコメント

□□総感□□

送ってくれた「あったらいいな」は、ストレートに共感できるし面白い。かなりいい!同じような事を求めている人は沢山いる。ニーズがあるところにビジネスあり。ITでビジネスをするIBMとしてはストライクど真ん中な答えで「おお、いいこと考えている学生だな」とチェック入りまくり。結果期待してます。本番、肩の力抜いて頑張ってください。

□□まとめ方改善案□□

内容はかなりいい。話の組み立てと、志望動機・自己PRの位置付け、まとめ方を考えましょう。Why ITの項目に二つの答え(プロセス作+・ITあったらいいな)を挙げていますが、これは一つでいいです。

Q: なぜITなの?
A: 大学での研究で面白いと感じた「プロセス作り」を仕事として活用したい。

だと、「なぜITなの?」に答えられていない。これは自己PRにとっておこう。とりあえず「志望動機+自己PR」という二つの枠に分けてみましょう。

[志望動機]
1. Why IT
 ITでたくさんの「あったらいいな」を実現したい。たとえば・・・
 大学で文献探しに困った → そこで、ネットワーク上にバーチャルな大学を設立。

2. Why IBM
 スイミー。チームワーク、手を挙げる風潮、人材を育てる風土。等々。

[自己PR]
1.大学でやったこと
 大学での研究で大切な「プロセス作り」を研究の中に見出し楽しんできた。研究においてはコスト、日数、手間、得られるデータの質・量などを考慮し、実験系を組み立てる。闇雲に実験してもいい結果は得られない。

2.研究とIT仕事との関連性
 ITも研究も、フィールドは違っても考え方は同じ。ITの価値はデータにあると仮定すると、いかに入力されたデータから効率よく価値のある出力を得るか、というプロセスを考え実践する事が大切。実験と似ている。

□□面接ポイント□□

[その1.面接は対話である]
 面接は対話です。一方的にアピールするでもなく、尋問されるでもなく。学生と社会人が対話をする中で、「この人は欲しいな」「この人はいらないな」そして「この会社いやだな」「この会社いいな」とお互いが感じあう場面。なので、双方とも肩肘張らずに楽しく会話をできれば、OK。二人とも険悪だと、最悪。

[その2: 柔軟性を持とう]
 対話だから、どういうアングルから突っ込まれるかわかりません。「必ずこう話そう!」というのではなく、どんなアングルから突っ込まれても自分の言いたい事を言えるように。がんじがらめに固めて話さずに、突っ込み大歓迎、というぐらいに隙だらけに話してしまいましょう。

(実はOB訪問も同じで、「OBへの100の質問」をするよりも、お互い言いたい放題して、それに対する考えを互いに述べ合う方が意味のある結果を生む)

 相手が突っ込んでこない場合は、自分から言おう。

 やりやすい例:
 「大学では研究をやってました」
  「ふーん、で、なんでITなの?」
 「それはですね、かくかくしかじか」

 やりにくい例:
 「大学では研究をやってました」
  「ふーん」
 「(汗)とはいっても研究とITは似たところがありまして」
  「あ、そう」
 「それはですね、かくかくしかじか(汗)」

[その3: 結論から言おう、論理的に話そう]

 ITなので結論と論理性が大切です。前置きはいらない。話は論理的に、答えは常に結論を一言でまとめてから、その説明をする。

悪い例:
「なんでIBMなの?」
 「御社はソリューション提供においては実績があり・・・(略5分)、で、私は大学時代に・・・(略3分)・・・」
「Zzzzz・・・すやすや」
 「・・・で、ITが進化したのがここ5年・・・(略3分)なので、あったらいいなを実現したいのです。」
「Zzzzz はっ あ、そう。なんの話だっけ?」
 「なんでIBMなのか、です」
「お帰りください △」

いい例:
「なんでIBMなの?」
 「あったらいいなを実現したいのです、ITというツールで(倒置法)」
「たとえば?」
 「例1.バーチャル大学ネットワーク。内容はかくかくしかじか。」
「いいね。なんで思いついたの?」
 「大学で不便を感じたからです。かくかくしかじか。」
「なるほど。大学勉強とIT仕事の関連性は?」
 「プロセス作りの重要性です。たとえばかくかく。」
「そうか。わかった、パス ◎」

