Diary-2004/7  Top
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日記をHTMLで打つのが大変なので、MovableTypeというWeb文書作成システムを使って更新することにしました。

今後の日記はこちらのアドレスでお読みください。

http://kamesan.net/blog/

2004/8/14


日本の歪んだペット事情

綱吉が生きていたら世の中も違ったのかもしれませんが、日本は動物保護が遅れています。

平成11年に動物愛護管理法が改正(*1)されるまでは、お隣さんが飼っているペットを虐待したり殺したりしても、原則3万円の罰金が上限、それじゃ命として安すぎるということで器物損壊罪を適用して30万の罰金が上限でした(*2)。
動物なのに器物損壊とはこれいかに。

(因みに人間に対する過失致死の上限は50万、これも安すぎでは?過失が多いこの世の中)

法改正により

 「愛護動物を みだりに殺傷した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」

と100万上限となったのですが、その後に起きた、「男が犬に熱湯をかけるなどの虐待」事件では前例がなかったためか3万円の罰金でした(*3 判例【大阪簡裁平成12年9月】)

その後、平成14年に発生した「こげんた事件」(*4)が司法当局を動かした。2ちゃんで野良猫虐殺をリアルタイムで演じた男の罪の重さ、それに対する当初の 「書類送検」というあまりにも軽い扱いに対する怒りが動物好きのネットユーザー間に沸き起こり、数万通の署名を受けて警察と司法当局は再度事件を調査、結果虐待者は起訴され、 14年10月に懲役6ヶ月執行猶予3年の求刑 (*5)。今でもこの事件で検察を動かした人たちは署名運動をし、愛護法の罰則をより厳しくしようと声をあげています。

一方で、動物を虐待死させた動物病院に纏わる話 (*6)や、悪質ブリーダー、劣悪環境に犬を何10頭も押し込めるようなペットショップ (*7) に対する行政の指導は行き届いていない。

ペットブームに便乗した金儲け業者が必要以上にブリーディングしたり、初めてのペットオーナー達にペットを飼うことについての義務を教育をしない結果、平成13年には50万匹の犬と猫が全国の自治体で処分されています。

「○×愛護センター」なる動物収容・処分施設は、安楽死という名の元、年間2万匹以上の犬や猫を二酸化炭素で窒息死させている。これが日本の動物愛護法の実態、行政の限界です。

一方、海の向こうの英国には1824年に発足したRSPCAというチャリティー団体があります(*9)。RSPCA-英国動物虐待防止協会-の予算は2001年度実績で年間140億、全て寄付でまかなっています。そして年末が近づくとテレビCMで

 「子供へのクリスマス・プレゼントにペットをあげるのは止めましょう」

と、英国の親たちに強くアピール。

 「あれ欲しい!買って!」
  「ボーナスまでまちなさ・・・ぃ」
 どうする〜アイフル?

などとやっている消費者金融、消費者金融がテレビのCMの大部分を占めている状況、それを知りつつも、しょーもない昼のワイドショーやドラマを見ている人達、全員が少しずつ日本の動物虐待に貢献しているのかもしれないですね。

 *1「動物の愛護及び管理に関する法律」改正の概要について
 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/amend_law/gaiyo.html

 *2 動物の法律・判例集/法令
     民法・刑法・その他諸法令〜関係条文抜粋〜
 http://www.kamisama-tasukete.com/archive/minpou.htm

 *3 動物虐待裁判事例
 http://homepage2.nifty.com/dragonsam/ryoko_039.htm

 *4 Dear こげんた
 http://kogenta.com/

 *5 「こげんた」事件判決
 動物の愛護及び管理に関する法律違反 H14.10.21 福岡地方裁判所
 http://www.kamisama-tasukete.com/archive/kogenta.htm

 *6 動物医療過誤裁判
 すみれちゃんのために出来ること
 http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Lucky/7629/

 *7 平成13年度に50万匹の命が絶たれた現実
 殺処分される犬猫の数を減らすには
 http://www.alive-net.net/companion-animal/gyousei/inuneko-syobun.html

 *8 千葉愛護センター
 スタッフリポート
 http://www.tolahouse.com/sos/report/

 *9 RSPCA紹介
 http://www.wan.ne.jp/hara-rep/001217/001217.html
 http://www.knots.or.jp/info/overseas/rspca/rspca.htm

2004/8/13


便利すぎるのも考えもの

"4万4千人の囚人にRFIDタグが付与される"
 
サイバーポリス記事 より (英語原文)