[その4: 話の順序は一応考えておこう]
 柔軟性を持ちつつも、一応一貫性のある話が出来るようにあらすじは考えよう。面接では最初に自分の大学の勉強をプレゼンテーションしてから話に 入る事を考えると、順序は自己PR→志望動機になる可能性あり。

「私は大学でこんな事をしていました (10分)実験系で大切なのはプロセス作りです。ありきたりな結果を出すのは簡単ですが、意味のある結果を出すにはよく練られた実験プロセスが大切です。データが価値を生み出すITも同じではないでしょうか。」
 「ほう、そのとおり。で、なんでIT?」
「きっかけは父親で興味を持ったのですが、その後色々調べて分かりました。たくさんのあったらいいなを実現したいし、出来るのです、ITを使って。」
 「たとえば?」
「大学を例に挙げます。(後略)」

 という感じでシミュレーションしておきましょう。


健闘を祈る

2004/3/15


後頭部に風穴

最近ろくな夢を見ない。

アイロンをかける自分。会社に着ていくYシャツをしきりにアイロンかけしているのだけど、一向に皺が伸びない。しまいにはアイロンのスチーム穴から赤い錆が出てきて、シャツを一気に汚してしまう。もう駄目だ。仕事に間に合わない、諦めよう。

昨日はもっと酷かった。黒いスーツの追っ手から逃げていた。階段の下に追い詰められた。相手はポケットから取り出したリボルバーで撃ってきた。暫く逃げ回った。"Why don't you give up?"と言われ、観念した。もういいや。諦めた。そうしたら、奴は後頭部に銃を突きつけた。

抵抗すればよかった。でも、抵抗しなかった。どうせ抵抗しても無駄だよと、心の中の声が言っていた。抵抗しなければ許してくれるかも、と思ったのが間違いだった。奴は、次の瞬間に引き金を引いた。

痛みは感じない。ただ、後頭部にぽっかりと穴が空いた涼しさと、首から背中に流れる血の生暖かさがただ気持ち悪かった。そして3秒後、僕の視界は徐々に暗くなり、ごとりという音と共に僕の人生は終わった。

そこでやっと僕は気付いた、ああ、これは夢かと。そして目覚めた。なんとも気持ちの悪い目覚めだ。自分が死ぬなんて。殺されるなんて。でも、アイロンの夢、死ぬ夢、共通しているのは僕は何かに追われている事、そして、いつでも諦める事ができること。どこかで諦めたがっているということ。

そこで諦めたら、おしまい。後頭部にぽっかり穴があく。だから、僕は諦めない。

仕事の為に生きているわけじゃない。でも、生きているからには仕事も頑張るべきだと思う。

2004/3/11


大野期間

この時期になってアカデミー総なめしないで下さい。

前から予定してたんですよ、今日この日にLord of the Rings 3:王の帰還を見に行こうって。2月初旬公開だったし、この頃になったらどこも人がまばらになるでしょうってね。そうしたらなんですか、今になってアカデミー11賞受賞って。タイミング悪すぎです。

おかげで六本木ヒルズのバージンシネマに8人で行ったものの満員、満員、満員。当初の予定では真ん中の一番いい席に座って、ポップコーンみんなで回して食って、あまりにも空いているから横になって寝てみたり・・・。いや、甘い。甘すぎです。

8枚中の4枚は1月に前売り券を買っていたため、当日3時間前に行って空いている席を取るしかなく、前から4列目の一番右。首は常に左前方45度上45度で、映像はかなり歪み気味。残り4枚は前日にネット予約したものの、左かなり後方で首は右前方20度。だいぶ見やすいです。

と愚痴を言いつつも、映画としてはさすが11部門受賞するだけあり見ごたえ抜群。3時間半は長いけれども、最近の映画で3部作で最後までだれずに面白さをキープした映画はあまりなかったのでは。マトリックスとかね、酷いもんだからね。