オハイオ州矯正厚生省(ODRH)は、41万5千ドルでAlanco Tchnologies社とRFID(無線ICタグ)を用いて4万4千人の囚人を追跡する試験事業の契約を結んだ。ODRHは、チリコシーにあるロス刑務所で試験的に実施する。囚人は、外そうとすると警報を送信する腕時計サイズの送信機を身に付ける。看守もベルトに送信機をつける。看守用の送信機では囚人が発する警報を受信でき、看守が殴り倒されたり送信機を強制的に外されそうに成った場合には自動的に警報を送信する。ミシガン州、カリフォルニア州及びイリノイ州の刑務所では、既に試験的に同技術を採用しており、Alanco社の最高経営責任者ロバート・R・カフマン氏によると、新たに3つの州で同技術が採用される見込みである。

新しい監視社会の前触れのような気がします。

これがエスカレートすると、
 ・刑務所の物理的な壁は撤去され、電子の壁になる
 ・囚人が電子の壁を超えようとすると、RFIDトラッキングにより発見
 ・違反者は自動的に機関銃掃射される
 ・一度犯罪を犯した人は体内にRFIDを埋め込まれる
 ・彼/彼女の行動は逐一監視される
 ・法侵入等の犯罪行為に手を染めていないか監視される
 ・ついでにRFIDには小型爆弾が入っており、外そうとすると爆発する

そのうち
 ・生まれた時からRFIDを埋め込むよう米国連邦政府が義務付け
 ・外そうとすると爆発

そして
 ・他人の敷地に許可なしに入っただけで逮捕
 ・正規の許可証を取らずに銃を発砲すると逮捕、もしくは銃が暴発
 ・Big Brother is Watching You

まさにジョージオーウェルの世界が来るかも。飛躍しすぎですか。

そういえば昔テレビで見たんだけど、ルトガーハウアーが出ている映画でそんなのがありました。この首の前についているのがRFIDで、刑務所から出ると爆発する、っていう。



Deadlock (米・1993)

物流の管理を自動化するために一役買っているRFIDが、今後は人間の社会行動監視を自動化するために使われるとなると考えもの。

2004/8/9


隠してもしょうがない

日本語には「臭いものには蓋」という素晴らしい言葉がある。

一体この言葉を考えた人は、どういう意味で言ったのだろうか。何かが腐り始めたことに気付いたら、蓋をして忘れておけ。そうすれば万事解決だ。むやみに取り出したり、日の下にさらすなと。

そんなことを繰り返しているうちに、一連のリコールはどうしようもないところまで行ってしまった。三菱自動車は今も必死にトップダウンで腐敗した部分を洗い出し切り分けているが、株価は80円を切り時すでに遅しという見方もある。そういえば最近三菱の車があまり道路を走っていないのは、オーナーまでもが恥ずかしく思っているからなのか。それとも、「三菱自動車は危険だ、故に、三菱の車を運転する人間も危険だ、いつか炎上するから近寄るな」と忌み嫌われているからなのか。

そのような風潮を生み出したのは日本のメディアだ。車が炎上するケースは年間1万件ほど発生するというが、三菱自動車の炎上はその一部に過ぎない。統計的に見ればトヨタもニッサンもホンダも三菱と同じぐらい炎上しているかもしれないが、メディアの取り上げ方はまるで三菱しか炎上していないかのような報道姿勢だ。

そんなメディアも、NHKの紅白不正支出事件をきっかけに、別の人間による3年前のカラ出張不正請求、また別の人間による11年前の上乗せ請求といったケースを「またNHK」というような言葉で煽り立てる。これは、臭いものの蓋を取った「告発報道」の類ではなく、一旦捨ててゴミ処理場に出したクズを拾ってくるゴミ拾い行為だ。他局、多メディアのゴミ拾いをやっている暇があれば、自分の職場で日ごろ行われている不正を調べて正したらどうか。「フジテレビ社員、1日の内6時間ネットでエロサイト閲覧」「プロデューサー、タレント事務所長と銀座で接待馴れ合い」探せばいくらでもあるだろう。

大手新聞社の中でも読売新聞などは一番読む気がしない。自分が持つ球団と所属するリーグの経営すらろくにしないで、経営救済を買って出るベンチャー社長を「知らない人」呼ばわりし、球団の屋台骨そのものである選手達を「選手ごとき」呼ばわりする老いぼれガキ大将、ナベツネ。普通、人間というのは歳を取り死期が近づくに連れて欲が薄くなり、自分の持っているものを他者に分け与える心の余裕も生まれるものだが、彼の場合はますます業突く張り度があがっているようだ。

そしてそんな彼がトップで居られるのも、下に居る人間、周りに居る人間がイエスマンだから。彼が言うことは全て正しい。彼に逆らうと自分の身が危ない。保身に走った人間は大胆な行動が取れなくなり、「こう見えても昔は冒険家だったんだよ」と言っていた人間が「上にペコペコ頭下げて、あいつはドブネズミ以下だな」と陰口を叩かれるようになる。

悪いものを、改善すべきものを堂々と指摘し、正しくないことは(極力)しない。(極力)とは、人間誰しもちょっとは正しくないことをしてしまう時があるから許そう。許してくれ。だけど、毎日正しくないことをしていると、正しくないことが当たり前になる。ほらそこ、タバコのポイステするな。電車の席ぐらい譲ってやれ。毎日の小さな不正を許す人間が沢山いる世の中。そのような人間が跋扈する組織は長くもたない。不正人間は速やかに排除すべき、健全な風潮を持つ組織を作るべきである。

そう言っている自分がドブネズミ扱いされないよう、大切なのは「人の振り見て我が振り直せ」という心なのだが。

2004/8/4


ドライブレコーダー

飛行機事故の解析に使われるフライトレコーダのように、自動車事故の事後解析に使える製品及びサービスがアメリカにはある。Drivecamというものだ。

カメラから状況を常に保存するが、記憶容量が20秒程度の映像を本体内に保管できる。事故等の衝撃を関知すると、衝撃の前後10秒ずつを保管して、何が事故を発生させたのか、というのを証拠として保険会社に提出できる。

日本にまだ入っていないのであれば、これは売れるのでは?但し、機械だけを売っても大した利益にはならないので、事件後のデータ収集や解析をやってチャージする必要がある。



居眠り運転すると・・・

今までの記録の中には、シートベルトをしていなかったドライバが居眠り運転をした時にどんな目に遭うか、そんな結果も保存されている。このシステムを日本中のトラック業者、タクシー業者に導入すれば、荒っぽい運転や交通違反が減り、結果として日本全体で事故が少なくなるのではないか。

荒っぽい運転をするタクシーに乗ると、早くこういうシステムを日本でも導入してくれないかなと強く感じる。

2004/8/3


日本に呆れる日々

たまに、日本人であることを恥じる。

北朝鮮拉致被害者は、転じてメディア報道被害者だ。

家族が帰ってくるまでの曽我氏を追いまわすカメラ。

インドネシアでの一部始終をレポートする阿呆記者。

飽きもせず見る民放の視聴者。

従兄弟や友達にわざわざインタビューする地方レポーター。

帰国した家族の「最初のショッピング」を記事にする新聞。

飽きもせず読むスポーツ新聞と週刊誌の読者。

次の拉致被害者とネタを探す番組のディレクター。

刺激的なテロップや音楽を付け足す構成作家やプロデューサー。

飽きもせず見る民放の視聴者。

いつになったら被害者は安息を得られるのだろうか?

日本国民が「実写版拉致被害ドラマ」に飽きた頃か?

一億総トゥルーマン・ショー依存症だ。



The Truman Show (Starring Jim Carrey)

日本版トゥルーマンとなった曽我氏にとってはいい迷惑だ。平穏な生活はいつになったら得られるのだろうか?それを邪魔するメディアの馬鹿共はどれだけの損害を彼らにもたらしているか判っているのか?

そして、そのような人間として最低なことをする番組に金を出しているスポンサー企業は、自分達が出した金で日本国民をさらに馬鹿にしていることに気付いているのだろうか?気付いているだろう。最近放映しているCMの2割がサラ金だ。「消費者金融」などという生易しい名前でごまかしているが、サラ金だ。いざとなればヤクザが追い込みをかけて「臓器を売れ」と言ってくるような会社ばかりだ。そんなサラ金から年利30%で金を借りる人間は馬鹿だと判っているから、より馬鹿な人間を作るためにろくでもない番組のスポンサーになっているのだ。

いいアイデアがある。そんなにトゥルーマン・ショー番組にお金を出したいろくでなしスポンサーは、番組の中でトゥルーマンを装ってもらえばどうだ?「曽我さーん、最近家族はどうですか?」「あ、はい、おかげ様で元気です、この間も[東京三菱キャッシュワン/プロミス/アイフル]でキャッシングしたのでお金は潤沢にあります。ご利用は計画的に」とインタビューで話してもらえば、日本中の視聴者は「そっかー、消費者金融は信頼できるな、じゃ、私もキャッシングしようかしら」と思うに違いない。その分、曽我一家にはちゃんとCM料を1億円払いなさい。そのぐらいメディアが及ぼす日常生活の邪魔は迷惑に思われているだろうから。

なんて、自分がここで叫んだところで、日本は変わらない。

一億総トゥルーマン・ショー依存症だ。誰がその悪循環を断ち切るのだ?誰が?

NHKのお笑い番組と同じだ。変えられるのは、テレビの前のあなただ。

2004/8/2


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