どんなに見ごたえのある戦闘シーンでも、長くなるといいかげん疲れてくる。監督のピーター・ジャクソンはそこらへんのバランス感覚が優れているらしく、一つの戦闘の間にシーンを換えて、静かな場面と戦闘の場面がサンドイッチを織り成すように編集している。だから、飽きない。

映画監督ってのはどうしても独り善がりになりがちらしいが、観る側の立場になって作品を撮るってのはさすがアカデミー総なめにするだけあります。

お客様第一志向ってのはなんでも同じなんですね。お勧めです、LOTR3。

2004/3/7


OB訪問

「想いが足りないよ、馬鹿!」なんて過激な事は言ってません。

終業時間後に学生からOB訪問を受けました。もうすぐIBMの就職活動期間なのに、本人の言う事にピンとこなくって、後輩と二人で色々とコメントしまくり。結果をメールで報告してもらいました。

「想いが足りないよ、馬鹿!」

××が今日受け取ったメッセージです。
○○さん、ジョージさん今日はありがとうございました。
感じた事など今日のまとめ。

■印象は・・・

・○○さん
学生時代からIBMに触れていた。
技術好きで、それが出来るのがIBM。
技術者の雰囲気を持っている方。
好きなことを持っていてまぶしい。

・ジョージさん
生き生きしている。
そして、話が魅力的。何でそんなに、しゃべれるのか不思議。
ジョージさんにとって仕事って何ですか?

共通していること、どちらも想いを持ち入社された方ということだ。

■アドバイスを頂いた事
面接で、光る個性がないと駄目。「ひっかかる面白さ」が必要。
日常からITを考えてみよう。
それくらいなら出来るはずだよ?目指すなら。
激しく興味を持ったきっかけ(瞬間)は何かと考えよう。

■質問は・・・
あなたは、
SEで何がしたいの??人に聞いても答えは出ないよ。
SE、IBMに囚われてない?

そんな事はない。
そう言いたかったが、できなかった。
納得させる理由が弱い。
私は、消去法的に仕事を意識していた。
強みが活かせる仕事で、自分を伸ばせるフィールドがある会社。
適性で就職を考えていた。
「それって誰でも当てはまる。××だけの想いを言わないと駄目だ。」と指摘された。

次に、お前の人生語ってと言われ、語った。
なぜIT?なぜSEへ、明確な流れが出て来ない…

やりたいことは就職の段階で見つけることはできない。
30歳までにやりたいことが見つかればよい。そう考えていた。
でも、駄目だ。今想像でも、言えないことが30歳で見つかるとも限らない。

そう感じた。

ITを仕事にするということは、ITに対する想いが無いと、駄目。
SEで何がしたいか、いえないと駄目。

「駄目出し」を受け、凹まされた事が今日の収穫だ。

改めて、ありがとうございました!!!
まず、日々の生活の中で、ITの思考をしてみます。
それでは。

僕らが学生と会うことで、少しでもモチベーションが高く適性の合った学生が社会に入ると嬉しい。IBMに限らず、彼が理想とする会社にちゃんと就職できるといいなあ。

2004/3/4


ウェディング・コーディネーション

大学の親友、ショウジとフィアンセのアサコ。

今月末に行われる彼らの披露宴のために、ハイナンジーファン食堂で打ち合わせ。内容は当日掛ける音楽、演奏するピアノ曲、そして司会の内容。全て自分でやると、かなりマルチです。ピアノ弾き、司会、ピアノ、司会、みたいな。

彼らの雰囲気、お客様のムードに合せて話す内容やかける曲を決めるため、シンガポール料理を食べながら2時間ほどみっちり話し込みました。音楽や司会だけでそれだけの時間がかかるんだから、ウェディング・コーディネーションてのも大変ですね。

残り1ヶ月。彼らもラストスパートで友人に席次表を頼んだり、衣装のアクセサリー作りを頼んだり、業者と最終打ち合わせをしたりと大忙し。彼らの式を最高のものにするためにも、僕もこれから色々考えないとね。

2004/3/1


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